494. 礼文岳

2012年8月21日(火)、歩程4時間15分、同行妻   レンタカーをDsc00359借りて島北部の須古頓(すことん)岬、澄海(すかい)岬を巡った後、内路(ないろ)の登山口駐車場に10:55着。砂利敷きで10台くらいは駐車できそうな登山者用駐車場に他の車は1台もない。駐車場の標高は約10m、そこから礼文岳頂上(標高490m)まで4㎞、標準コースタイムは登り2時間、下り1時間半。駐車場奥の階段から登山道が始まる。ヒヨドリソウ、ヤマハハコ、タカネニガナ?などが咲く丘の斜面をじぐざぐに登っていく。丘の上に出ると傾斜は緩み、ダケカンバ、ナナカマド、ミヤマハンノキなどの広葉樹林の中を進む。林床にはチシマザサ(ネマガリタケ)が密生し、ハナイカリなどが咲いDsc00398ているが総じて花は少ない。登山道はしっかり踏まれているものの、ネマガリタケの藪が被る場所も多く、すぐにシャツもズボンもぐしょぐしょになる。立派なきのこが次々に現れる。一々写真撮影を行うせいで道はなかなか捗らない。隣の利尻島には200種類ものきのこが出ると云うが、礼文島に発生するきのこも負けず劣らず豊かである。因みに、本日山中で観察したきのこは、アメリカウラベニイロガワリ、アラゲコベニチャワンタケ?、カバイロツルタケ、カラハツタケ、キアブラシメジ?、クサウラベニタケ、コガネテングタケ、シロオオハラタケ、タマゴタケ、チチタケ属、ツルタケ、ヒナアンズタケ(橙色型)、フクロツルタケ、フタイロニセDsc00419フウセンタケ?、ベニタケ属5~6種類、ベニハナイグチ、ヘラタケ、ミドリニガイグチ、モリノカレバタケ属5~6種類、ヤマドリタケモドキ、ワタカラカサタケなど。平坦な道が続きなかなか高度が稼げない。上述の広葉樹にトドマツやエゾマツが交じりだす。単独行の若い男性が下山してくる。12:00山頂まで70分の標識を通過。雨がひどくなってきたので合羽の上着を着る。その先で昨日宗谷岬行きのバスで一緒だった男性2人組が下りてくるのとすれ違い挨拶を交わす。今日礼文岳で出逢った登山者はたったの3人、我々を含めても5人、花の百名山と北海Dsc00405道百名山に選定されている山にしては静かである。ハイマツ帯にさしかかると長い登りが続き、13:05礼文岳頂上に出る。妻もほどなく追いついて来る。山頂には一等三角点があり、簡素な山名標柱が建つ。標柱の根元には小さな白いお地蔵様が祀ってある。西から強風が吹きつけてきて立っていられないほど、ホワイトアウト状態で全く何も見えない。晴れていれば360度の眺望が得られ、利尻富士やサハリンなど大パノラマを楽しむことができる筈であるが、この天気では致し方ない。証拠写真を撮って早々に下山。13:45山頂から1km下った地点(標高350m)で昼食としアンパンをかじる。15:25登山口に戻る。合羽のズボンかせめてスパッツを初めから着ければ良かったが後の祭り、ズボンはドロドロ。気を取り直し島の南部観光へ向かう。   

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476.ポロモイ山

Dsc00401 2011年8月24日(水)、歩程10分、同行妻   今日から2連泊するザ・ウィンザーホテル洞爺にチェックインし、ホテルの庭園を散策していたら、展望台の脇に一等?三角点を発見する。傍らにポロモイ山頂(標高625m)の看板も立つ。この辺り一帯はもともと牛馬の放牧地、それを山ごとそっくり買い占め、ゴルフ場、スキー場、温泉付きのリゾートホテルとして開発したもの、総工費650億円、1993年開業当時のホテル名はエイベックス洞爺。眼下に広がる北面の洞爺湖と南面の噴火湾の眺望は素晴らしく、別に料金の高いホテルに泊まらなくても車で駐車場まで登ってくるか、サミットキャビン(遊覧ロープウェイ;往復1,500円)を利用すれば容易に此処に辿り着くことができる。一見の価値ある景色である。

