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中国(黄山市)のビール

Cimg3613_1  今回の黄山・杭州5日間の旅で飲んだビールは全部で4種類。“黄山泉”、“雲海”、“黄山山水”(以上3種類は黄山市迎客松麦酒有限公司製造)、“西湖麦酒”(杭州西湖麦酒朝日股分有限公司製造)。いずれも非常に味わいが薄く水っぽい。それも其のはず、前3者の原麦汁濃度は僅か8%、日本のビールは普通11%なので、3割ほど水増ししている勘定になる。従ってアルコール含量も3%前後、油っこい中国料理には合うかもしれないが、これじゃ酔えない。大瓶1本20元(300円)は安いように思うが、水増しであることと中国の物価を考えると決して安くはない。最後の西湖麦酒はアルコール含量3.6%、これもやはり薄い。

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陶塤(トウケン)

Cimg3940 土笛の一種、中国最古の吹奏楽器のひとつである。7,000年以上の歴史があるこの楽器は、秦や漢王朝の時代に宮廷雅楽に使用され、有名な演奏曲に、「楚歌」「武牧羊」「問天」などがあるとのこと。オカリナに似ているがダクト式の吹き口は無い。側面に指押さえの8孔、天頂部に吹き口の1孔がある。杭州市の河坊街で昨日購入したもの、価格は160元(2,400円)である。説明書には『塤、是中華民族最古老的吹奏楽器、有七千多年的歴史、塤以陶土焼制、位列八音(土、木、金、石、革、糸、匏、竹)之首。其音色澤圓醇厚、中正平和、賦有人声的感情気廣』とある。素朴で神秘的な楽器である。

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杭州市内観光(Ⅱ)/帰国

2006年5月24日(水)  6:00起床、早くも帰国の日がくる。6:45朝食に下りる。今日もサラダと果物、ロールケーキにコーヒCimg3912ーとする。9:00ロビー集合、ホテル内の売店で堂々とニセブランド品を売っている。 中国政府の知財権保護も建前だけで当てにならない。空は相変わらずどんよりしており、朝から蒸し暑い。最後の観光は河坊街の自由散策、河坊街は古い街並を再現した特産品ショッピングモールである。清河坊歴史文化特色街区とあるが建物自体はみな新しい。ちょっと見には屯渓の老街に似ている。竹炭・竹酢液、アクセサリー、お茶・乾物、漢方薬、玉器、シルクを扱う店がずらりと建ち並ぶ。レストランや屋台街もあり、買い物客で 賑やかである。2006年産龍 井新茶の大缶を2缶70元で購入する。友誼商店の8分の1の価格、旅慣れていればこういう所で買物が出来る。もっとも龍井茶もピンからキリ、見た目も香りも同じだが50gで48元Cimg3917のものもあれば、68元、88元、果ては180元のものもある。どうも良く判らない。安いものは木の葉が混じっている粗悪品もあると言うので、釜炒りし立ての茶葉を目の前で缶に詰めてもらう。又、土笛(塤)1個と甘栗500g10元を2袋買う。10:30バスに乗り空港へ向う。銭塘江を渡るのも三度目、 橋長1,453mは利根川より余程広い。 11:20杭州蕭山国際空港に着く。税関申告書を書いて税関を抜け、ガイドのKさんに別れの挨拶を送る。出国審査を済ませて出発ロビーに入る。免税店で最終の土産を物色、紹興酒の8年物(80元)と10年物(98元)を1本づつ購入する。Kさん所属の中国旅行社の斡旋品は6年物が1本140元、やっぱり空港で買うのが正解である。帰りの便も全日空、NH930便に13:30搭乗する。35C席、ガラガラで横3席を占領する。14:05離陸、時計を1時間進ませる。(完)

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杭州市内観光(Ⅰ)

