584. 桧原湖畔探勝路・中瀬沼探勝路(北塩原村)

2016年8月29日(月)、歩程3時間、同行妻   9:20ホテルのフロントに部屋の鍵を預けて出発、徒歩で檜原湖畔探勝路へ向かう。ホテルの1階にBANDAI マイスターガイドデスクがあり、頼めばガイド付きP8290159で散策することもできるが、昨日の五色沼でも2,500円/人かかる。ちなみに磐梯山登山や雄国沼などは7,000円/人。キツリフネ、ノコンギクなどを見ながら車道歩き、9:40長峯舟付バス停に着く。その先で左折、「東北自然歩道・新奥の細道」と何やら意味不明の名前を付けられた桧原湖畔探勝路に入る。探勝路は簡易舗装の単線車道が暫く続き、アップダウンはあるものの昨日の五色沼探勝路よりずっと歩き易い。道沿いにはホテルやキャンプ場が点在し、風情あるバンガロー群が建ち並ぶ。台風10号の影響か、標高900mの高原湖畔道にしては蒸し暑く、やぶ蚊が元気、数も多い。きのこの写真を撮るべく屈む毎にズボンを通して脚を刺される。またカメラを構えて静P8290187止した隙に手指を10か所近く刺される。多分大雨で散歩もできまいと虫よけスプレーを持ってこなかったのは大失敗、裏磐梯のやぶ蚊に大分献血してしまう。ベニタケ属(ニシキタケ?)、チチアワタケ、ツルタケ、モチゲチチタケ(仮称)、ベニタケ属、ムジナイッポンシメジ(仮称)、クサカレハタケ、コウジタケ、オキナクサハツ、オオホウライタケ、ヒカゲウラベニタケなどきのこも続々現れる。10:07ホテル&バンガロー。イグチ属、コショウイグチ、クサカレハタケ、湖畔の樹木はアカマツ、ダケカンバ、カエデ類など。シラタマタケ、カヤタケ、コオトメノカサ?を見ると、10:35いかり潟キャンプ場に出る。夏休みも終盤でキャンプ場はどこも閑散としている。10:40このコースの売り物、裏磐梯唯一という吊り橋を渡る。その先の土手で典型的なキンチャヤマイグチを発見、やれ嬉しい。コテングタケモドキ、カワラタケ、モリノカレバタケ、ニオイコベニタケ、クジラタケも見る。11:20オートキャンプ場のレイクランドヒバラに出て一服、そこから道は幅広の林道となり湖畔を離れP8290129る。11:30中瀬沼探勝路入口の案内を見て右折、そこにも「熊注意 北塩原村」の看板が。レンゲ沼に寄り道しようと左折して木道を暫く歩いたが果たせず引き返す。11:55中瀬沼展望台。肝心要の磐梯山は雲隠れ、右側の猫魔ヶ岳のみ辛うじて見える。風が出てきて雨も落ちてくる。12:15中瀬沼探勝路入口駐車場に出てカンカン照りの車道を歩き、12:25国民休暇村本館に到着。トイレを借用してからロビーの椅子に座りアイスクリームを食べながら13:37のバスを待つ。レトロなボンネットタイプの森のクマさんバスに乗り、ホテル前の裏磐梯高原駅に直帰、14:00ホテルの部屋に入る。

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583. 五色沼自然探勝路(北塩原村)

P82800432016年8月28日(日)、歩程2時間、同行妻   久しぶりのバス旅行で裏磐梯レークリゾートにチェックイン、15:00 N504号室に入る。お茶を一服飲んでから五色沼自然探勝路の散策に出る。ホテルの道向かいに建つ裏磐梯物産館の駐車場奥から探勝路に入り、15:18柳沼。探勝路入口に「熊注意 北塩原村」の看板が立つ。路傍に生えているきのこを探しては写真を撮り、次々現れる湖沼も見物せねばならず、他の観光客の2倍は忙しい。コウジタケ、ムジナイッポンシメジ(城川仮称)、コショウイグチ?、コオトメノカサ?、ザイモクタケ?、イロガワリ、シロヌメリイグチなどがP8280049陸続として現れる。15:38青沼(写真上)。湖面は名前通りに碧いけれど、九寨溝や北海道のオンネトー、白神山地・十二湖の青池などを見ているので左程の感激はない。15:44ルリ沼(写真中)。15:55弁天沼。探勝路はアカマツ交じりの落葉広葉樹の森の中、アップダウンは殆どないが、岩礫がゴロゴロしているのでウオーキングシューズよりも軽登山靴がベター。オオホウライタケ?、コショウイグチ?、イタチタケ、チチアワタケ、モリノカレバタケ属、アカジコウ?、カヤタケ、クロハツ?、ハンノキイグチ。山きのこは公園きのことは勝手が違い、すっきり同定できる種は少ない。16:23深泥沼。16:25赤P8280098沼(写真下)。ロウタケを見つけると16:40毘沙門沼展望所。五色沼最大の湖にボートが浮かぶ。その先で美味しそうなハツタケを見つけたが、此処は福島、ベクレルが高いかもしれず採取は自粛する。大根おろしの匂いがするクサカレハタケ、チャヒラタケ、ウラベニガサ、ホコリタケなども見て、17:05裏磐梯ビジターセンター着。傍らの五色沼入り口バス停から17:26の路線バスに乗ってホテル玄関前で下車、17:35部屋に戻る。