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420.ニセコアンヌプリ

2008年9月19日(金)、歩程3時間30分、同行妻   6:00起床、西南日本は台風13号の影響で大荒れであるが、幸運なことに北海道は連日晴天が続く。7:00朝食、和食を選び本シシャモの干物など食べる。Dsc01144 8:00洞爺パークホテル天翔をチェックアウト、真っ直ぐニセコアンヌプリ登山口がある五色温泉郷へ向う。8:45道の駅真狩フラワーセンターで少憩、トイレに入るや細川たかしの歌が流れ出し吃驚。9:30ニセコ山の家の駐車場(標高750m)に車をとめる。大型バスを連ねてやって来た札幌東商業高校の一年生320名と登山口で鉢合わせし、又も吃驚。毎年恒例の一年生の学校登山で、いつもニセコアンヌプリに登っているらしく、いやはや奇遇である。全部で8組、引率の先生が各組の前後に1名づつ付き添い、数分の間隔をあけて次々に出発していく。女子が圧倒的に多く男子はごく少数、それだけに明るく賑やかである。Dsc01159チシマザサ(ネマガリタケ)が両側に密生する広い登山道を生徒達と抜きつ抜かれつして登っていく。 傾斜はさほどでもないが岩が道に突き出ており実に歩きにくい。道端にはゴゼンタチバナの赤い実とシラタマノキの白い実が目立つ。花はヤマハハコの咲き残りがある程度、対面するイワオヌプリの白ザレの山肌を左手に眺めながら次第に高度を上げていく。山中は乾燥しておりキノコの姿は少ない。一番個体数が多いのはヤマイグチ、 それにカバイロツルタケ、キツネタケなどが加わる。ジグザグを切って登っていくとやがて傾斜が緩み、避難小屋が建つ山頂部が見えてくる。そこからは一投足、Dsc0116611:20あっけなくニセコアンヌプリの山頂(1,308m)に着く。広い山頂には一等三角点があり、コンクリート造りのがっちりした避難小屋が建つ。中は壁際に作りつけのベンチがあるだけでシンプル、床はコンクリートの打ちっぱなしで冬山用避難小屋である。その裏にニセコ観測所跡がある。 筑波山頂と同じく気象観測が行われていたようである。又、東面のスキー場側からもゴンドラ口と称する登山道が上がってきており、ゴンドラ山頂口まで1,300mとの表示板が立つ。羊蹄山は雲に隠れて全く見えず、見えないではニセコアンヌプリ登山の価値も半減する。 一休みしていると後発組の高校生が続々とやって来る。Dsc01193その上、小学生の団体まで登ってくる。なんという日であるか、山で若い人を見かけるのは嬉しいものであるが、これでは余りに嬉し過ぎる。さっさと下りるに限るということで13:35下山開始、往路を戻る。新しい登山靴での山行は今回で3回目であるが、依然足に馴染まず、右足の踝が痛み出す。傾斜が緩んだ所で靴紐も緩め幾分楽になる。13:15ようやくニセコ山の家に下山、当初の予定ではイワオヌプリかチセヌプリのどちらかにも登る積りであったが今回はパス、五色温泉で汗を流すことにする。日帰り入浴は500円、人気の温泉らしく次々と入浴客がやって来る。泉質は含フッ素・苦味・食塩・硫化水素泉ということで、乳白色に濁る温泉らしい温泉である。しかも源泉100%の掛け流し、露天風呂から眺める眼前のニセコアンヌプリとイワオヌプリの姿も良い。14:35さっぱりして五色温泉を後にし、神仙沼へ向う。