2006年5月23日(火)   6:00にモーニングコールで起きる。CH4で中国中央電視台制作の「新シルクロード」をやっている。NHKより内容は真面目、ずっと学術的である。6:30朝食、このホテル洋食があるので助かる。ロールケーキに野菜に果物を取り、コーヒーを飲む。7:30出発、今日は世界遺産の見学はなく杭州市内の観光、先ず西湖遊覧からスタートを切る。通勤風景を見るとまだまだ自転車やバイクが多い。バスも満員である。車も結構多いが北京や上海、広州ほどではない。Cimg3824並木の樹種はエンジュ、プラタナス、タブノキ、クスノキ、イチョウなど、何故か幹のかなり高い所まで縄を巻きつけている。杭州は美人の産地として中国では有名らしいが、街行く女性を見る限りそうでもない。今晩のオプション、総合舞踏の“西湖の夜”もパスした方がよさそうである。空は大気汚染のせいか、どんよりしてどうもすっきりしない。8:40蘇堤の乗船場から遊覧船に乗る。韓国人グループと一緒になるとこれが最悪、早速酒盛りが始まる。うるさくてガイドの説明が聞えない。中国といい韓国といい儒教の本家本元の国であるのに、国民のモラロジー教育は一体どうなっているのか。日本人以上に自己中ばかりである。西湖は周囲15km、面積は琵琶湖の100分の1というので箱根芦ノ湖位か、 最深部でも2.8mしかない。水色は美しいとは言えないが、ドブでもない。臭くない。聞けば彼の有名な銭塘江の逆流で毎月1回湖水が入れ替わるとのこと、なるほどと納得する。船は湖面をCimg3834 ゆっくり進む。雷峰塔や保俶塔が霞んで見える。西湖十景の“蘇堤春暁”を左に眺め、“三潭印月”を右に眺める。眞に優雅な舟遊び、白居易や蘇塘坡の昔が偲ばれる。優雅な気分に浸れたのも30分ほど、ほんの触りだけで西湖遊覧は終る。風雨亭の所で船を降り、湖畔のプラタナス並木を歩いて浙江省博物館の見学にゆく。湖中を覗くとウグイモドキが沢山泳いでいる。博物館は常年免費、即ち無料である。1階は5300~4000年前の良渚文化の文物、2階は越、呉越、宋時代の文物、3階は辛亥風雲(革命)に関するパネル写真等を展示している。10万点以上の収蔵品があり、ゆっくり見るには1日かかるとのこと、ここも触り程度に終る。予報では最高気温が29℃、今日も暑い。再びバスに乗って今度は龍井村に向う。連れて行かれたのは浙江友誼商店“龍井茶道館”、Cimg3854 外国人(特に日本人)を相手に割高な商品(この場合はお茶と茶器)を売りつける店である。エリザベス女王来店時の写真が殊更麗々しく掲げてある。日本の緑茶は生葉を蒸して醗酵を止めるが、中国の緑茶(龍井茶etc)は釜炒りで醗酵を止める。店頭で実演を見せられた後、奥まった一室に案内される。看板娘がお茶を入れてくれると見る間に、日本語を流暢に操る中年女性が出てきて売り込みにかかる。