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553. 関山(白河市)

2015年5月27日(水)、歩程1時間、単独   仙台へ一般道を使って帰る途中、白河市にある奥の細道みちのく路三十Dsc00038三霊場第三十三番、成就山光明院満願寺(通称、関山満願寺)に参詣。カーナビ目的地に満願寺を設定しても関山(せきさん)の周囲をぐるぐる回るばかり、観音堂が建つ山頂近くまで車で上れる参道が通じている筈であるが見つからない。14:30諦めて内松コース登山口(標高390m)の駐車スペースにハスラーを駐める。入り口に置いてある杖の1本を借用し、鬱蒼たる杉林の中をじぐざぐに登る。登山口に7体の石仏が並び、途中にも古い石仏が祀られているので、表郷村側の古くからの参拝道であろう。白河の関を越えた芭蕉と曽良もこの道かDsc00027硯石コース(丁目石がある様なのでそちらかも)を辿った筈、表参道との合流点に「新奥の細道」の道標が立つ。『曽良日記』の元禄二年(1689)四月廿一日(陽暦6月8日)の項には、「関山ヘ参詣。行基菩薩ノ開基、聖武天皇ノ御願寺、正観音ノ由。成就山満願寺ト云。旗ノ宿ヨリ峰迄一里半、麓ヨリ峰迄十八丁。山門有。本堂有。奥ニ弘法大師・行基菩薩堂有。山門ト本堂ノ間、別当ノ寺有。真言宗也。本堂参詣ノ比、少雨降ル。暫時止」と記されている。15:00山頂(標高619m)の平に建つ観音堂到着、般若心経を唱えてお参りする。山頂には他に、松平定信公歌碑、五重石塔、山名方位盤などあるが三角点は見当たらない。那須連山のDsc00032好展望台であるが、今日の遠景は霞んでおり白河市街が見える程度。観音堂前に宝冠大日如来像、聖観世音菩薩像、不動明王像の三体の石仏が並び、成田山の石碑も立つが新勝寺と何か関係があるのであろうか(→後日調べたところ、関山満願寺は、白河市字天神町43番地にある白河成田山圓養寺と関係が深いらしく、圓養寺は新勝寺の公式の末寺になってはいないが、明治三年(1870)、新勝寺から御分霊を勧請した由)。国指定重要文化財の梵鐘は、寛文四年(1664)、白河藩主本多忠平が寄進したもの、ひとつ撞いてから引き揚げる。15:30車に戻る。