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419.有珠山自然遊歩道南外輪ルート

2008年9月18日(木)、歩程1時間40分、同行妻   立待岬、朝市、青柳町、五稜郭公園などの函館市内観光を済ませ、途中大沼公園に立ち寄って、15:00ようやくDsc01081有珠山ロープウェイ山麓駅がある昭和新山駐車場に到着する。 目の前に赤茶けた瘤のような山体の昭和新山が聳える。15:15発のロープウェイに乗り山頂駅へ上がる。時間が遅いためか106人乗りゴンドラはガラガラ、洞爺湖サミットの賑わいも今は昔である。山頂駅を出て右手直ぐの所にある洞爺湖展望台から湖と昭和新山を眺める。昭和新山は昭和18年(1943年)の有珠山の噴火により隆起し成長した山であるが、有珠山は20世紀だけでも1910年、1943年、1977年、2000年と4回も噴火を繰り返し、Dsc01086国内でも有数の現役バリバリの活火山である。伊達市の掲げる説明板に 「有珠山は、もともと有珠富士と呼ぶにふさわしい秀麗な姿だったと考えられています。今から約7000年前に大規模な山体崩壊を起こし、山頂部分が崩壊しました(善光寺岩屑流)。この時の崩壊物は海にまで達し有珠湾や起伏に富む岩屑丘の地形を残しました。南外輪山が付け加えられたのは1663年の軽石と火山灰の大量噴出の際で、続く1822年の文政火砕流では海岸のアイヌ部落が全滅しました。有珠山の火山活動の特色は、大規模になりやすいこと、静穏期がはっきりしていること、Dsc01098 噴火前兆現象がはっきりしていることなどです。」とある。山頂駅から左手に10分ほど歩き、有珠山火口原展望台から大有珠、オガリ山、有珠新山、小有珠などの溶岩ドーム群と銀沼大火口を眺める。最高点(732m)である大有珠の頂上部分は、溶岩ドームの浸蝕と風化が進みボロボロである。1977年の山頂噴火で誕生した過去最大級の銀沼大火口は今も水蒸気を上げている。30年経って火口原の植生も回復しつつあるが、 なお荒涼として雄大な眺めである。せっかくなので外輪山遊歩道終点の有珠外輪山展望台まで足を延ばしてみる。Dsc01125 火口原展望台から木製の階段を591段下り、鞍部から丸太の階段を133段登り返して漸く外輪山の稜線に達する。そこからは殆ど起伏のない快適な遊歩道が続く。途中避難小屋かと見紛うような立派なトイレが設置されており、その先でJR有珠駅から登ってくる登山道が合流する。外輪山遊歩道には千手観音菩薩?を浮き彫りにした石像が、 有珠山と向きあうように3基安置されている。恐らくは山の鎮めを願い、噴火で亡くなった人々を供養するためであろう。16:12ようやく有珠外輪山展望台に到着、小有珠の眺めが一段と迫力を増し、Dsc01124銀沼大火口の底を覗き込むこともできる。小有珠の左には洞爺湖と羊蹄山が望め、振り返れば噴火湾や駒ケ岳など360度の大パノラマが広がる。遊歩道はそこで行き止まりであるが、前方の山上には北海道洞爺湖サミットの会場となったザ・ウインザーホテル洞爺も認められる。やって来た甲斐があるというもの、爽やかな風が吹きぬけ、辺り一面のススキが銀色の穂を揺らす。時々風に乗って火山性ガスも流れてくる。東屋でのんびりしたいところであるが下りロープウェイの終発は17:30、途中から引き返した妻を待たせていることもあり、少憩しただけで引き返す。帰りは時々ジョギングしながら飛ばす。火口原展望台からロープウェイ山頂駅までの135段を加えると階段数は859段(往復1,718段)、きつい、しんどい。16:53何とかロープウェイ駅に無事戻る。