ウーロン茶1箱170元、プーアール茶170元、一葉茶238元、花茶(ジャスミン工芸茶)380元、ジャスミン茶240元、本命の龍井茶(ロンジン茶)は65g缶120元、130g缶240元と言う。つまり緑茶100gが2,800円、そんな高いお茶は日本でも飲んだことがない。自宅で飲むのはいつもグラム500円、昔会社で出していたのは確か350円である。非常に高い、高過ぎる。ここは当然見送るのが正しいが、同行の何人かは根負けして購入したようである。市内に戻って漸く昼食、麺点料Cimg3890理とのことで小龍包など出る。食後、仏教禅宗十大寺院の一つ、 霊隠寺に参拝する。13:20着、駐車場は観光バスで満杯、境内も観光客で溢れている。ギンギラギンの観光寺、余り有り難みは感じられない。文革で破壊され荒廃していた寺を1980年代に再建したとのこと、開山祖師の慧理を讃える理公塔、慧理の像、龍泓堂、威鎮三洲、大雄宝殿、五百羅漢堂、951年に造られた石窟坐像(写真)などを巡る。象に乗ったり獅子に乗ったりしている仏像は、今年2月にインドで見たジャイナ教窟の祖師像そっくりである。次いで銭塘江の北岸に建つ六和塔(リクワトウ)の見学に行く。呉越王の銭弘俶が銭塘江の高波を鎮めるため970年に建立したもので、高さ60m、7層8角の大塔である。 西安の大雁塔が高さ64mなので丁度同じ位であるが、外から眺めると13層Cimg3899に見える分一回り大きい感じがする。せっかくなので登楼料10元を支払って最上階まで登ってみる。全ての階に回廊が付いていて内部は大雁塔より広い。塔上から眺める杭州市街と銭塘江畔の景色は広闊且つ雄大である。最上階まで223段ある階段を登ると汗びっしょりになる。毎年陰暦8月18日に起きるという銭江観潮(海水の大逆流)を観に再び訪れる日が来るとよいが、、、。最後に予定にはなかったシルク博物館を案内するという。いやにサービスが良いと思ったら案の定、博物館には入らず敷地内にある商場へ連れ込まれる。シルクを纏った美女のファッションショーを見せられてから売り場の一室に拉致され、絹綿の布団はじめシルク製品の売り込み始まる。中国人は商魂たくましい。やっと解放されて夕食に行く。会場はホテル百合花飯店のレストラン、 そこで杭州名物のトンボーロ(東坡肉;豚の角煮)と乞食鳥(叫化鶏)が出る。トンボーロは醤油で煮しめたように真っ黒で見た目は悪いが、口当たりはとろけるように柔らかく美味。乞食鳥(写真)も真っ黒でグロテスク、何でもハスの葉で鶏をくるみ、ラップで包んで蒸し焼きにしたものらしい。恐る恐る箸を伸ばして食べてみると淡白でパサパサ、茹でたマグロの赤身を食べるようで案外いける。「西湖の夜」を観劇に行く8人と別れ、19:00タクシーでホテルに戻る。(続く)