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480. 蓬田岳

2011年11月3日(木)、歩程2時間20分、単独   9:10自宅を出発。3月の震災津波で全壊した多賀城市にあるアパートの解体撤去工事が漸く始まることになり、その打ち合わせと、同じく半壊したDsc01970 仙台の居宅マンションの修繕委員会に出席するために今年六度目の帰仙。いつものように柏ICから常磐道に乗る。行きがけの駄賃にと軽く山登りすることとし、磐越道を小野ICで降りる。接続するあぶくま高原道路を走り平田ICで出て道の駅ひらたで小休止、12:50蓬田岳登山口があるジュピアランドひらたの大駐車場(標高580m)に到着。登山口に当たる鳥居の傍らに「山頂まで2㎞」の道標が立つ。鳥居は蓬田新田社総代の星清寿氏、国井武男氏、阿部正治氏、瀬谷一男氏、瀬谷進氏(前区長)が奉納したものである。登山道の両側は樹齢100~200年のアカマツ並木であるが、松喰い虫の被害に遭ったのか皆伐されており、今は切株だけが連なる。 13:10二の鳥居(645m)Dsc01988、山頂まで1,200mの標識がある。少し先の笹原の中で群生するシロノハイイロシメジを見つける。可食菌でニラ臭というか独特の臭気を持つ。辺りは紅葉が美しい雑木林であるが、登山道の両側にスギが植えられており、参道の面影が色濃く残っている。小さな子供連れの家族と思われるグループが次々と下山してくる。山好きは放射能汚染など余り気にしないのであろうか。更に2箇所のシロノハイイロシメジの群落があり、スギエダタケもぽつぽつ出ている。急坂が連続し結構しんどい。13:50登りきって三叉路(885m)に出る。真っ直ぐ下ると下蓬田、山頂は右へ400mとある。傾斜が緩みコナラの落葉が厚く積もった道をカサコソ辿る。ブナの木は意外に少なDsc02009くムキタケは見当たらない。14:00山頂まで100m地点(920m)、沢又登山口から登って くる道が左から合流する。山頂付近の紅葉はとっくに終わっており葉は殆ど散っている。14:05山頂の一角に建つ菅布禰(菅船)神社の前に出る。千木を備えた屋根を持つ立派な神殿であり、後ろの大岩に一対の新しい宝剣が奉納してある。平成八年十月吉日に駒木根秀和氏、鈴木五郎氏、駒木根六郎氏、駒木根八郎氏、和泉金喜氏、駒木根大吉氏、根本信一氏、茅根広明氏、三木松和夫氏が奉納したものである。菅船神社の謂れは古く、日本武尊の東征にまで遡るらしいが、今でも里人の信仰が篤いことが窺えDsc01995 る。神社の先にNHKのテレビ中継放送所(電波塔)が建ち、その先に一等三角点(952m)が置かれている。傍らの大岩の上に登り阿武隈の山々を眺める。条件が良ければ飯豊連峰も太平洋も見えるとのことであるが、今日の遠望は霞んでいる。電波塔の所からジュピアランドひらたに下る探検コースは工事中で通行止め、また、北の糠塚登山口へ田母神コースが下りてゆく。お握りを食べ一服してから往路を下山、15:10車に戻る。再び平田ICからあぶくま道に入り、小野ICから磐越道に乗る。阿武隈高原SAと安達太良SAで休憩し、18:10仙台のマンションに無事到着。