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393.利尻山

2007年7月23日(月)、歩程12時間、同行妻   4:00起床、5:00弁当を貰って出発、宿(ペンション・ ヘラさんの家)のオーナーに 鴛泊コースの登山口がある北麓野営場へ車で送ってもらう。5:05登山口着、標高はたったの208m、テントを張ってキャンプを楽しんでいる人が多い。山頂まで比高 1,500mの登り、トドマツの樹林帯を緩く登っていく。路傍にはチシマアザミやヨツバヒヨドリ、ヤマハハコが咲いている。見慣れない白い頭頂花の集まりはキク科のシュムシュノコギリソウ、P1040657北海道北部にのみ分布する植物である。雲が高く風が涼しい。5:17三合目、甘露泉と名付けられた冷たい湧水は日本の名水百選に選ばれている。山中唯一の水場である。オーナーの話ではキノコは沢山出るとのことであったが今は時期が悪いのかさっぱり見当たらない。ツバメオモトが多く未だ青い実が良く目立つ。5:50四合目・野鳥の森、ウグイスが 直ぐ近くで鳴く。トドマツが減りダケカンバやチシマザサが優勢になると五合目に着く。下界は雲の海、利尻島の上空だけが晴れている。頭上にダケカンバの枝が覆い被さり歩きにくい。6:53六合目・第一見晴台(750m)、雲上に礼文岳の頭が出ているのが見える。早くもハイマツが現れる。ミヤマハンノキとダケカンバの林の中を登る。P1040658 7:17七合目・七曲(900m)、一服しながら妻が追いついてくるのを待つ。宿で作ってもらった弁当を開くと、梅干入り海苔巻きお握り2個と鮭トバ2枚、それにゆで卵1個が出てくる。 鴛泊の港が雲の切れ間から見える。更に登ると姫沼も見えるようになる。ずっと緑陰を行くので大助かり、8:00第2見晴台に出る。辺りは高山植物の御花畑、イワギキョウ、ゴゼンタチバナ、ヤマハハコが咲きコケモモも赤い実をつけている。8:40漸く 八合目の長官山(1,218m)に着く。目の前に利尻山がそそり立つ。以前ここに建っていた避難小屋は少し先の稜線に移されている。付近にはエゾカンゾウ、エゾミソガワソウ、ミヤマオグルマが咲く。01_59:03利尻岳山小屋、30人位は優に泊まれそうな大きさであるが、環境 保全のため通常の宿泊は認めていない(泊まって今朝下りてきた人もいるが・・・)。小屋隣には携帯トイレ用のブースが設置されている。9:43漸く九合目(1,400m)、いよいよ そこからが正念場、ガレ場の急登が始まる。俄然展望が開けるが依然として礼文島や北海道は雲の中である。九合目から上は高山植物の密度が一段と濃くなり、イブキトラノオ、エゾヤマゼンコ、シュムシュノコギリソウ、ミヤマアズマギク、ミヤマシシウド、ミヤマバイケイソウ、リシリトウチソウなどが咲き乱れる。途中の岩陰にリュックを1個デポ、 妻を空身にする。エゾツツジ、エゾグンナイフウロ、P1040659エゾフウロ、ホソバイワベンケイなども咲いている。1,500mを越えた辺りから浮石状のガレ場のザク道となり誠に歩き難い。10:33沓形コース合流点(1,570m)、ロープを伝って荒れた道を登る。最後は正真正銘の胸突き八丁、ロープが張られていなければ踏ん 張りが利かずとても登れない難所である。今日は登山者が少ないからいいものの、ツアーの団体でも来れば大渋滞は免れない。骨折など事故も多発しているらしく、これ以上登山道の風化と崩壊が進む と山頂へは登れなくなるかもしれない。11:15漸く北峰頂上(1,718m)に着く。実に登りに6時間15分もかかる。山頂に建つ利尻山神社奥宮に参拝し小休止、ガスが湧き出てきて西の沓形方面は見えなくなるP1040660。11:30下山開始、 慎重にロープを伝って下る。登るよりも時間がかかる。途中でリュックを回収し12:40九合目、危険地帯をなんとかクリアする。そこまでで持ってきた水物3リットルの大半を消費、残るは午後の紅茶500ミリリットル1本となる。13:30八合目・長官山、14:33七合目、二人とも脚にエアーサロンパスをス プレーしつつ下るも気休め程度、臭いだけで余り 効き目は感じない。風が出てくる。15:00六合目、妻は両足親指の爪を痛め大きく遅れ始める。15:25五合目、16:00四合目、16:27三合目・甘露泉水、冷水1リットルを汲んで引き返し妻に届ける。文字通りの甘露に少し元気を回復する。16:55とうとう登山口のキャンプ場に出る。実に12時間のアルバイト、早速宿に電話しオーナーに迎えに来てもらう。夕食準備の忙しい時間帯に申し訳ないことである。17:15よろよろになってペンションに戻る。