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黄山(Ⅱ)

2006年5月22日(月)  黄山山中での一夜明ける。夜中に秘かにドアをノックする音、無視していると電話がかかってきて「マッサージは要りませんか?」と艶かしい女性の声、もはや特殊マッサージを必要とするほど若くは無い。どうりで部屋に入る時、客室係の女性が「お客さん一人?」と何度も確かめた訳である。今朝は天気が良ければ、4:15モーニングコールで清涼台までCimg3777_1御来光を仰ぎに行く予定であったが、生憎の土砂降り。まあ昨日天気に恵まれただけでもめっけもの、登って来て何も見えずそのまま下る羽目になる観光客も多いらしい。お粥、卵、漬物のあっさり朝食を済ませ7:40ロビーに集合、100円のビニルカッパを着て傘もさし、完全防水態勢で出発する。カメラ等はビニル袋に入れてリュックに仕舞う。先ずは始信峰に向う。同行のメンバーは、昨日のロングウォーキングが崇り膝が痛むらしく、下りが辛そうである。団結松、連理松(十大名松)、竜爪松など見事な枝ぶりの奇松が次々に現れる。どれも樹齢は1,000年ほど、種類は松科松属黄山松という固有種である。8:30始信峰直下のテラスに着く。始信峰(1,683m)は2年前から自然保護のため登頂禁止だそうである。テラスから始信峰の断崖に生える十大名松の一つ、Cimg3782“探海松”(写真上)を眺める。江沢民国家主席もそれを背景にして写真を撮ったという名松中の名松である。近くに竪琴松(写真下)という別の十大名松もある。最後に黒虎松を観て、9:00雲谷ロープウェー山頂駅に戻る。すでに山を下りる人で長蛇の列が出来ており、まともに並べば3、4時間待ちは覚悟しなければならぬ。 料金の高い貴賓票を買って傍らの土産物屋で一旦休憩、10:30貴賓待合室に入って呼び出しがかかるのを待つ。中国は今国内旅行ブーム、有名観光地はどこへ行っても大混雑する。声高な中国語が飛び交い喧しい。うるさいし、煩わしい。いずれ世界中の観光地がかくの如くなるかと思うとうんざり、今のうちである。11:10やっとお呼びがかかる。外はガスで真っ白、ロープウェーからの絶景が今日は全く拝めない。雲谷寺跡に下り着き、迎えのバスに乗る。下界もガスがかかり何も見えない。温泉区まで下りて食苑楼にCimg3802て昼食、20元を支払い特別料理のキノコスープを頼む。色々なキノコの良い出汁が出ており美味い。アシナガシメジとナメコの炒め物、 ワラビの煮物もいける。山の幸はみな美味しい。一階の櫻緑石なる店で買物タイム、何も欲しい物がなくこの時間が勿体無い。13:30漸く屯渓へ向けて出発、幸い雨も上る。14:40~15:50の間屯渓区の老街見物、宋や明時代の古い街並が保存されている。建物の一階は商店、二階が住居である。「買わないものには手を触れない」「落として壊したら法外な弁償金を請求されるよ」と何度もガイドのKさんから注意を受ける。通りには硯屋、玉器屋、乾物屋(キノコ、果物、花)、お茶屋、菓子屋、雑貨屋(扇子、櫛、etc)が並ぶ。こんなにCimg3797沢山同じような品物を扱う 店が並んでいて商売が成り立つのかと、他人事ながら心配になる。中国政府が天皇陛下に贈った硯を作ったという“三百硯斎”という硯屋に案内される。店主は周小林氏、硯作りの名人で、江沢民国家主席と一緒に撮った写真が飾られている。又天皇陛下に贈った硯と同じものも飾られている(同時に2本制作)。今では端渓より歙県硯の方が珍重されるとのこと、最低でも一本10数万円と高い。次いでKさんが勤める旅行会社経営のお茶屋に入り休憩する。美形の看板娘は商売上手、名物のゴマ煎餅1箱50元(750円)のところ、7箱3,500円で よいと言う。皆喜んでまとめ買いする。後で老街を自由散策して菓子屋を覗くと、簡易包装ながらCimg39381箱20元で売られている。しかも「便宜一点!」と言うと10元まで値引きしてくれる。中国旅行会社(現地ガイド)が日本人観光客を連れて行く店は総じて高い。包装などの体裁は良いが市場価格の5~10倍もする。日本で買う値段と変わりが無い、下手したら日本より高い。もう中国も5回目、手の内は読めている。乾物屋で大粒のナツメを5元分(30個ほど)買う。これが旅の達人である。一旦一昨日泊まったホテルに寄り、スーツケースを回収する。16:10杭州へ向け出発、再び徽杭高速を走る。沿線風景には桑畑が多い。杭州が中国一のシルクの産地と聞けば納得である。水田では田植えの真っ最中、全てが人海戦術、農業機械は全く見られない。茶畑も又多い。但し日本のように整然と刈り込まれているわけではなく虎刈り、中国人は上流階級はともかく農民に美意識や美的感覚の余裕はない。19:50杭州市内の夕食会場、杭州洪橋度假村に着く。21:00まで夕食、西湖麦酒を飲む。やはり水っぽいがアルコール含量3.6%は今までで一番まし。21:30今宵の宿、杭州皇冠大酒店(☆☆☆☆)に入る。部屋は802号室、バスローブも置いてあり今回の旅で一番良い。早速傘や濡れ物を拡げて乾かし、デジカメの充電を行う。(続く)

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黄山(Ⅰ)