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457.大白森山・小白森山

2010年6月6日(日)、歩程5時間、単独   4:45起床、5:45出発、下郷町の代表地点をカーナビの目的地にセット。柏ICから常磐道に入り友部JCでDsc03095北関東道に乗り移る。更に都賀JCで東北道に乗り替わり大谷PAで休憩、白河ICで高速を下りてR289を下郷町方面へ進む。 甲子トンネルを抜けて間もなく右折し甲子林道に入る。1kmほどでゲートに突き当たると、傍らに福島県南会津建設事務所の「甲子峠通行不能」の看板が立ち、ゲートには「通行止」の標識が掲げてある。ここから登山口の峠まではまだ遠く、歩くのは大変だと思ったら、車が通過できる位ゲートの右脇が開いている。ゲートを抜けると略舗装されているものの落石痕多く、狭い道の両側から被さる木の枝が車にびしびし当る。9:45峠の手前の路肩にあるスペースDsc03019に駐車、靴を履き替える。 9:55スタート、10:10甲子峠(1,400m)に上がる。峠から先の甲子林道は西郷村の許可がない一般車は通行禁止、もっともマウンドがあって四駆でもなければ先へは進めない。峠に広場はなく、既に路肩に5台の先着車が駐めてある。下に車を置いてきたのは大正解。峠から南に甲子山への登山道が延び、目指す大白森山は北へ0.8㎞。早速尾根道に入ると、ウグイスが囀りシロヤシオやムラサキヤシオが咲く。林床にはマイヅルソウが群落を作り、オオカメノキの白花、ブナの若葉が目にしみる。コシアブラの木もあるが若芽はまだ小さい。振り返ると旭岳(赤崩山)の鋭鋒が天に聳えるが、Dsc03028北の肩に建つ工作物はレーダー反射板か、 無粋なことをする。標高が1,500mを越えると沢床(トク沢源流部)を急登するようになりロープ場も現れる。比高差100mをようやく登りきると稜線に出て山頂は右(東)へちょいの間、10:47大白森山(1,656m)に着く。山名標柱と「主三角点」と刻まれた標石がある(主三角点・次三角点・補点銘の標石は、明治14年(1881)発足の農商務省山林局が、国有林の森林測量の為に設置したもの)。小広い山頂の見晴らしは抜群、今日は大気もクリアなので素晴らしい眺望が楽しめる。追いついてきた白河市の男性と挨拶を交わし、二人で暫し山座同定に興じる。北にはこれから向かう小白Dsc03070森山と二岐山が連なり、二山の間に大戸岳、二岐山の左に小野岳が見える。小白森山の右奥、猪苗代湖の湖面の向こうに磐梯山が、 その右手遥かに吾妻連峰と安達太良山も望める。東面には眼下に羽鳥湖が光り、布引高原の別荘地が広がる。南に目を転ずれば旭岳が眼前に迫り、その先に三本槍岳と赤面山のどっしりした山体が居並ぶ。旭岳の右奥には裏那須の流石山・大倉山・三倉山の稜線が青く延びる。その右手、西方遥かに連なる雪嶺は飯豊連峰と朝日連峰らしく、まさしく360度の大観は誠に素晴らしい。山頂から東へ下る踏み跡は鎌房山(1,510m)へ続くと思われるが、藪が被り通過は困難そう。また、山頂一帯のアズマシャクナゲは今が花の盛りであるが、Dsc03065 蕾か咲き始めの頃に遅霜に襲われたようでやや萎れている。11:05小白森山へ向かう。緩く下って行くと窪地には未だ雪が残り、ショウジョウバカマやツバメオモトが咲いている。コブシも咲き始めたばかり、春は浅い。11:22無名ピーク(1,540m)、何の標識もないが二杯山という処か。その先で二岐温泉から大白森山をピストンすると云う6人グループとすれ違う。11:50一杯山(1,500m)に出る。標柱と標石があり、大白森山が大きく眺められる。小白森山も目の前、随分上まで林道が登っている。鞍部まで60mほど降下してから登り返す。12:20小白森山山頂(1,563m)に着く。「次三角点」標石が置かれたDsc03053小広場は大白森山と那須連山の眺めが良い。その先にも山名標柱と三等三角点が置かれた小広場があるが、そこはナナカマドやアスナロなどの低木に囲まれ眺望はいまいち。山頂には二岐温泉から登って来た20余名の飯坂の団体がおり大賑わい。12:40下山開始、往路を戻る。帰りは山菜採りに興じる。摘み頃のコシアブラやユキザサは見つけたが、ネマガリタケは時期尚早なのか3本しか見つからない。上を向いたり下を向いたり、前後左右に気配りしたりとなかなか忙しい。13:20一杯山、14:20再びの大白森山。15:00甲子峠に着くともう車は1台。15:15駐車地に戻る。国道出合まで甲子林道(約6km)を慎重に走り、R289沿いにあるJAしらかわ農産物直売所に立ち寄り、ミズ(ウワバミソウ)とフキを購入する。白河ICから東北道に乗り、途中黒磯PAで休憩、柏屋の薄皮饅頭を買う。何度も渋滞に巻き込まれて、とうとう加須ICで高速を降りる。R4、R16を使い21:00帰宅、本日の走行距離約500㎞。

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454.背戸峨廊(せとがろう)

