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430.大福山

2008年12月28日(日)、歩程3時間15分、単独   前回(11月26日)登り損ねた大福山に登るべく9:45出発。Dsc04345 国道16号線、同297号線、県道81号線を走り、12:25梅ヶ瀬渓谷入口の駐車場に着く。紅葉まつりも終わり、広い駐車場に先着している車は1台のみ、もはや駐車料金もかからない。登山靴に履き替え早速梅ヶ瀬渓谷に分け入る。頭上を見上げれば、断崖から湧き出る滴が凍りつき、早くも30~50㎝の氷柱が出来ている。厳冬期には2メートルもの長さになるという梅ヶ瀬渓谷の名物である。道端にはフユイチゴの深紅の実や、ヒメヤブランのルリ色の実が光り、紅葉の時期を過ぎた今でも観察するものには事欠かない。 13:17大福山分岐を右に見送り、Dsc04315 先ず日高邸跡に向う。13:27日高邸跡、今日は誰もいない。屋敷跡に立つ3本のモミジ(イロハカエデ?)の大木もすっかり葉を落としている。ここまで4人のハイカーとすれ違っただけで紅葉シーズンの賑わいが嘘のようである。ベンチに腰を下ろしお握りを食べる。大福山分岐に戻り、山頂まで1.2㎞の尾根道に入る。丸木橋で谷を渡ると、すさまじいまでに倒竹散乱する荒れた竹林が現れる。竹の子を取るために人工的に植えられたものか、大福山の山域にはあちらこちらに竹林が広がる。 山腹を巻く様に登っていくとDsc04338やがて稜線に出る。冬とは思えぬほど緑が濃いのは、常緑広葉樹に覆われているせいである。森林の階層構造も良く発達しており、高木層にはアカガシ、スダジイ、タブノキなど、亜高木層にはウラジロガシ、モチノキ、ヤブツバキなど、低木層にはアオキ、アセビ、カクレミノ、ヒサカキなど、小低木・草本層にはツルアリドオシ、テイカカズラ、ベニシダ、ヤブコウジなど、コケ層にはアカイチイゴケなどが認められる。低山ながら尾根が複雑に入り組んでおり、谷も深く、転落危険箇所は随所に潜む。14:15山頂近くを通る女倉林道(車道)に飛び出すと、Dsc04331そこに東屋と日高誠実顕彰碑が建つ。東屋からは梅ヶ瀬の谷と房総の山々を眺めることが出来る。但し、特長のない低い山が重畳するだけで、さほど感激する眺めではない。林道を左に150mほど進み、スロープと石段を登って大福山の山頂(290m)に着く。時刻は14:30、市原市の最高地点である。山頂には日本武尊を祀る白鳥神社が鎮座する。石段途中の古い玉垣には宝暦九己卯歳(1759)の年号が刻まれ、社殿前の常夜塔には天保十一庚子年(1840)の年号が刻まれている。由緒ある古社であり、今でも地域の人々の崇敬を集め、大切に護られている様子が窺える。階段を登りきったところにある狛犬の台座に刻まれた銘文から、親子四代に亘って吉川氏が氏子総代を務め、平成三年十一月に石段を改修したことが判る。社殿やご神木のスギの巨樹には真新しい注連縄が張り渡され、境内は清清しく掃き清められている。お正月の初詣の人々を迎える準備であろう。帰りは女倉林道を下る。途中、大福山展望台にも登ってみたが景色はやはりぱっとしない。千葉県立君津青葉高等学校の梅ヶ瀬演習林があり、その先で1匹の野生のサルに出あう。林道沿いの山中には、何を生業に暮らしているものやら民家が点在する。仙境の暮らしのようで羨ましくもある。15:40車に戻る。帰りも往路と全く同じ道を走り、18:20無事帰宅。

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コメント

追伸ですいません。
大福山も下の娘と、これも毎年、紅葉の時期にのぼっており、ついついご報告したくなりました。
また、豪州や中国でも山に行かれてるようで、私は海外に行ったら、観光地巡りで終わってしまい羨ましい限りです。
私も定年になったら、妻とNZ南島のミルフォードトレックに参加するのが夢としてはあるんですが・・・・・どうなることやらです。

投稿: 柏の住人 | 2009年7月19日 (日) 01:43

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