2006年5月21日(日) ぐったり疲れて移動する車内で少し居眠りするうち、バスは早くも黄山の山麓にさしかかる。 付近は松、スギ、モミ、竹の混生林、特に竹の密度が高く竹が南方系の植物であることが良く判る。Cimg368513:35ロープウェー駅がある雲谷寺跡(標高980m)に着く。そこから見上げる黄山の峰々はでっかい妙義山といったところ、なかなかの景色である。やはり中国人観光客のグループが多く、ガイドがマイクを使って機関銃のようにしゃべる。やかましくて仕方が無い。午前中は3時間待ちだったらしいが、1時間ほど並ぶとロープウェーの順番がくる。 14:40山頂駅へ上る。早速石の階段道を踏みしめ、黄山の中で2番目に高い峰・光明頂へ向う。東西40km 、南北30kmからなる黄山には全部で15万段の石段があるとのこと、みな人海戦術で担ぎ上げ、人手で築き上げたものである。万里の長城を築く民族ならではの発想と成果物である。奇松、怪石、雲海、温泉で有名な黄山は中国十大風景名勝の一つである。(他の9つは、万里長城、故宮博物館、Cimg3743西湖、承徳の避暑山荘、桂林の山水、蘇州の庭園、西安の兵馬俑、三峡、台湾の日月潭) 明の地理学者霞客(カキャク)が五岳(泰山、衡山、崋山、恒山、嵩山)を凌ぐ中国一の山と讃えたとのことであるが、なるほどいかにも文人墨客好みの山水画の世界である。年寄りには応える石段の登下降であるが、樹木に名札が掛けてあり、それを読みながら進むと苦しさも和らぐ。樹木も下草も隣国だけに日本の山と似ている。何でも1,452種類の植物があるとのこと、一番目に付くのはやはり黄山松である。固有種とのことであるが松枯れ病とは無縁と見え、皆樹勢盛んである。その他にはナナカマド、ミヤマナラ、ヤマボウシ、ミツバツツジ、ヤマツツジ、Cimg3710 シャクナゲなどがある。日本の山で見るものとは少し異なるような気がする。15:30光明頂(1,840m)に着く。気象観測所とホテルが建ち観光客で溢れる山頂は俗化の極み、余り感激はない。黄山最高峰の蓮華峰(1,864m)と3番目の天都峰(1,810m)の眺めが良いのが救いである。どちらも峨峨とした岩山でどっしりと重量感に溢れている。1,800mを越える峰は3座しかないが、1,000mを越える峰が72もあり、峰と谷が複雑に入り組んだ険しい地形である。30分の写真タイムの後、飛来峰に向け出発する。 一旦下って20分ほど歩き、ひと登りすると飛来峰の直下に出る。金華山の天柱石に酷似した大岩、高さ12mのCimg3736“飛来石”が台座のようなピーク(飛来峰)の上に聳えている。山頂に登る階段は一人通るのがやっとの広さ、登る人と降る人で大渋滞し交通整理が必要なほど。漸く台座に上ると転落防止用柵が半分だけ回してあり、飛来石の表面に「書境」なる大文字が彫り込まれている。中国人は自然に手を加え過ぎる。日本で世界遺産にこんな彫り物をしたら大騒ぎになる。ここも眺めは申し分なく素晴らしい。雲海が出ていない点は物足りないが贅沢は言えぬ。黄山では年間80日しか晴れ間がないとのこと、きょうはその貴重な一日である。幸運なのである。17:25日没を眺める好ポイントとされる排雲亭に着く。日没の景色を愛でるのは日本人だけらしく、中国人は全く関心がないらしい。日没まで未だ1時間以上あるというので、更に絶景ポイントを求めて丹霞峰を越え、太平索道山頂駅まで足を延ばす。駅舎最上階のベランダに陣取り、夕陽が沈むのを待つ。18:45漸く日没、残念ながら太陽は山の端ではなく、その上の雲に隠れる。それでも黄山の峰峰が墨絵のようなシルエットに静まるのを見届け皆満足する。大分冷えCimg3766てきたので急いで宿へ向う。 19:00西海山荘着、山中では最高級の4ツ星ホテルである。標高は1,600mほど、割り当ての334号室に入る。隣の建物に在るレストラン・海中閣で夕食を摂る。料理はマズマズ、茄子とピーマン炒め、モヤシ炒め、大根スープなどあっさりしたものが多い。食材は全て強力によりここまで運び上げるとのこと、中国の失業者対策事業であろう。日本ならヘリコプターで搬送する。部屋に戻って風呂に入る。山荘とはいえ日本の山小屋とは全く違う。シャワーしかないが他は至れり尽くせり、アメニティーは何でも揃っている。水処理はどうなっているのか逆に心配になる。明らかにオーバーユースである。まさか垂れ流しではないと思うが、とかく金儲け最優先の国、自然保護は二の次、三の次になりかねぬ。風呂に入ってさっぱりすると20:50、TVを観ている内に眠くなる。(続く)