2010年3月20日(土)、歩程3時間15分、単独   二ツ箭山から下山し背戸峨廊へ転進、磐越東線江田駅の先で県道41号線を右折、 Dsc0227213:25背戸峨廊入口駐車場(海抜210m)に車を駐める。20~30台分のスペースと立派なトイレがある。早速入渓、右岸遊歩道を遡る。まだシーズンオフなので、早春の光きらめく渓谷に人の姿はなく、渓川のせせらぎと小鳥の囀りが聞えるのみ、静かである。13:40屏風岩(185m)、両岸が狭まり緑の壁がそそり立つ。遊歩道はそこで一旦渓谷を離れて高巻く。13:45廻り淵、13:53トッカケの滝。この地方の方言では、最初の場所・初めての事をトッカケというらしい。背戸峨廊の代表的な滝であり、渓谷一の落差を誇る大滝は実に見ごたえがある。右岸に取り付けられた三連のアルミ梯子で滝上へ上がる。 そこにはトッカケの滝の滝壺を見下ろすようにモミの老大木が聳え、「鷹の見降し」と名付けられている。トッカケの滝の直ぐ上には三連滝があり、三連瀧不動尊と刻まれた石碑が祀られている。奉納されたのは昭和二年(1927)、この渓谷を背戸峨廊と名付けたのは、いわき市出身の詩人草野心平(1903-1988)で、昭和21年のことと云うが、そのずっと以前から地元では知られた景勝地であったのだろう。Dsc02283 三連滝の最大の滝壺が釜ん淵、昔の農家で使っていた鉄の大釜のように深く丸い形状から命名されたとのこと、又、東北東に2㎞離れた内倉湿原と洞窟で結ばれており、龍が往復していたという竜神伝説もあるらしい。覗き込むと、水は黒々として底が知れないほど深い。そこから先は梯子、鎖が随所にかかり、並みの登山道より余程厳しい。これで遊歩道?、信じられない。14:15丸木橋で左岸に渡る。水際のへつりが多く雨で増水でもしたらとても歩けない。14:23不動滝(別名三段すだれ)(265m)、右岸から流入する沢の上部に懸かる。Dsc02295昔、木流しをした人達がこの滝に不動尊を祭り無事息 災を祈ったとの由、三段すだれと命名したのは草野心平である。背戸峨廊随一の女性的な滝とのこと。14:35アルミ橋で再び右岸へ。14:43片鞍滝、乗馬用の鞍を側面から見た形によく似ていることから命名されたとの事、そこから長い鉄梯子を登り滝上に出る。崖の水際の苔の中に埋もれるように珍しい小花が咲く(後日調べるとユキノシタ科ネコノメソウ属のニッコウネコノメ)。14:55竜門滝(別名曲り龍)(海抜305m)、傾斜角40度、落差4~50mの曲りくねった早瀬が轟々と飛沫を上げて滝壺に流れ落ちる。Dsc02212その先に待ち構える五連梯子と二連鎖の難所を漸くクリアすると、15:15黒鍋の淵の上部(370m)に出る。いやはやきつい。黒鍋の淵を直接覗き込むことは出来ないが、  その断崖のはるか下に黒鉄の鍋を思わせる淵があるとのこと、頑張りすぎたせいか頭痛がしてくる。「竜の寝床へ85m」と書かれた旧い道標が横たわる。15:26竜の寝床(365m)。滝壷が黒々と淀みその深さ計り知れず、今にも龍が出てくるのではないかと思われる程の凄みがあり、龍が寝床にしても不思議ではないという思いから命名されたらしい。滝壷の上のスラブを鎖に縋って必死に渡る。事故多発地Dsc02303帯要注意の看板あり、転落死亡事故も恐らくここで発生したのであろう。15:30心字の滝、15:33鹿の子滝(375m)。露出している花崗岩に水が白くさらさらと流れ、水面に覆い被さった木々の木陰を映し、鹿の子模様が描かれているように見られることから命名されたとのこと、背戸峨廊中最も優美な滝である。右岸の長い梯子で鹿の子滝を越える。標高が低いに関わらず、ブナやミズナラの巨木が見られる。15:36見返りの滝(395m)、それにしても見事な滝のオンパレード、笛吹川上流の西沢渓谷にも匹敵するのでは。15:43漸く遊歩道最奥の三連滝(410m)に到達する。入口からの標高差は200m、三連滝には見えないが、その奥に小さな滝が二つ連なり三連となっているとの由、背戸峨廊の最後の滝で未練が残るので、「みれん滝」と読むそうな・・、そう読ませたいために無理に三連滝にしているのではとつい勘繰りたくなる。とうとう誰にも会わず。帰りは尾根コースに道をとる。急坂を登って尾根上(470m)に出ると、早廻りコース(40分)とゆっくりコース(60分)の分岐に出る。無論左の早廻りコースに入る。背戸峨廊右岸の高処に付けられた尾根道でほぼ平坦、午前中に登った二ツ箭山を眺めながらどしどし歩く。16:45駐車場に戻る。カーナビの「自宅へ戻る」ボタンを押すと194㎞・3時間、帰りもいわき中央ICから常磐道を走る。20:50無事帰宅。(写真は上から、屏風岩、三連瀧不動尊、片鞍滝、ニッコウネコノメ、鹿の子滝の順)

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453.二ツ箭山(ふたつややま)