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355.樽前山

2005年7月14日(木)、歩程2時間30分、同行妻   5:50起床、腹が空いて目が覚める。トマムの谷を霧が埋め尽くし下界が見えない。Cimg0795タワーⅡの35階から眺める幻想的景色である。今日はカントリー亭で朝食、和洋中のバイキングである。昨日の夕食と今日の昼食分も合せ、3食分をしっかり食べる。それにしてもホテル・アルファトマムの設備は老朽化が目立つ。太陽が照りつけると冷房能力が足りず室温が急上昇する。トイレもウォシュレットではなく単なる水洗式、外壁のレンガの剥離も進行している。8:00チェックアウト、占冠、日高、平取と国道237号線を走り、9:30平取町立二風谷アイヌ文化博物館に立ち寄る。アイヌ民族の祭祀用具やCimg0891 生活道具を集めた展示品は見ごたえがある。鉄鍋は仙台の実家にあるものとそっくりで、何か懐かしい気分になる。ウバユリの根茎が食べられることも学ぶ。約1時間の見学を終え支笏湖へ向う。12:15苔の洞門駐車場着、風不死山の山懐である。5年前に岩の崩落があり、残念なことに洞門内は立ち入り禁止とのこと、観覧台まで15分ほど歩き、苔の洞門入口を観て苔の回廊を想像する。涸れ谷の両側の岩壁には、エゾノチョウセンゴケ、エビゴケ、オオホウキゴケ、ジャゴケなどがびっしり生えているらしい。Cimg0898時間があるので樽前山に登ることにする。13:20七合目登山口駐車場着、 登山口にはヒュッテがある。白っぽい軽石のザレ場を丸太の階段で登って行く。登山道脇にはイワブクロが群生しており、この山で発見されタルマイソウの異名を持つことに納得する。風が強く涼しい。小浅間山を登る感じである。14:10外輪山の縁に出る。右へ進むこと5、6分で山頂(東山)に着く。1,022mの頂に一等三角点と、北海道らしいおおらかな山名看板がある。本当は溶岩円頂丘の方が1,041mあって東山より高いが、外輪山の内側は火山性ガスCimg0901濃度が高く立ち入りは禁止されている。登り始めた時に見えていた支笏湖や 風不死岳は、海から吹き上げてくる湿った霧のため隠れてしまう。時々霧が薄れると広い火口原の中央におどろおどろしい姿の溶岩ドームが現れる。外輪山の縁を元へ戻り、今度は西山方面へ進む。14:40樽前山神社奥宮に着く。石室に護られた小さな社殿に参拝する。強風と湿気のため体が冷えてきたので西山を諦め引き揚げる。15:35七合目登山口に戻る。そこから札幌まで一走り、17:05アパホテル&リゾート札幌にチェックインし1452号室に入る。14階建ての大型ホテルで客室が903室もある。トマムと較べるとずっと近代的で広くて快適である。夜、ホテルのシャトルバスですすきのへ夕食に出る。