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安徽省南部の古村落/西逓村・宏村

2006年5月20日(土) 5:00起床、雨は上ったものの低気圧の通過で風が強い。南柏駅まで家内に送ってもらい6:00の電車に乗る。我孫子、成田で乗り継ぎ、7:40成田空港第2ターミナルビルに着く。8:20集合なので大分余裕がある。受付で搭乗券と帰りの航空券を受け取り、ANAカウンターでスーツケースを預ける。出国審査を済ませて8:20には搭乗口ロビー(70K)に入る。添乗員が付かないツアーはシンプル、案内も説明もない。何人のツアーかも、どんなメンバーかも杭州空港へ着いてみなければ判らずミステリアス、未だ離陸まで2時間もある。Cimg3602暇なのでマイレージ登録など行う。10:00いよいよ搭乗、NH929便(B767)はほぼ満席、 41E席に納まる。中国へ出発する便が多いとのことで予定より1時間も遅れ11:15離陸、早速腕時計を1時間遅らせる。直ぐに昼食が出る。サワラの西京焼きに茶蕎麦のメニュー、ビールも飲む。 入国書類を記入し、映画「キング・コング」を30分ほど観たところで早くも着陸態勢に入る。13:10杭州蕭山国際空港着陸、飛行時間3時間、中国は近くてよい。外は蒸し暑く、今日の最高気温32℃とのこと、半袖シャツを持って来なかったのは失敗である。現地添乗員のK氏に迎えられる。30代半ば位の男性、日本語が上手く安心する。ツアーメンバーは14名、 内訳は夫婦4組、父娘1組、一人参加4名で、サプライズは無いが少人数なのでほっとする。14:00迎えのバスに乗り込み屯渓へ向かう。44人乗りの大型 バスなのでゆったりしており、4時間のバスの旅も苦にならない。道沿いには、屋上に茶室を備えた総タイル張りの洒落た住宅が建ち並ぶ。浙江省は中国34の行政区の中で4番目に豊かとのこと、沿海部の経済発展は目覚ましい。車窓から眺める風景が水田、養魚池、麦畑、茶畑、竹林などに変わる。ちょうど麦秋の時期で麦藁を焼く煙があちこちで立ち昇る。一昔前の日本の農村風景を見るようでなんとも懐かしい。バスはガラガラの徽杭高速を走る。2008年北京オリンピックに向け全国で高速道路網を整備中との事、昼夜の突貫工事らしく所々工事中の個所がある。18:00黄山市に入る。1990年に黄山が世界遺産に登録されたのを機に 従来の屯渓市から改名したとのこと、人口は150万人で1区4県から成る。もともとは農業が主産業であったが、今は黄山のお陰で観光業がメインである。屯渓区が市の中心で、黟県(イケン)は古民居、歙県(キュウケン)は硯、祁門県(キーモンケン)は紅茶、休寧県(キュウネイケン)はゴマで有名とのこと。18:15黄山国際大酒店にチェックイン、4つ星ホテルで黄山市では最高クラスとのこと、225号室に入る。荷物だけ置いてロビーに集まり、市内のレストラン・桂麓酒楼に夕食に行く。草魚とヒメタケノコが主菜では推して知るべし、珍味もない。ビールもまた水のように薄い。19:45ホテルに戻る。TVをつけると娯楽番組が増え、内容も急速に垢抜けしつつある。風呂に入ってさっぱりすると21:00。