2010年3月20日(土)、歩程4時間、単独    5:00起床、コーヒーを飲むうち家人も起きてきてお握りを作ってくれる。6:00出発、登山口に近い磐越東線小川郷駅をカーナビの目的地にセットすると185㎞・2時間40分。 柏ICといわき中央IC間は常磐道を走る。3連休初日の1,000円高速とあって走行車輌はかなり多い。Dsc02263関本PAで一度休憩し8:30にいわき中央ICを出る。8:55根本集落にある二ツ箭山入口駐車場着(海抜220m)、立派なトイレを完備した広い駐車場である。後背に月山、二ツ箭山、女岩(女体山)、男岩(男体山)の山並が連なる。登山者の車が陸続とやってくる。殆どがいわきナンバーで地元の人である。白梅の花の匂いが漂う長閑な山里は、詩人草野心平の出身地であり、車で5分の所に生家がある。集落を抜け林道を進むとスギやヒノキの植林地に入る。緩く登っていくと道は二分し、左二ツ箭山、右月山・二ツ箭山を示す道標が建つ。右の月山新道に入る。山体上部は雑木交じりのアカマツ林、松喰い虫にやられた倒木も多い。Dsc02127今日は風が無く暖かい。暖か過ぎて標高差200m余の急登に汗だく、一旦弛むと山名の由来となった二つの岩峰、女岩と男岩が左手に見えてくる。そこから又急坂、直登状の登山道はきつい。再びの弛み、少し息をつく。そこから岩のゴロゴロする禅定道のような所を登っていく。 北面には少し雪が残る。西南方向に小玉ダムの堤体が見え、その後に水石山がどっしりと大きい。桐ヶ丘から大山祗神社経由で登ってくる登山道が右から合流すると 間もなくの10:15、月山頂上(659m)に着く。大岩の上に月山神社の小石祠が祀ってある。山頂から指呼の間に女体山、男体山が見渡せ、どちらの岩峰Dsc02136にも人が登っているのが認められる。月山を後にして前進すると男体山・女体山と二ツ箭山山頂の分岐に出る。山頂は右に篠笹の中をひと登り、10:35着。立木に山名板が括り付けてあり、旧三角点と四等三角点が並んでいる。アセビなどの木立に囲まれ見晴らしは良ろしくない。山頂からは、更に猫鳴山(4.5㎞)と屹兎屋山(7.5㎞)  への縦走路が延びている。分岐に引き返し、足尾山の岩場を鎖を伝って下り、女体山の岩場を鎖 に縋って登り返す。11:00女体山頂(680m)に出る。頂には小名浜山岳会が創立50周年記念として設置したステンレス製の立派な山名方位盤がある。空気が澄んDsc02248でいれば磐梯山や那須連山、太平洋の大観も思いのままらしいが、今日は春霞がかかり近場の山を眺めるのが精一杯、南の閼伽井岳、水石山、北西の矢大臣山、大滝根山、北の猫鳴山、屹兎屋山などを方位盤で確かめる。女体山から長い鎖場を男体山との鞍部に下り、男体山の右手から後に回って30mの鎖場に取り付く。まずリュックとステッキを岩根にデポして身軽になる。ほぼ垂直の岩場であるが、手がかり足がかりはあり、しっかりしたロープと鎖が下がっている。群馬県は八風平の高岩・雄岳の鎖場よりも登り易いかも。11:30男体山頂(665m)、 屋根の無いDsc02249石祠が一基安置してある。4月中旬には全山アカヤシオの花でピンクに染まるとのこと、その頃又登りに来ても良い。帰りは男体山と女体山の鞍部から下がる40mの長い鎖場を降りる。そこから反時計周りに尾根道を進み、杉林を急降下すると沢コースに合流する。〆張場と云う所らしい。そこからは沢下り、涼しくて気持ちが良い。二ツ箭山は小粒ながら変化に富んだ魅力的な山、こんな良い山が近くにあるいわき市の岳人は幸せである。12:30御滝(330m)、注連縄が張り渡され、不動明王を祀る3基の石祠が並ぶ。そこから林道をぐんぐん下ると朝の月山新道分岐に出て、12:50駐車場に戻る。車の中でお握りを食べて腹ごしらえした後、ちょっと物足りないのと時間も早いので、江田川にかかる渓谷・背戸峨廊の探勝へ向かう。

