« 天壇・故宮・万里長城 | トップページ | 苦瓜ビール »

始皇帝陵と兵馬俑坑

2005年1月22日(土) 5:30騒々しいモーニングコールで目覚める。荷物を自分で下ろし、朝食代わりの弁当を受け取ってバスに乗り込む 。6:30出発、曇天で未だ暗い。7:05空港着、旧正月が近いせいか国内線は故郷に帰る人々でごったがえす。 スルーガイドのKさんの話では_050空港利用税は航空券料金に含まれるようになったとのこと、中国は変わり身が速い。8:35中国東方航空2106便に乗り込む。10:15西安咸陽国際空港に無事着陸、外はマイナス3℃、ぼんやり霞んでいる。西安ガイドは女性のSさん、小柄だがハキハキしていて説明も要領がよい。大学を卒業してから11年間この仕事をしているとかで、日本語も達者である。西安の11~2月は霧の季節、飛行機は遅れることが多いらしく今日の定時着陸は幸運らしい。西安は隋・唐時代の都の長安であり、北京に首都が移ってから西方安定を意味する西安に名前を変えたという。陝西省は小麦とトウモロコシの2毛作が可能でザクロも沢山採れるとのこと、そういえば西安市の市花はザクロである。地元の人はザクロを種ごと食べるらしい。そのほか柿、林檎、梨などの果物が豊かに実る土地である。 また、餃子の故郷でもある。先ず華清池見学、御湯遺址博物館はじめ建物は1990年代に再建されたもので皆新しい。楊貴妃の海棠湯、玄宗皇帝の蓮華湯、皇太子用の太子湯、貴官用の星辰湯など巡る。いずれも殺風景な石畳の浴槽で情趣に欠ける。背後の驪山は最近降った雪が残っていて真っ白である。華清池に建つ楊貴妃像の前で、男性は玄宗皇帝、女性は楊貴妃になったつもりで記念写真に収まる。 バスで秦俑博物館へ移動、途中車窓から眺める秦始皇帝陵は高さ75mの人口の山、_06870万人を38年間動員して築いたという途方もない代物である。 見学は昼食を挟み12:50~15:15、最初に銅車馬展覧館、次いで一号坑を観る。2220年前の世界が眼前に甦る。敷地内にあるレストラン友誼餐庁で昼食、麻婆豆腐などの四川料理で2種類のスープヌードルも出る。手打ちウドンと手打ち蕎麦の実演は中国らしく派手派手。その後三号坑(司令部)と二号坑(多彩な俑)を観る。再びバスで移動し、唐代の建物で唯一今に残る大雁塔を見物する。大雁塔は大慈恩寺にあり、玄奘がインドから持ち帰った経典や仏像を保管するため652年に建立されたもの。七層、高さ64mの均整のとれた堂塔は、姿形が美しい。山門を潜ると左右に鼓楼と鐘楼が配され、朝な夕なに時を告げる。本堂の大雄宝殿には釈迦三尊像が安置されており、左の像には過去(ご先祖)の、中央の像には現在の、右の像には未来(子孫)の願い事をするらしい。20元を払って大雁塔に登ってみる。 内部は248段の木の階段が旋廻して続く。各階の四方には開口窓がついているが内部は意外に殺風景、最上階からの 西安市街の眺めも靄でぼやけている。帰り道、翡翠専門店の土産物屋に寄る。_083 白菜を模った翡翠の置物は56万8千元(740万円)もする。白菜に百歳と百財をかけた目出度い物らしい。夕食は餃子の有名店の解放路龍海餃子館、西安名物の苦瓜ビールを飲んでみたがまずい。食後に唐代舞楽ショーを観に行く。場所は唐楽宮という所で20:30~21:40の上演、昨年東京国立博物館で中国国宝展を開いた時も訪日して披露したという出し物である。 当時の衣装と楽器を忠実に復元し、玄宗皇帝と楊貴妃の物語を繰り広げる舞台は、玄妙にして華やかである。薄物を纏った踊り子はみな柳腰のスリム美人、持参の双眼鏡が大いに役立ち、目の保養となる。22:00古都新世界大酒店にチェックインする。NHKが5CHで入り、四つ星ホテルでも快適である。

1月23日(日) 6:30起床、もう帰国する日になる。スーツケースをドアの外に出し朝食に行く。お粥に野菜、果物と軽めにする。_089洋食もあるので大助かり、毎食そして朝から中華料理では胃腸が草臥れる。今回の旅の食事は北京ダック、飲茶、餃子に四川料理、上海料理とヴァラエティに富んでおりまずまず 。8:00バスに乗り込み出発。曇天で薄暗い。先ず、シルクロードの出発点である西安城の西門(安定門)を見学に行く。唯一残る明代の城壁が旧市街をぐるりと取り囲む。 全長13km、幅12~14m、土台部分の幅15~18mもある。城壁上の通路はまるで高速道路のような眺めである。今はシーズンオフなので城楼の修復工事をやっている。西域へ旅立つ人の別れの宴を開いたという西楼へ登ってみる。内部は絨毯を売る土産物屋になっており、「記念玄奘三蔵法師天竺取経返唐一千三百六十周年」の幕が掲げてある。西楼はEmbrasure Watch Tower(外敵を見張る塔)、東楼はGate Towerで、中庭をはさんで対峙する二楼はその役割が異なる。111 西楼の最上階から西の方、シルクロードを望む。今は大路の舗装道路が真っ直ぐ西に延びている。再びバスに乗り、ツアー最後の見学先、陝西省歴史博物館へ行く。 アジア最大の博物館で37万点の文物を収蔵するとか、昨年の中国国宝展に出品されていた物も多い。115万年前の南京原人の時代から、周、漢、隋、唐、秦と時代別に展示された文物を要領よく案内してもらう。ガイドのSさんは聡明で博識である。その後お茶屋で一服、5種類の茶の試飲をする。すなわち白毛猿、一葉茶、球状ジャスミン茶、人参烏龍茶、陝西紫陽毛茶である。昼食は西安賓館の上海料理で小籠包も出る。紹興酒の酔いと連日の睡眠不足のため、空港までのバス車内ではぐっすり眠る。13:30空港着、出国審査を済ませ出発ロビーに入る。搭乗まで時間があるので傍らの喫茶室でコーヒーを飲むと何と一杯が68元(約1,000円)、帝国ホテル並みの法外な値段である。中国は来るたびにいろいろ勉強になる。15:00搭乗開始、日差しが出てくる。B767型、JL600便はシーズンオフで空席が目立つ。早速時計を1時間進める。16:40離陸、20:10成田空港着陸。成田は小雨、外気温4℃である。迎えのマイクロバスに乗ってRVRを回収し、23:00無事帰宅。やれやれである。(完)

|

« 天壇・故宮・万里長城 | トップページ | 苦瓜ビール »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 始皇帝陵と兵馬俑坑:

« 天壇・故宮・万里長城 | トップページ | 苦瓜ビール »