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臥龍・都江堰観光を断念

2004年6月27日(日) 4:00のモーニングコールを待たず3:45起床、酸素が薄く熟睡はできないものの、バファリンが効いたのか頭痛は治まる。4:30朝食、お粥だけすする。5:10出発、道は引き続き洗濯板状態、バスは絶え間なく揺れる。岷江左岸に沿って下って行く。沿道に建ち並ぶ民家から朝餉の準備と思われる炊煙が立ち昇る。トンネルや橋は殆どなく、いつ何時落石が起きてもおかしくない物騒な道が延々と続く。402 7:00道路工事にぶつかり停滞を余儀なくされる。幹線道路の真ん中に大穴を開けて悠々と工事をする。待たされるドライバーも慣れたもので、一向焦る気配はない。仕方が無いのでバスを降りて附近の見物に出る。その辺りはリンゴと山椒の産地とのこと、山椒の木は日本のものよりずっと大きく、棘も鋭く猛々しい。リンゴは摘果しないのか小粒な果実が枝一杯についている。民家の門口に立ち丼を抱えて朝食を食べる人が多い。裕福なところを見せつけているものらしい。漸く工事が終わり再びバスは走る。8:10蜂蜜屋で手洗い休憩、3,000mの 高地に咲く高山植物から採蜜したという製品は値段も高い。それに従業員が着ている白衣が薄汚れているのでいかにも不衛生な感じを受ける。結局誰も買わない。また、401傍の露店で種々の乾燥きのこを販売している。覗いてみると、キクラゲ、シイタケ、タモギタケ、ヒメマツタケ(松茸ではなく、松林に生える小型きのこ)など、値段は極めて安い。8:30叠渓上海を見下ろす峠に着く。近年の大地震により岷江が堰き止められて出来た湖である。そこから先は目も眩むような断崖絶壁に刻まれた道を行く。まさに現代の蜀の桟道である。9:30タイヤがパンクし二度目の停滞を余儀なくされる。40分ほどでタイヤ交換を終え再出発、茂県(標高1,600m)の市街地を抜けた所で、これから向う汶川と映秀間の国道が崖崩れのため不通と云う情報が入る。やむなく茂県の城市に引き返し、茂県貴賓酒店なるホテルで早目の昼食をとる。果樹園を備えるなど田舎にしては洒落たホテルである。張さんは携帯電話による情報収集に大忙し、結局崩れた箇所の回復は明日までかかるとのことで、臥龍のパンダ繁殖地見物も都江堰見学も諦め、間道を抜けて成都に帰ることになる。早朝4時起きが水泡に帰し一同の落胆と嘆きは大きい。北川に通じる枝道に入る。普段はトラックしか通らないとのことで、日本の林道より遥かに悪く、バスは揺り篭のように揺れる。時速はせいぜい10㎞、北川まで102㎞もあり今日中に帰れないかもと覚悟を決める。途中ぬかるみでスタックしている車を皆で押したり、車高を上げるため全員バスを降りたりとハプニングの連続、403 それにしても奥地の農民の生活は貧しい。子供の服などいつ洗ったのか分らぬほど垢と埃にまみれている。但しどんな家にもTVのパラボラアンテナがあることに感心する。普通の観光コースでは有り得ない経験である。45㎞の悪路に4時間半かかりやっとまともに走れる道になる。18:30北川県城(標高720m)、ガソリンスタンドのトイレを借りる。妻の話では出るものが出なくなるほど凄まじいトイレらしい。そこで、リヤカー売りのスイカとプラムを張さんに馳走になる。包丁が極めて不衛生であり遠慮したメンバーもいるが、好意を無にするのも申し訳ない。大玉のスイカは20元、喉が渇いていたせいか甘くて美味しい。19:45綿陽市、大きな町である。そこから漸く高速道路に乗る。中国では高速道路はもとより一級、二級国道も有料で、料金所がしょっちゅうある。21:40漸く成都市域に入る。22:40夕食会場の陳麻婆食府に到着、元祖マーボー豆腐の有名店で130年の歴史がある。自慢の麻婆豆腐は真っ黒になるほどサンショウがふりかけてあり、とにかく辛い。ブタの耳、魚の胃袋、キヌガサタケの炒め物とスープ、草魚と鮒の唐揚げと珍味の皿が並ぶがいずれも辛い。17時間を超えるバス旅の疲れで誰も彼も食欲がない。0:15岷山飯店にチェックイン、21階建ての4つ星ホテルである。府江の畔に建ち10車線道路に面している。風呂から上ると1:00、それにしても中国人は逞しい。張さんといい運転手といい今日見せてもらったプロ根性は見事である。(続く)

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