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447.檜山

2009年12月23日(水)、歩程2時間30分、単独   9:00出発、水郡線矢祭山駅をナビの目的地にセットする。片道150㎞、高速道を使っても3時間はかかる。柏ICから那珂ICまで常磐道を走り、Dsc01470 国道118号線沿いにあるJAひたちなか瓜連直売所に到着したのが10:30、ほしいもを6キログラムと切り干し大根、ズイキなど正月用品を購入する。矢祭山駅の先で久慈川を渡り、11:50対岸にある友情の森の広場に駐車、3台の先着車がある。友情の森は矢祭町が整備したレクリエーションゾーン、総合案内所やバンガローが建つ。アカマツ林の中に何本かの遊歩道が通じており、どの道も友情の森山頂へ続く。道標に従い林道を登っていく。やがて手摺りの附いた石段や丸太の階段をじぐざぐに登るようになり、ほどなく友情の森山頂に出る。そこから一旦下ること10分で舗装された林道に出合う。檜山登山口まで500mの道標が立つ。Dsc01477前方に檜山の山頂部分を眺めながら気持ちの良い林道を歩いて行くと峠の広場に登山口がある。登山道は右に斜上し、 霜柱を踏みながらジグザグに登っていく。冬枯れの雑木林でアセビの緑がひと際目立つ。土は固く凍てついており、ステッキは全く刺さらない。標高380m附近で視界が開け、蛇行する久慈川の流れと矢祭町の街並が眺められる。下の林からガサゴソと大型獣が歩く音が聞えてくる。まさか熊ではあるまい、猪か。山頂直下に寛政三年(1791)銘の石像が祀られており、茨城県側から登ってくる登山道が左から合流する。その直ぐ上が山頂の一端(標高495m)、Dsc01479 石祠と木の祠(多賀神社とのこと)があり第一級の展望所、先ほどと同じく矢祭市街地と久慈川、対岸の矢祭山など北西面の眺めが良い。そこから西へひと登りすると檜山頂上(510m)に着く。時刻は13:05、狭い山頂に二等三角点と古い山名表示板が置いてある。福島県の須賀川市と栃木県の小川町から来たという2組の夫婦が先着しており少し言葉を交わす。山頂部の樹木は殆ど伐採されており360度の好展望、北に大神宮山、高笹山、八溝山が、南に男体山と長福山が望める。他にも名を知らぬ奥久慈の山々がぐるりを囲む。風も無く、温かい日差しが降り注ぐ山頂で暫し休憩、バナナとミカンを食べる。13:30下山開始、13:54友情の森山頂、そこから休憩舎が建つ遊歩道を下山し、アカマツ林の中できのこを探す。運良くカノシタを2本発見する。14:25車に戻る。帰りは一般道を走り5時間かけて帰宅。

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428.矢祭山

2008年12月11日(木)、歩程2時間20分、単独   奥久慈の矢祭山に登るため9:30出発。柏ICから那珂ICまで常磐道を使い、R118に下りて大子町を抜ける。12:10矢祭山公園入口の駐車場に到着、登山靴に履き替える。Dsc04162 R118を大子町の方へ戻り、矢祭山駅の前を通り、急な石段を登って先ず矢祭神社にお参りする。矢祭神社は永承六(1051)年、源頼義・義家父子が奥州征伐凱旋の途次に岩窟に弓矢を納め、戦勝の祭りの宴を催したところと伝えられている。ちょうど前九年の役が起った年であり、そう云われて見ると何の変哲もない神社も由緒あるものに思えてくる。社殿の裏から山頂に延びている筈の登山道が見つからない(後日、ネットで調べると社殿の左側に登山道があるとのこと)。やむなく神社の横手から矢祭山公園域へ入り、遊歩道を山腹に沿って歩く。一帯は4月下旬から5月上旬にかけDsc04168てつつじ祭りで賑わう所であるが、初冬の今は歩く人とてない。暫らく行くと、左に斜上する踏跡程度の細い登山道を見つけ、それを登ってみる。 アカマツの林に入ると小鳥の巣箱がたくさん掛っている。一帯のアカマツは樹勢が盛んで、松喰い虫の被害とは無縁のようである。眼下に蛇行する久慈川の流れと山峡に佇む集落が見える。まさに一幅の絵を眺めるような美景である。「見ぬ人になにを語らんみちのくの矢祭山の秋の夕暮れ」(徳川光圀)、「心ある人に見せばや陸奥(みちのく)の矢祭山の秋の景色を」(西行法師)、昔から名所だったようである。対岸に檜山が競り上がって来る。Dsc04177 12:50稜線に上る。稜線上は藪っぽく歩く人は少ないと見える。境界杭に導かれて、左右に雑木林と檜林を分ける稜線を進む。13:15急坂を登りきり山頂の一端、西の肩に出る。少し先でコナラの倒木にシイタケの老菌を2本見つける。13:25矢祭山頂上と思しきピーク(西峰:402m)に着く。三角点や山名標識などはないが、小広い山頂の真ん中にサクラ(?)の大木が聳え、根元に3基の石仏が安置してある。1基は相当古いものらしく、表面が摩滅していて読み取れない。もう1基には「雷神社、明治十八酉(1885)年旧四月吉日」の銘があり、Dsc04184 別の1基には「天○○」と刻まれている。恐らく矢祭神社の奥宮なのであろう。北面が開け八溝山はじめ奥久慈の山並と茗荷辺りか集落が眺められる。勿論誰もいない、静かな山である。周回コースを取るべく東へ進むともう一つ顕著なピーク(東峰:383m)がある。そこには国土地理院の四等三角点が埋設してあり、山名板も掲げてある。西峰よりは狭く、木立に囲まれ展望もない。麓からは分らなかったが矢祭山はツインピークのようである。山頂から少し東に進むと、右に下る尾根にテープが巻いてある。落葉でずるずる滑り尻セードをしたくなるほどの急傾斜、少し先にVHFブースターのアンテナが建つ。アンテナ線に導かれて尾根を下って行くと崖にぶつかり行き止り、Dsc04154 どこか降り口があるのかもしれないが厚く積もる落葉のせいで判らない。諦めて稜線へ引き返す。稜線を東に辿ると藪っぽく廃道に近い。東の肩から杉林の中を急降下、再び崖にぶつかり行き詰まる。矢祭山は中腹に青緑色の奇岩が林立しトリッキーな山である。道路が下に見えてきたので、左に回りこみ谷筋に下りてみる。雑木林の急斜面に一部道形らしきものが残っている。地図に破線で示されている昔の周回コースの名残かもしれぬ。下りきると谷川の橋の畔で車道に出る。やれやれ、三角点峰から往路を戻るのが正解である。車道を右に歩いていくと、R118の新夢想橋の畔に出る。14:35車に戻る。帰りは一般道を使い、途中の道の駅奥久慈大子で玉こんにゃくを買い、JAひたちなか瓜連直売所で干し芋を買う。20:00無事帰宅。