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354.大雪山旭岳

2005年7月13日(水)、歩程4時間、同行妻   5:30起床、6:30朝食に行くと既に先客が10人ほど並んでいる。03_58ホテル・アルファトマムのレストラン“三角”の店内はゆったりしており居心地が好い。料理もご飯を除けば美味である。7:30出発、富良野、美瑛を経由して、柳絮が飛ぶ山岳道路を登山口へと走る。約140kmを走り旭岳ロープウェイ山麓駅に着く。時刻は10:15、標高は1,100mほど、風が爽やかである。平日であるが既に公営無料駐車場は満車、やむなく有料駐車場(500円)に車を駐める。ロープウェイは15分間隔の運転、10:45発に乗る。片道1,500円、往復2,800円と結構良い値段である。 平成12年6月に竣工した101人乗りのロープウェイは、Cimg0835山麓駅から姿見駅までの高低差489m、全長2,361mを僅か10分弱で結ぶ。10:57標高1,600mの姿見駅に着く。緯度が高い為 その辺りがもう森林限界である。歩き出すと付近の礫地は高山植物の花盛り、アオノツガザクラ、イワブクロ、エゾイソツツジ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、キバナシャクナゲ、コマクサ、ジムカデ、ショウジョウバカマ、チングルマ、ミツバオウレン、ミヤマリンドウ、メアカンキンバイなどが咲き競う。みな北国の短い夏を天地一杯に生きている。11:21姿見の池に出る。天気が良過ぎて暑い位である。 そこからCimg0821岩礫のガレ場を登って行くと地獄谷から吹き上げてくる風に強い硫黄の匂いが混じる。11:48六合目(1,800m)、浅間の釜山への登りと同じようなザク道に沢山の軽石が転がっている。12:06七合目(1,930m)、高山植物がめっきり少なくなる。 12:25八合目(2,060m)、巨岩累々と重なる中に大雪渓が残る。12:47九合目(2,190m)、一歩また一歩、付近には背丈の低いキバナシャクナゲのお花畑が広がる。13:05とうとう旭岳頂上(2,290m)に着く。広い山頂には一等三角点と山名標柱がある。傍らの説明板を読むと、Cimg0844旭岳一等三角点「瓊多窟(ぬたくつ)」は明治33(1900)年9月10日に選点されたものである。ガスが晴れて青空が覗き黒岳へ続く縦走路が現れる。さすがに雄大な景色である。黒岳から縦走して来る登山者も多い。菓子パンを食べ一服した後の13:30に山頂を辞し往路を戻る。ザレ場でスリップして2回転んだものの事なきを得る。15:00再び姿見の池、噴気孔を見物がてら夫婦池(鏡池と摺鉢池の対)などを一巡りする。 16:00姿見駅から下りのロープウェイに乗り車に戻る。帰路、かんのファームやファーム富田に立ち寄り下界の花々もたっぷり鑑賞する。20:00ホテル・アルファトマムに無事帰着。

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337.大雪山黒岳

2004年10月4日(月)、歩程2時間30分、同行妻   5:30起床、十勝川温泉グランドホテル雨宮館の朝風呂は極楽。本州は秋雨前線の影響で雨の所が多いが、ここ北海道は秋晴れの気温18度、最高の季節である。7:00からバイキング形式の朝食、和食と洋食に100%天然果汁ジュース、新鮮牛乳、コーヒーが揃い、夕食より余程充実(?)している。7:45チェックアウト、層雲峡へ向う。01_148 143kmの道程、三菱コルトはエンジン音高いが良く走る。R273、紅葉の原生林樹海の中を行く。黄葉が美しいシラカバの林の中できのこ採りに興じる人がいる。この季節、北海道はどこでも絵になる。三国峠を越え、銀河の滝と流星の滝に立ち寄り、10:45黒岳ロープウェイ駅の駐車場に車を入れる。平日なのに駐車場はほぼ満杯、秋の観光シーズンたけなわである。11:00発のロープウェイに乗り込む。101人乗りで、標高670mから1,300mまで僅か7分で行ける。更にリフトに乗り継ぎ七合目登山口まで上る。リフトの下の草原ではチングルマが真っ赤に紅葉しており、リンドウの咲き残りもある。リフト終点は既に標高1,520m、管理小屋で入山者名簿に記帳して歩き出す。11:45七合目、急登なのでどんどん高度を稼げる。付近のダケカンバは葉を落として冬支度。12:10八合目、花の時期にはダイセツトリカブト、ナガバキタアザミ、ウコンウツギ、エゾノハクサンイチゲ等が一面に咲くと説明板に書いてある。12:30九合目、この付近もハクサンチドリ、エゾヒメクワガタ、クロユリ、アオノツガザクラが見られるとのこと。12:55黒岳山頂(1,984m)に着く。層雲峡を挟んで聳えるのは、ニセイカウシュッペ山、平山、丸山、屏風岳、武華山など1,700から1,800mの山々、風が冷たく、手袋をはめフリースを着る。今日は大雪山系の高峰が殆ど全て見渡せる。白雲岳(2,230m)、北海岳(2,149m)、後旭岳(2,216m)、間宮岳(2,185m)、北鎮岳(2,244m)が高さを競う。実に雄大な眺め、さすがはデッカイドーである。旭岳のみ雲の中、見惚れているうちに鼻水が出てくる。大雪山神社奥宮の小祠にお参りし、13:25山頂を後にする。管理小屋に立ち寄り記念バッジを購入すると、皇太子殿下が大雪山を縦走した時(1979年8月)の写真が掲げてある。15:15駐車場に戻る。大函を見物してから、今宵の宿、層雲峡温泉朝陽リゾートホテルにチェックイン。   

