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屋久島旅行(三日目・最終日)

2001年8月27日(月) バイキング方式の朝食を済ませ島内観光に出発、先ず益救(やく)神社に寄る。1,100年以上の歴史がある由緒ある社で、祭神は天津日高彦火火出見尊である。境内にクマゼミやギャーギャーと鳥のように鳴くセミ(小型のミンミンゼミの如し)の声が響く。実が梨やリンゴのように大きいツバキはリンゴツバキである。10:05白谷雲水峡自然休養林の駐車場に車を入れる。雨が落ちてきたので合羽を着る。ホテルや島内観光スポットで見かけた顔に何人も出会う。行く所は皆一緒の狭い島である。園内は良く整備されており、02_4 屋久島の植物観察ができる。順路に従って進み、植物に掛けられた札をひとつ一つ読んで行く。ワラビ科ナチシダ、マンサク科イスノキ、ツバキ科ヒメシャラ、ハイノキ科ハイノキ、常緑広葉樹が多い。10:40弥生杉、樹高26.1m、胸高周囲8.1m、樹齢約3,000年とある。この木を観に来るだけでも価値がある。ワラビ科ユノミネシダ、ガガイモ科キジョラン、ヤブコウジ科マンリョウ、センリョウ科センリョウ、マキ科ナギ、ウコギ科ハリギリ、カエデ科ヤクシマオナガカエデ、アカネ科アリドウシ、ブナ科アカガシ、マツ科ツガ、ブナ科ウラジロガシ、クスノキ科ホソバタブ、関東で馴染の木も多い。11:10二代大杉(胸高周囲4.4m、樹高32m)、昨日から巨大な杉を何本も見ているのでもう驚きも感激もない。11:20さつき吊橋を渡る。ハイノキ科ミミズバイ、ハイノキ科クロバイ、11:35飛龍落とし、ヤマグルマ科ヤマグルマ、クスノキ科イヌガシ、ツバキ科モッコク、ツツジ科サクラツツジ、ウコギ科カクレミノ、バラ科ホウロクイチゴ、ツバキ科リンゴツバキ、ヤブコウジ科タイミンタチバナ。植物好きには堪らない所である。11:50駐車場に戻る。午後は、“枕状溶岩”を見物してから、安房港へ寄り岩壁釣りを見る。釣師5人のうち3人は女性、今晩のおかずにでもするのか、オキアミこませのサビキ仕掛けでアジやサヨリを釣っている。大型の魚が沢山見え、魚影は濃い。屋久島随一の高級ホテル“いわさきホテル”にも立ち寄る。アプローチも立派、館内も立派、一番と二番では質差が大きく、会社でいえば社長と副社長位違う。14:40フルーツ・ガーデン、ガイドの案内と果物(スターフルーツなど)・ジャムの試食付きで入園料500円である。グァバとタンカンジュースも味見する。15:40青少年旅行村、指定キャンプ場は学生達のテントで溢れている。渚の遊歩道を歩くとハマユウやクワズイモが目立つ。仲間のガジュマル(屋久島一の巨樹)、平内の観音竹自生地なども見物して17:50ホテルに戻る。夜の食堂は昨日までと大分顔ぶれが変わる。屋久島観光は2泊3日コースが一般的らしい。

8月28日(火)6:00起床、一番風呂に入った後荷造りする。8:45ホテルをチェックアウト、安房まで行き屋久杉加工品専門の店を3、4軒覗く。仙台の神棚用に恵比寿様と大黒様の彫り物二体を買い求める。空港前の日石SSでガソリンを満タンにし、満タン証明書を付けて車と鍵を返す。便利なシステムである。それにしてもガソリン1リットル133円は高い(当時関東では90円前後)。4日間の総走行距離は356kmである。11:00空港カウンターにチェックイン、荷物を全部預けて身軽になる。観光客が続々空港に集まる。夏休みも間も無く終わる。11:50離陸、鹿児島空港でJAS374便に乗り継ぎ15:07羽田着、17:30にはもう自宅で荷解きにかかる。(完)

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屋久島旅行(初日・二日目)