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395.安達太良山

2007年8月13日(月)、歩程4時間30分、同行妻   5:00起床、マンションの戸締りをして6:15出発。カーナビのP1040743目的地をあだたら高原スキー場にセットする。帰仙の前後に山登りをするのは結構忙しい。 仙台宮城ICから二本松ICまで東北道を走り、岳温泉街を通り抜けて8:25あだたら高原スキー場駐車場到着、無料なのが嬉しい。標高は950mあるがカンカン照りで蒸し暑い。広い駐車場はガラガラ、旧盆時の東北の山は穴場である。片道切符(大人900円)を買ってゴンドラリフトに乗り込む。中はサウナ状態で蒸し暑い。8:55ゴンドラリフト山頂駅(1,350m)に着く。先ず薬師岳に立ち寄る。肩の広場のような薬師岳山頂には小祠が祀られており、P1040759 傍らの鐘を撞いてお参りする。二本松市街とその向うの阿武隈山地の眺めが良く、また安達太良山や鉄山のビューポイントでもある。鉄山の右には一昨日登ったばかりの一切経山と吾妻小富士が見え、その右奥には蔵王連峰が紫のシルエットで浮かぶ。今日は雲ひとつない快晴、智恵子の云うほんとの空がある。皇太子殿下も歩いた道は良く整備されており、シャクナゲやナナカマドの潅木帯を登っていく。9:35仙女平(1,470m)、県民の森からの表登山道が合流する。小休止、氷水と冷たいプラムが美味しい。山頂を間近に望む1,630m付近で再び小休止、P1040820 稲荷寿司3個を食べる。峰ノ辻分岐を右に見送り10:40安達太良山頂上(1,700m)に着く。狭い岩峰の上は先着の登山者で一杯である。三等三角点と石祠と「八紘一宇」銘の石碑がある。今日は100回登って1回あるかないかの快晴であり、360度の大展望が楽しめる。南には那須連峰、日光連山、西には磐梯山と残雪の飯豊連峰、北には吾妻連峰と蔵王連峰、東には阿武隈山地がくっきりすっきり見渡せる。風が涼しく心地好い。11:05名残惜しいが柏に帰る 都合があるので山頂を後にする。峰ノ辻分岐に戻り、コケモモとガンコウランの群生地を下って行く。P1040749途中の沢の渡渉点付近に実るアカモノとクロマメノキを口に含んでリフレッシュする。11:40峰ノ辻(1,560m)、小休止。そこから樹林帯をだらだら降り、くろがね小屋と奥岳を結ぶ林道(馬車道)に出る。道の両側にはタチギボウシとヤマユリが今を盛りと咲き誇る。途中から旧道に入ったり馬車道に出たりを繰り返し、13:40ゴンドラリフト乗り場に戻る。レストハウスで冷たいかき氷とソフトクリームを食べる。汗で濡れたシャツを車の陰で取替え14:10出発、柏へ帰る。二本松ICから東北道に乗り、磐越道の阿武隈高原SAでレミの大好きな“ベゴの乳”を買う。Uターンラッシュは明日からの筈であるが、柏IC手前の14㎞渋滞に巻き込まれ18:45漸く帰宅。

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