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セビーリャの大聖堂/コルドバの歴史地区

2006年1月14日(土)  5:30起床、ようやく時差にも慣れてくる。このホテル大型なだけにシーズンオフの今はガラガラ。隣にサッカー場があり、試合がある時だけはサポーターで一杯になるらしい。7:00朝食、嬉しいことにコーヒーとホットミルクのポットサービスがある。8:45バスに乗りセビーリャ市内観光に出発、街路樹は何と殆どがオレンジ、しかもたわわに実がついている。 1929年万博(イベロ・アメリカ博覧会)の各国パビリオンや、 グアダルキビール川の畔に建つ黄金の塔などを車窓から眺める。メリメ作「カルメン」の舞台となった有名な旧王立煙草工場は、CIMG2494今はセビーリャ大学に衣替えしている。万博のメイン会場、スペイン館が設置されたスペイン広場(マリア・ルイサ公園)を見物する。半円形の建物に沿うように造られたベンチには、スペイン国内58都市の紋章・歴史的場面・都市の位置が色タイルで美しく表現されている。ムリーリョ公園のコロンブス記念塔を見てから、サンタクルス街の狭い路地を散策する。様々な鉢植え植物を並べた各家の中庭(パティオ)が実に美しい。街角の土産物店でトイレ休憩、  序に花鳥画が美しいセビーリャ焼きの絵皿2枚と扇子を模ったキンキラの焼物を買う。キスの小道と呼ばれる極端に狭い路地を通り抜けて、世界遺産のカテドラル(ヒラルダの塔)見学に行く。もうひとつの世界遺産アルカーサルは残念ながら外壁を眺めただけで通り過ぎる。大聖堂では時間があると言うCIMG2510のでヒラルダの塔(鐘楼)に登ってみる。イスラム時代は大モスクのミナレットだった部分である。高さは98mあり、70mの鐘撞堂の部分までスロープで登ることができる。サグラダファミリアの塔よりずっと楽であり、上からはセビーリャ市街が一望できる。カテドラルは1403年から約100年を 費やしモスクを基礎に造営されたもので、バチカンのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセントポール大聖堂と並ぶ世界三大カテドラルのひとつだそうである。インカからもたらされた黄金2屯を使ったという豪奢な主祭壇、キューバのマホガニー材で造られた彫刻細工が見事な聖歌隊席、コロンバスの棺、ムリーリョ作の宗教画「サン・アントニオの礼拝」などを見学する。確かに豪華絢爛ではあるが、中南米植民地の冨を強奪して築かれたものと考えると感心ばかりもしていられCIMG2538ない。昨年メキシコでアステカ帝国の無残な廃墟や優雅なコロニアル都市を見たばかり、どうしても同情はそちらにゆく。12:10バスに乗りこみ、 コルドバへ移動する。車中は疲れたのか居眠り組が続出、14:00コルドバに着いて遅い昼食となる。昼食会場のALMUDAINA(食料品市場の意味)は有名レストランらしく、訪れた要人の写真を壁に掲げてある。メニューはタパス(TAPAS)、すなわち小皿料理ということで、イカのリング揚げ・メルルーサのフライ・クリームコロッケ・スペイン風オムレツが大皿にまとめて出される。おつまみにちょうど良く、壜ビール(AMSTEL)を美味しく飲む。15:00~16:30コルドバ市内観光、アルカサールの外壁を眺めてから、世界遺産に登録されている”メスキータ”の見学に行く。巨大モスクの内部に教会の礼拝堂を嵌め込んだ異CIMG2548空間である。 ミフラーブ(壁龕)は9世紀後半に造られたままのオリジナルである。モスクに付き物のオレンジのパティオ(中庭)はイスラム教徒の瞑想の場所らしい。 メスキータ周辺に広がる旧ユダヤ人街も世界遺産である。白壁の美しい街の中に有名な花の小道がある。さすがにこの時期に花は少なく美しさもいまひとつ、行き止まりの小広場ではたわわにレモンが実る。観光を終えてコルドバ中央駅へ向う。テロによる列車爆破事件があったせいで、空港と同じような手荷物検査がある。ホームに入り、17:45発のスペイン新幹線AVEに乗り込む。1992年にフランスのTGVの技術を導入したものであるが、停車の時にギギー、キキーと音がうるさい。二等車のせいか車内の質感もいまいち、日本の新幹線の勝ちである。それでも走り出せば乗り心地はCIMG2567なかなか良く、19:35マドリッド・アトーチャ駅にすべりこむ。 アトーチャ駅の構内はまるで熱帯植物園、ヤシの木などの樹木や植物が所狭しと植え込まれている。どうもスペイン人の感覚が分らない。迎えのバスに乗り、ホテルに入る前に夕食に直行する。今日は中華料理、レストランは”京城酒家”である。現地食材を使ったスペイン風中華であり、味はともかく中国人(?)従業員の行儀が悪い。愛想が全くない上、食事も済んでいないうちに飲み物料金を清算に来る。21:00ホテルにチェックイン、4つ星のフェスタ・グランホテル・コロンの部屋は今までで一番上等、ここに連泊は嬉しい。持参のポットで水道水を沸かし日本茶を飲む。硬水だが結構いける。(続く)

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コメント

キリンビールの石田英克君の紹介で拝見しました。 昨年スペインを15日間で一周したもので大変楽しく拝読しました。 これからもたびたび見させていただきます。

投稿: 石井邦夫 | 2006年3月 5日 (日) 17:20

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