5月21日(日) 5:30起床、6:30からの朝食を済ませホテルの周辺を散策する。ホテルの前を流れる新安江の川岸で洗濯をしている人が大勢いる。7:40ロビー集合、今夜は黄山山中泊なのでリュックにCimg3645下着一組を詰めただけの軽装備、大きな荷物はホテルに預けて行く。現地ガイドKさんの自宅は新安江の対岸に建つ新築マンションの一室で130㎡、価格30万元(450万円)を20年ローンで 購入したとのこと。なんでも中国では結婚式の費用も住居も全て男性側が揃えねばならず、資力のない男性は結婚も出来ないとのこと、「男はつらいよ」と頻りにぼやく。日本も似たようなものである。 7:45出発、黄山に行く途中の世界文化遺産、安徽省南部の古村落“西逓村(セイテイソン)”と“宏村(コウソン)”の見学に向う。陽光燦燦、北緯30度のこの地はもう夏である。8:40西逓村着、白壁に黒瓦、馬頭壁(日本で言うウダツ)を特徴とする明代( 500~600年前)の古民家群がひとかたまりの村落を形成している。村の入口をくぐり狭い 路地を進む。殆どの家が一階でCimg3659土産物を商っている。役人の家という“廣古斎”や、村一番の豪邸“瑞玉庭”を見学する。客間には正面に床の間があり、額、掛け軸、聯、時計(中央)、筆立て(両側)、鏡(左)、花瓶(右)がセットで飾られている。何か意味があるらしいが説明を聞き漏らす。この辺りの標高は300m、それにしても蒸し暑い。1時間ほどで切り上げ宏村へ向う。9:55着、入場料は80元と高い。村を囲む湖沼にかかる石橋を渡って村内に入る。古民家の造りは西逓村と同じであるが、この村の方が一回りも二廻りも大きい。 中央広場に半月池があり、その側らの水郷茶楼・根心堂に入ってティーブレーク、龍井茶(緑茶)と祁門紅茶を飲む。村内一の豪邸“承志堂”を見学、阿片の吸引室、麻雀室、妾部屋、客室などを順順に巡る。例のごとく写真とメモに熱中していると、Cimg3668何時の間にか仲間の姿が消え失せる。30秒かそこらのことであるが、見事に置いてきぼりである。慌てて承志堂の出口から飛び出してみたものの、そこから先の路地は迷路のように入り組み、どこへどう曲がったものやら見当もつかない。悪いことに中国人の団体旅行者が 何組もいて視界も効かない。やれやれ、確か村内で昼食を摂ると言っていたようであるが店の名前を聞いていない。行き先を尋ねようにも尋ねられない。まさか「私はどこへ行ったら良いのでしょう」とも聞けないし、、、。もっとも周りは中国人ばかり、日本語も通じない。携帯電話も無いし、あったとしてもKさんの番号を知らないし、、、全くのお手上げである。仕方が無いので道標に従い一旦駐車場に戻る。ずらりと居並ぶバスの中から乗ってきたバスを漸く探し当て、運転手の携Cimg3666帯電話でKさんに連絡を取ってもらう。 日本語も英語もドイツ語も通じないので筆談である。ただでさえ蒸し暑くて汗だくなのに、冷や汗や脂汗まで出てくる。やっとKさんに繋がる。探し回っていたらしく先方も切迫した声である。10分ほどで迎えに来てくれる。いやー参った、参りました、中国で道に迷うと実に始末が悪い。レストランは十三楼という名前で山手の奥まった所、皆の残り物を急いで食べる。ここもヒメタケノコがご馳走である。食事の後、村の出口にある市場を覗く。フナや鯉、泥鰌、タニシなどの川の幸、ワラビ、ウスヒラタケ、アラゲキクラゲ、シイタケなどの山の幸が並んでいる。が、珍品はない。12:30バスに乗り黄山へ向う。(続く)

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伏見トウガラシ

01_742006年5月18日(木) 柏駅前高島屋地下食品売り場で購入。京都府産、ひと盛り350円也。いわゆる京野菜の一種、大型の青唐辛子で辛味はなく寧ろ甘いとのこと。天ぷら、焼き物、炒め物にするとビールのつまみに最高らしい。夕食時がぐっと楽しみになる。                                    

                                         伏見トウガラシの艶やかな緑色に似合うビールは・・・、というと・・、うーむ、あれしかない。エンボスが格調高いグリーンボトルの01_76ハートランド。早速南柏駅前のカスミの酒売り場に走る。役者が揃いmmm完璧、今夜は最高!

