« 西インド世界遺産紀行 | トップページ | インドパック旅行必携の10品 »

エレファンタ島の石窟寺院群/チャトラパティ・シヴァージー駅

2006年2月24日(金) 6:15起床、髭を剃りUVカットを塗る。序に虫除けもスプレーする。ホテルのキャッシャーで30$をルピー(Rs)に交換すると1,234Rs、1$が41.1Rs、1Rs約3円である。レシートもくれず、表示レートからすると50Rsほど誤魔化されたようである。キャッシャー自身の手数料か、インド人は抜け目がない。7:30スーツケース(SC)を部屋の外へ出し朝食に行く。生野菜、カットフルーツ、生ジュース、ヨーグルト、牛乳を敬遠するとパンとコーヒーしか食べるものがない。ハムもベーコンも固くて不味、ヤレヤレ。同行のメンバーは初手から大皿てんこ盛りでバクバク、大丈夫であるか、ま自己管理・自己責任である。外は湿度が高くむっとするほど暑い。8:30バスに乗り出発する。CIMG2834 バス車内も香料の匂いがきつい。先ずインド門を見学する。欧州からインドに入る玄関口のムンバイ(ボンベイ)に立つ巨大な門は、英国王にしてインド皇帝ジョージ5世夫妻の来印を記念して1911年に建立されたものである。広場には外国人観光客目当ての物売りや物乞いが大勢たむろしていて、ゆっくり見学も出来ない。インド門の裏から小船に乗り、アラビア海を1時間弱クルージングして、エレファンタ島に行く。船の左側はインド海軍基地で、写真撮影は禁止である。船上涼風が心地よい。9:50エレファンタ島の桟橋着、桟橋から入場ゲートまではミニトレインに乗る。海岸の浅い場所にはマングローブ林が見られ、水色はトロリと黄濁して汚いが、サヨリが沢山泳いでいる。CIMG2797 赤い花をつけている木はコットンツリー、白花の木はルメリアとのことである。両側にびっしりと土産物屋が並ぶ石段の参道を登る。6~8世紀造営のヒンドゥー教寺院群は7窟あり、中では第1窟の彫刻が最も素晴らしい。窟内はひんやりしており、リンガ(男性のシンボル)を祀る祠堂を中心に、壁面には様々な姿態のシヴァ神像が彫り込まれている。Sadashiva(シヴァ神三面胸像;創造神・守護神・破壊神)、Nataraja Shiva(踊るシヴァ神)、Andhakari Shiva(悪魔を退治するシヴァ神)、Kalayanasundara Shiva(結婚するシヴァ神)、Gangadhara Shivaなどが、ヒンドゥー教の神話世界を表現する。CIMG2806 途中で放棄された未完成窟も幾つかある。乾季のせいか、菩提樹を始め島内の植物は埃を被って元気がない。草は全て茶褐色に枯れている。11:50再び同じ船に乗り、12:45インド門裏の船着場に戻る。バスにピックアップしてもらい昼食会場に向う。Sterters and Moreというレストランで最初のインド料理を味わう。味は辛いがまずまず食べられる。アイスクリームと果物は見送り、KING FISHERビールを飲む。透明の大壜(650ml)に詰めてあり、1本200Rs(600円)である。インドの物価水準からすると相当高いが、味はまずまず、苦味少なくさっぱりしている。 食事を終えてムンバイ市内観光に移る。2004年に世界CIMG2842遺産に登録されたチャトラパティ・シヴァージー駅(旧ヴィクトリア駅)の威容を眺める。付近の植え込みには2月というのに、ランタナ、ハイビスカス、ブーゲンビリアが咲き乱れ、この地が北緯18度の熱帯であることを実感する。仏教とほぼ同時期に成立したというジャイナ教寺院も見学させてもらう。不殺生・無所有の厳しい戒律を守るジャイナ教徒は全人口の0.5%と少ないが、富裕層が多いとのこと、寺院はこじんまりしているが総大理石製で扉飾りは純銀である。空港へ向う途中で大洗濯場を見学する。家庭で洗うのが困難な大物(ベッドカバーなど)を頼むらしく、 アイロン掛けもして一枚15Rs(45円)とのこと、それにしてもCIMG2854人海戦術の完全手洗いで、コンクリートで区画された何十もの小間に洗濯人がずらりと並ぶ。川から引きこんだと思われる洗い水を見ると、かえって汚れるのではと心配になる。カースト制度下層の職業で、洗濯人の家に生まれれば、どんなに優秀でも他の職業に就くのは難しいとのこと、インド社会制度の欠陥である(法律で表向きカースト制度は禁止されているが・・)。それにしても車窓から見る川は汚い。これまで見たどの国よりも汚れている。乾季のせいで水量が少ないこともあるが、まるでドブである。成る程これではとても水道水は飲めない。インド第一の経済都市(人口1,400万人)というのに、街中はどこもかしこもゴミだらけ、そのゴミの山を更に漁っている人もいる。すさまじい光景、貧の極み、日本のホームレスはインドに来れば王侯貴族である。時々道端や畑の中で野しゃがみしている御仁と目が合う。少しも臆するところなく堂々たるものである。瞑想に耽る哲学者の面貌を思わせ、思わずこちらが「失礼しました」と言いたくなる。中国よりも生活基盤やインフラ整備は大分遅れている。インド第一の都市がこの有様では先進国に追いつくのは30年も先になる。最近インド株投信を始めたが少し早まったかもしれぬ。16:15国内線のムンバイ空港着、SCを預けたまでは良かったが、18:40の出発時刻がどんどん先に延びる。遅延のお詫びとして地階ラウンジで飲み物とスナックが航空会社からサービスされる。この辺りは良心的である。一服しているうちに荒川静香選手金メダル獲得の報せが入り、 日本人から歓声が上る。IC887便は20:15ようやく離陸、21:05オーランガバード空港に着陸する。迎えのバスに乗り込み、21:50アンバサダー・アジャンタ・ホテル(AMBASSADOR AJANTA)に入る。直ぐにレストランに直行し夕食、マトンの串焼き、ナン、茹でジャガイモにライスのメニューである。料理の印象は薄いが、FOSTER'S LAGER(ビール)はなかなかいける。22:30やっと部屋に入る。206号室は前室に応接セットが置かれ、TVが2台もある。1CHでNHKも映る。風呂から上ると23:20、明日の列車泊の準備をしてベッドにもぐりこむ。(続く)

|

« 西インド世界遺産紀行 | トップページ | インドパック旅行必携の10品 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115323/8996325

この記事へのトラックバック一覧です: エレファンタ島の石窟寺院群/チャトラパティ・シヴァージー駅:

« 西インド世界遺産紀行 | トップページ | インドパック旅行必携の10品 »