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ウシュマルの古代都市

2005年11月20日(日)  4:00のモーニングコールで起きる。睡眠時間は4時間余、眠い。5:00バスで空港へ向う。ユカタン半島のメリダは暑いとのことで、今日はTシャツのいでたちである。5:40空港着、スーツケースを預け搭乗券を受け取る。手荷物検査を受けてから、ロビー待合室で支給された和食弁当を食べる。メキシコ料理よりずっとうまい。CIMG1791 空港のトイレは清潔であるが、ドアが全面磨りガラスで透けて見えるのと、上下が開いているのとで落ち着かない。出るものも出なくなる。メリダ行きのAM(エアーメヒコ)420便に乗り込む。ガラガラで空席が目立つ。7:50離陸、一面の雲海に遮られ下界は見えないが、雪を戴く高山が雲の上に美しい姿を現す。 メキシコ湾を横断してユカタン半島にさしかかると、雲が切れて緑一色のジャングルが見えてくる。9:05メリダ空港着陸、さすがに常夏の地、陽射しが強い。現地ガイドは日本人女性のAさん、メキシコ人のご主人と結婚して30年もメキシコに住んでいる。7年前にご主人が亡くなり、メリダに越してきたとのこと、元添乗員で説明は歯切れが良い。9:40迎えのバスに乗り込む。バスは80km離れたウシュマルCIMG1798遺跡目指して、ジャングルの中の一本道を走る。車中ではAさんのユカタン講話が続く。曰く「ユカタン州の州都メリダの人口は100万人、海抜は5~10mしかない低地、常夏の地で3月から10月まで連日30~40℃の気温が続く。頭脳労働には全く向かない気候である。11月から2月は冬に当り気温は25~28℃、乾季でもあり観光のベストシーズンである。 マヤ文化圏はメキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアの中米5ケ国に亘る。低地マヤ人は背が低く体が丸い(猪首でずんぐりむっくり)。ユカタン独自の国旗国家が制定されており、メキシコシティの中央高原文化に対抗している。性格はおっとりしており、親切である。メリダはメキシコでは最も治安が良い町で、夜中でも安心して歩ける。エトセトラ」。 10:40ウシュマル遺跡着、CIMG1844入場料は大人38ペソである。ウシュマルは西暦700~1000年のマヤ文化爛熟期に栄えた都市である。プウク様式と呼ばれる過剰なまでの石組み装飾が施されている。メインゲートから遺跡内に入ると、樹幹(皮)が緑色のセイバの木がある。マヤ人が崇める神木で、成長が極めて速く、6、7年で大木になる。魔法使いのピラミッドは登ることを禁止されている為下から眺めるしかないが、丸味を帯びた優雅な神殿である。遺跡内を体長50㎝~1mのイグアナが走り回る。尼僧院、球戯場を見学してからグラン・ピラミッドに登る。それにしても蒸し暑い。これで本当に冬であるか、日本の盛夏と同じである。名を知らぬ熱帯の花々が辺り一面に咲いている。ニガナやフウロソウモCimg1822ドキである。 最後に総督の宮殿に廻る。前庭に巨大な男根が祀られている。生命の起源として崇拝されたもので、アンコールワットなどヒンズー教 の祠堂に置かれるリンガと同根である。壁面に多用されるX(エックス)紋様のレリーフは「交差」を表し、 これも生命誕生(男女の交差)を始め色々な意味があるらしい。また、渦巻紋様は「ゼロ」の概念や、「螺旋状の時間軸」の概念を表すという。その他、蛇神ククルカン”(アステカのケツァルコアトルと同じで翼がある蛇)や雨神チャックの浮彫、三角型のマヤ・アーチも見ごたえがある。遺跡入口のビジターセンターにあるレストランで昼食、世界一辛いという青唐辛子のソースをつけてタコスを食べる。確かに辛い、後から猛烈にくる。レモン果汁入りビールを飲んで口中をさっぱりする。家内はどこかに帽子を置き忘れてきたらしく、仕方が無いので売店でパナマ帽を買う。午後はウシュマルの22㎞東南にあるカバー遺跡を見学に行く。ウシュマルと同時代の遺跡であり、姉妹都市である。 300近くの雨神チャックで飾られた仮面の神殿を観て、巨大な凱旋門(マヤの擬似アーチ)を観る。そこからウシュマルまで18㎞の古代の道が続いている。CIMG1868アーチの天井にはスズメバチの巣がかかり、うっかり傍に近づけない。付近はランタナの花盛り、家にもホームセンターで購入した鉢物があるが、メキシコ原産であるか。美しい熱帯蝶が舞う。胡桃のような小粒の実をつけた野生のパパイアがあり、アーモンドの木が花をつけ、苦オレンジがたわわに実る。豊穣の大地である。メリダ市に戻り、オーランド病院の庭に建つ野口英世像を観る。ここで博士が黄熱病の研究をしていたことを記念して、玉川学園が1960年代に寄贈したものである。モンテホ大通りに建ち並ぶ当時の富豪の邸宅は、 竜舌蘭から採れる繊維(日本ではタワシの材料)のお陰、タワシ長者である。17:00ホテル・コンキスタドール(五つ星)に入る。ウエルカムドリンクにマルガリータが出るなどメキシコらしい。 404号室は木の香漂う広い部屋で快適である。夕食前の時間を利用し、近くのホテル一階にあるショッピングモールへお土産を買いに行く。19:00夕食、メニューはトマトスープ(塩辛い)、ポークステーキ(焼き過ぎ)、ケーキ(甘過ぎ)にコーヒー、それに”XX”ビールを飲む。(続く)

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