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336.斜里岳

2004年9月13日(月)、歩程6時間30分、同行妻&娘   5:30起床、天気は下り坂、朝食前に川湯温泉街を30分ほど散歩する。7:00から和食バイキングの朝食、納豆飯を2杯食べる。8:00川湯ホテルプラザを出発、9:05斜里岳登山口の清岳荘前駐車場に着く。小雨がぱらつきだす。清岳荘は平成9年に焼失したとのこと、現在はプレハブの仮小屋で素泊まり700円の安さである。そこから山頂まで3.6km、早速登山者名簿に記帳し小屋の裏手から入山する。ヒグマの目撃情報や注意事項が沢山掲示してあるので、慌ててリュックに鈴を付ける。登山道は沢沿いで右に左に何回も渡渉する。9:50六合目(845m)、直ぐ上が下二股である。往路は旧道の沢沿いを登る。10:20羽衣ノ滝、滝上は滑(ナメ)が続き、ナメの脇をロープや鎖に縋って登る。10:45七合目(1,020m)の万丈ノ滝、いよいよ雨が本降りになる。11:10八合目(1,095m)、岩が濡れて滑るので意外に時間を喰う。11:30上二股、そこで漸く沢歩きも終わり、ダケカンバの矮樹林の中を行くようになる。少し黄葉が始まっている。01_145 11:40九合目(1,370m)、12:05稜線鞍部、妻は辛そうで大きく遅れ始める。そこから先はハイマツ帯の胸突き八丁でガレ場の急登がきつい。山頂部の一端に上るとステンレス製の小祠が現れ、そこからひと登りで小広い山頂(1,545m)に着く。時刻は12:35、ガスと雨とで何も見えない。寒いので記念写真だけ撮って直ぐに下山する。13:15上二股、そこから新道の尾根コースを下る。結構アップダウンがあり草臥れる。エゾイソツツジは紅葉の走り、ナナカマド、スノキ、コケモモの実が熟し始めている。14:05熊見峠、そこから一気に標高差400mを下る。雨で弛んだ急斜面に妻と娘は悪戦苦闘、風も雨も強くなる。15:00ようやく下二股、兵庫県から来たという男性3人組に追いつく。沢の増水を心配して降りて来たがそれ程でもなく一安心、靴を濡らしながらザブザブ渡渉し、15:45無事清岳荘に戻る。雨中登山6時間半で衣服はずぶ濡れ、小屋脇のテントの下で着替えを済ます。17:00ホテルに戻り早速温泉に入る。その後、近くの味楽寿司に夕食に行く。真っ黒なタラバガニの内子の握りは、こってりとコクのある味が珍しい。

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