« 黄山(Ⅱ) | トップページ | 杭州市内観光(Ⅱ)/帰国 »

杭州市内観光(Ⅰ)

2006年5月23日(火)   6:00にモーニングコールで起きる。CH4で中国中央電視台制作の「新シルクロード」をやっている。NHKより内容は真面目、ずっと学術的である。6:30朝食、このホテル洋食があるので助かる。ロールケーキに野菜に果物を取り、コーヒーを飲む。7:30出発、今日は世界遺産の見学はなく杭州市内の観光、先ず西湖遊覧からスタートを切る。通勤風景を見るとまだまだ自転車やバイクが多い。バスも満員である。車も結構多いが北京や上海、広州ほどではない。Cimg3824並木の樹種はエンジュ、プラタナス、タブノキ、クスノキ、イチョウなど、何故か幹のかなり高い所まで縄を巻きつけている。杭州は美人の産地として中国では有名らしいが、街行く女性を見る限りそうでもない。今晩のオプション、総合舞踏の“西湖の夜”もパスした方がよさそうである。空は大気汚染のせいか、どんよりしてどうもすっきりしない。8:40蘇堤の乗船場から遊覧船に乗る。韓国人グループと一緒になるとこれが最悪、早速酒盛りが始まる。うるさくてガイドの説明が聞えない。中国といい韓国といい儒教の本家本元の国であるのに、国民のモラロジー教育は一体どうなっているのか。日本人以上に自己中ばかりである。西湖は周囲15km、面積は琵琶湖の100分の1というので箱根芦ノ湖位か、 最深部でも2.8mしかない。水色は美しいとは言えないが、ドブでもない。臭くない。聞けば彼の有名な銭塘江の逆流で毎月1回湖水が入れ替わるとのこと、なるほどと納得する。船は湖面をCimg3834 ゆっくり進む。雷峰塔や保俶塔が霞んで見える。西湖十景の“蘇堤春暁”を左に眺め、“三潭印月”を右に眺める。眞に優雅な舟遊び、白居易や蘇塘坡の昔が偲ばれる。優雅な気分に浸れたのも30分ほど、ほんの触りだけで西湖遊覧は終る。風雨亭の所で船を降り、湖畔のプラタナス並木を歩いて浙江省博物館の見学にゆく。湖中を覗くとウグイモドキが沢山泳いでいる。博物館は常年免費、即ち無料である。1階は5300~4000年前の良渚文化の文物、2階は越、呉越、宋時代の文物、3階は辛亥風雲(革命)に関するパネル写真等を展示している。10万点以上の収蔵品があり、ゆっくり見るには1日かかるとのこと、ここも触り程度に終る。予報では最高気温が29℃、今日も暑い。再びバスに乗って今度は龍井村に向う。連れて行かれたのは浙江友誼商店“龍井茶道館”、Cimg3854 外国人(特に日本人)を相手に割高な商品(この場合はお茶と茶器)を売りつける店である。エリザベス女王来店時の写真が殊更麗々しく掲げてある。日本の緑茶は生葉を蒸して醗酵を止めるが、中国の緑茶(龍井茶etc)は釜炒りで醗酵を止める。店頭で実演を見せられた後、奥まった一室に案内される。看板娘がお茶を入れてくれると見る間に、日本語を流暢に操る中年女性が出てきて売り込みにかかる。ウーロン茶1箱170元、プーアール茶170元、一葉茶238元、花茶(ジャスミン工芸茶)380元、ジャスミン茶240元、本命の龍井茶(ロンジン茶)は65g缶120元、130g缶240元と言う。つまり緑茶100gが2,800円、そんな高いお茶は日本でも飲んだことがない。自宅で飲むのはいつもグラム500円、昔会社で出していたのは確か350円である。非常に高い、高過ぎる。ここは当然見送るのが正しいが、同行の何人かは根負けして購入したようである。市内に戻って漸く昼食、麺点料Cimg3890理とのことで小龍包など出る。食後、仏教禅宗十大寺院の一つ、 霊隠寺に参拝する。13:20着、駐車場は観光バスで満杯、境内も観光客で溢れている。ギンギラギンの観光寺、余り有り難みは感じられない。文革で破壊され荒廃していた寺を1980年代に再建したとのこと、開山祖師の慧理を讃える理公塔、慧理の像、龍泓堂、威鎮三洲、大雄宝殿、五百羅漢堂、951年に造られた石窟坐像(写真)などを巡る。象に乗ったり獅子に乗ったりしている仏像は、今年2月にインドで見たジャイナ教窟の祖師像そっくりである。次いで銭塘江の北岸に建つ六和塔(リクワトウ)の見学に行く。呉越王の銭弘俶が銭塘江の高波を鎮めるため970年に建立したもので、高さ60m、7層8角の大塔である。 西安の大雁塔が高さ64mなので丁度同じ位であるが、外から眺めると13層Cimg3899に見える分一回り大きい感じがする。せっかくなので登楼料10元を支払って最上階まで登ってみる。全ての階に回廊が付いていて内部は大雁塔より広い。塔上から眺める杭州市街と銭塘江畔の景色は広闊且つ雄大である。最上階まで223段ある階段を登ると汗びっしょりになる。毎年陰暦8月18日に起きるという銭江観潮(海水の大逆流)を観に再び訪れる日が来るとよいが、、、。最後に予定にはなかったシルク博物館を案内するという。いやにサービスが良いと思ったら案の定、博物館には入らず敷地内にある商場へ連れ込まれる。シルクを纏った美女のファッションショーを見せられてから売り場の一室に拉致され、絹綿の布団はじめシルク製品の売り込み始まる。中国人は商魂たくましい。やっと解放されて夕食に行く。会場はホテル百合花飯店のレストラン、 そこで杭州名物のトンボーロ(東坡肉;豚の角煮)と乞食鳥(叫化鶏)が出る。トンボーロは醤油で煮しめたように真っ黒で見た目は悪いが、口当たりはとろけるように柔らかく美味。乞食鳥(写真)も真っ黒でグロテスク、何でもハスの葉で鶏をくるみ、ラップで包んで蒸し焼きにしたものらしい。恐る恐る箸を伸ばして食べてみると淡白でパサパサ、茹でたマグロの赤身を食べるようで案外いける。「西湖の夜」を観劇に行く8人と別れ、19:00タクシーでホテルに戻る。(続く)

|

« 黄山(Ⅱ) | トップページ | 杭州市内観光(Ⅱ)/帰国 »

コメント

黄山の標準コースタイムが分かると有り難いのですが。

投稿: | 2010年4月12日 (月) 19:04

去年の11月に友達と上海から高速鉄道使っていきました。石仏に感動しました。修行僧が念じながら掘ったんだろうなぁなんて感じながらゆっくりまわりました。失敗したのは西湖を回っている電動バス40元で一周するチケット買って、乗り降り自由だと思ったがダメでかなり交渉したがまた10元払い次ぎの停留場にいきました。悔しかった!! 雷峰塔の木彫りの展示物の巧みさは見事でした。

投稿: 今野 絹枝 | 2017年3月28日 (火) 00:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 杭州市内観光(Ⅰ):

« 黄山(Ⅱ) | トップページ | 杭州市内観光(Ⅱ)/帰国 »