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タラの芽

02_322006年 5月15日(月) 秩父御嶽山で採取したやや伸び過ぎのタラの芽、棘が指にささって痛い。それでも天麩羅にすれば、これ位の棘は気にならなくなる。遅ればせながら今年初めての味覚、泡の出る飲み物と一緒に有り難く頂戴する。

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小樽ビール

02_262006年5月12日(金) 息子夫婦がGWに北海道を旅行した際、ブログネタにと購入してきてくれたもの。
(ラベル説明)ピルスナータイプビール 最高のアロマホップを使用。ひと口目ののどごしがずっと続いていく、爽快な飲み心地が特徴です。賞味期限:製造後4週間 原材料:麦芽、ホップ 容量:1000ml アルコール分:約4.9% 製造者:㈱アレフ 小樽ビール醸造所 小樽市銭函3丁目263-19 TEL(0134)61-2277  要冷蔵
個人的嗜好による香味評価;☆☆☆

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ツブ貝

02_252006年5月11日(木)  新柏駅前の東武ストアで本日購入した北海道産の殻付きツブ貝(100グラム88円、1パック6個入り381円)。早速塩湯でして殻を割り中身を取り出す。肉も内臓も適当な大きさにスライスし、わさび醤油で食べる。酒はこの場合何といってもビール、先日息子夫婦にもらった小樽ビールの栓を抜く。北海道産同士、相性は抜群、申し分なく美味い。因みにツブ貝はエゾバイ科の貝の総称、保育社の原色日本貝類図鑑で調べると50種類ほど載っている。写真のツブ貝は俗に灯台ツブと呼ばれるクビレバイかその仲間と思われる。

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クリガニ

01_552006年5月10日(水)  近所のスーパーで購入した北海道産の活きクリガニ(雄)、2匹400円は高級ケガニに較べると一桁安い。名前の由来は甲羅の形が栗に似ているためと思われる。全体に剛毛が生えておりどちらが毛蟹の本家か判らないが、ケガニはオオクリガニとも呼ばれるように、より大型で甲羅が四角いことで区別できる。クリガニの味噌と肉の味は共にケガニより淡白、やや旨味には欠けるが飽きがこない。活き蟹だけに冷凍タラバや冷凍ズワイよりはずっといける。短歌集「楽隠居」中の一首、「現役の頃もクリガニ ケガニなぞロシア産でも夢の又夢」、“知足安分”(足るを知り分に安んじる)が大切である。

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春山の恵み/山菜

P1000146 5月6日(土) 5月3日の本社ヶ丸・鶴ヶ鳥屋山で採取した山菜。皿の左がコシアブラ(緑色のハカマ)、右はハリギリ(赤紫色のハカマ)、上はワラビ。

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ハリギリ

02_22 5月3日(水) 本社ヶ丸。ウコギ科の落葉高木、葉はカエデのような掌状型で枝にタラノキのように棘があるのですぐ判る。若芽は天ぷらにすると非常に美味しく、通人の間では珍重される。ウコギ科の新芽はいずれも山菜として利用できるが、個人的な好みで順位をつけると、1位;ハリギリ、2位;コシアブラ、3位;ヤマウド、4位;タラの芽、5位;ウコギになる。以前、上州武尊山でハリブキの新芽を採取している人を見かけたが、ハリブキもウコギ科、そのうち試食してみたいものである。

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ヒラタケ

05_5 2006年 5月3日(水) 本社ヶ丸山頂から鶴ヶ鳥屋山方面へ向う稜線上、ミズナラ(?)の倒木に発生していたもの。側面にも出ていてたちまちレジ袋が一杯になる。自然木の滋養を吸収して育った天然ヒラタケの味と香りは絶品、栽培品とは別物である。味噌汁、お吸い物、炊き込みご飯、キノコスープ、油炒め、天ぷら、ホイル焼き、、、色々美味しそうなメニューが頭に浮かぶ。春山万歳!疲れた体も元気になる。

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クロメバル

01_452006年5月1日(月) 一 昨日息子が大洗沖に出漁し釣り上げてきた良型メバル、大きいもので30cmある。キュウセン(ベラ)も含めて10尾の収獲は、船代を考えると1尾1,000円の勘定である。早速ワタを抜きウロコを剥がして、尾頭付きのまま煮付けにする。このほか、梅肉、醤油、味醂、出し汁で作ったタレの中にじっくり漬け込み、焼いて食べるのも美味しい。

「夕山吹 めばるの煮付 そり返り」(龍男)

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