2001年8月25日(土) 5:45起床、天気予報では鹿児島地方は今日から4日間雨、どうなることか。前から行きたい所だったらしく家人は嬉しそうである。8:00のバスで北小金駅へ、二人ともリュックを背負い、登山靴や着替えを詰め込んだキャリーバッグを引く。まるで運び屋である。9:30羽田着、夏休み最後の週末でチェックインカウンターは大混雑である。JAS373便は予定より遅れて11:15離陸、鹿児島まで1.5時間のフライトである。12:52鹿児島空港着陸、 13:00発JAC075便へ慌しく乗り換える。YS-11型機である。どちらもほぼ満席、不景気とはいえ世界遺産に登録された屋久島は人気スポットらしい。家族連れや若い人も多い。13::55屋久島空港着陸、高曇り、湿度が高いのか蒸し暑い。01_14 レンタカーが既に空港駐車場に置いてあり、カウンターで鍵を受け取ってカローラⅡに乗り込む。世の中便利なものである。因みに今回の3泊4日のパック旅行代は、航空運賃、ホテル代、レンタカー費込みで193,000円也、韓国やタイに行くよりずっと高い。14:25宮之浦港近くのシーサイドホテル屋久島にチェックイン、屋久島ではいわさきホテルに次いで2番目とのことでマズマズである。初日は島内を一周する道路を反時計周りに走り、観光名所を訪ねる。14:45志戸子ガジュマル園、ガジュマルのほかにもモクタチバナ、アコウ、イスノキ、オイランアザミなど関東では見かけない種類の植物が多い。15:21いなか浜、海亀の産卵地は砂の粒子が粗く、色も黄色っぽい。島内には廃車や残材が無造作に積み上げられており、世界遺産の島にしてはお粗末であるが・・・人間の生活があるので仕方が無い。16:00永田岬・屋久島燈台、明治29年完成の灯台は今年で点灯105年、 陰に小祠がある。16:50大川(おおこ)の滝、日本の滝100選に選ばれた屋久島第一の名瀑である。落差88mはともかく水量が多くダイナミック、標高1,935mの山岳島を流れる急流は至る所に滝をかける。17:03大川湧水(名水100選)、17:26平内海中温泉、なんと脱衣所がない。常連さんらしい老人が入るのを見ていると、岩礁(温泉)手前の道の行き止まりでいきなり素っ裸になる。女性は水着でも着ていないとちょっと入れない。17:53千尋(せんぴろ)の滝、今の時期はやや水量が少ない。18:55ホテルに戻る。部屋は最上階の角の413号室、眺めが良く広いツインルームである。19:00~20:00夕食、丸茹でのアサヒガニを肴にビールを飲む。

8月26日(日) 4:10起床、真っ暗、南の島の夜明けは遅い。昨晩頼んでおいた朝食代わりの弁当を受け取り5:00出発、眠い。途中ヤクサルの群れを見かける。6:10荒川登山口着、既に駐車場は満車、道路にも溢れており、少し手前の広場に車を駐める。標高は630mほど、登る前の腹ごしらえか皆弁当を広げている。高曇りでまずまずの天気、安房森林軌道(トロッコ道)に踏み出す。枕木が邪魔で歩き難く単調な道である。それでも鉄橋から見下ろす荒川、安房川、太忠川の谷は巨岩累々、清流が渓を走る様は瑞々しい。道端の植物はシダ類やホウロクイチゴ(葉がフユイチゴ似)が多い。山中至る所で水が湧き出しており、「1ケ月に35日雨が降る」と云われる島だけのことはある。水筒要らずの山である。7:15大山神社、そこで朝食の弁当を開く。おにぎり2個と昆布の佃煮、梅干が入っている。安房川本流の長い鉄橋を渡ると、小杉谷小・中学校跡に出る。 屋久杉伐採の前進基地で昭和45年に閉鎖されるまで、130世帯530人が暮していた場所である。今は植物に呑み込まれつつある。案内人が引率する10人ほどのグループが何組も行く。小グループや家族連れ、カップルもぞろぞろ行く。抜きつ抜かれつ、みな縄文杉を目指して懸命に歩く。白谷雲水峡分岐を過ぎて間も無くの8:10、簡易トイレ6基が設置されている小杉谷山荘跡に着く。その先にある“三代杉”というのは倒木再生・切株再生した子杉と孫杉が親杉と一本になっている珍しいもの、樹齢は1,200年、1,000年、350年とのことである。9:30トロッコ道の終点、大株歩道入口に着く。登山口から5.5km、01_8縄文杉まで110分の地点である。標高は940mほど、まだ殆ど登った感じはしない。そこから本格的登りになるが、要所に木の階段や木道が取り付けられている。9:50翁杉、前日宮之浦岳に登ったハイカーが続々下りてくる。9:55ウィルソン株、切り株であるが胸高周囲13.8m、樹齢3,000年の巨樹である。株内の洞に小祠が祀られている。湧水も湧き出ている。10:53大王杉、山中赤い樹皮のヒメシャラの大樹も目立つ。11:07夫婦杉を通過、11:36とうとう念願の縄文杉とご対面である。胸高周囲16.4m、樹齢2,200年(7,200年説もあるが・・)の世界一の巨杉である。歩き出してから5時間余、今回の旅行の最大の目的を果たせて二人とも満足する。観覧台に上るのも写真を撮るのも順番待ち、その頃から雨になる。雨具を着けザックカバーを付ける。菓子パンを食べて一服してから、12:00下山。蒸し暑いので雨具を着ても内側から濡れる。夫婦杉の所でヤクシカ2頭に出合う。随分と小型で痩せている。帰りもトロッコ道歩きは結構時間がかかる。16:35漸く荒川口に出る。大型バス(屋久島交通、まつばんだ交通)が何台も団体客を迎えに来ている。定期バスは6:25と17:15の2本しかない。16:45無事駐車場到着、実に10.5時間の長丁場である。本格的山登りに匹敵し、足弱の年寄りや子供には無理である。今回は体調が悪いので、明日の宮之浦岳登山を諦める。18:00ホテルに戻り先ず風呂に入る。夕食は黒豚の煮物、ビールを飲んで部屋に戻るなりそのままダウン、翌朝まで爆睡する。(続く)

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