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黄山(Ⅱ)

2006年5月22日(月)  黄山山中での一夜明ける。夜中に秘かにドアをノックする音、無視していると電話がかかってきて「マッサージは要りませんか?」と艶かしい女性の声、もはや特殊マッサージを必要とするほど若くは無い。どうりで部屋に入る時、客室係の女性が「お客さん一人?」と何度も確かめた訳である。今朝は天気が良ければ、4:15モーニングコールで清涼台までCimg3777_1御来光を仰ぎに行く予定であったが、生憎の土砂降り。まあ昨日天気に恵まれただけでもめっけもの、登って来て何も見えずそのまま下る羽目になる観光客も多いらしい。お粥、卵、漬物のあっさり朝食を済ませ7:40ロビーに集合、100円のビニルカッパを着て傘もさし、完全防水態勢で出発する。カメラ等はビニル袋に入れてリュックに仕舞う。先ずは始信峰に向う。同行のメンバーは、昨日のロングウォーキングが崇り膝が痛むらしく、下りが辛そうである。団結松、連理松(十大名松)、竜爪松など見事な枝ぶりの奇松が次々に現れる。どれも樹齢は1,000年ほど、種類は松科松属黄山松という固有種である。8:30始信峰直下のテラスに着く。始信峰(1,683m)は2年前から自然保護のため登頂禁止だそうである。テラスから始信峰の断崖に生える十大名松の一つ、Cimg3782“探海松”(写真上)を眺める。江沢民国家主席もそれを背景にして写真を撮ったという名松中の名松である。近くに竪琴松(写真下)という別の十大名松もある。最後に黒虎松を観て、9:00雲谷ロープウェー山頂駅に戻る。すでに山を下りる人で長蛇の列が出来ており、まともに並べば3、4時間待ちは覚悟しなければならぬ。 料金の高い貴賓票を買って傍らの土産物屋で一旦休憩、10:30貴賓待合室に入って呼び出しがかかるのを待つ。中国は今国内旅行ブーム、有名観光地はどこへ行っても大混雑する。声高な中国語が飛び交い喧しい。うるさいし、煩わしい。いずれ世界中の観光地がかくの如くなるかと思うとうんざり、今のうちである。11:10やっとお呼びがかかる。外はガスで真っ白、ロープウェーからの絶景が今日は全く拝めない。雲谷寺跡に下り着き、迎えのバスに乗る。下界もガスがかかり何も見えない。温泉区まで下りて食苑楼にCimg3802て昼食、20元を支払い特別料理のキノコスープを頼む。色々なキノコの良い出汁が出ており美味い。アシナガシメジとナメコの炒め物、 ワラビの煮物もいける。山の幸はみな美味しい。一階の櫻緑石なる店で買物タイム、何も欲しい物がなくこの時間が勿体無い。13:30漸く屯渓へ向けて出発、幸い雨も上る。14:40~15:50の間屯渓区の老街見物、宋や明時代の古い街並が保存されている。建物の一階は商店、二階が住居である。「買わないものには手を触れない」「落として壊したら法外な弁償金を請求されるよ」と何度もガイドのKさんから注意を受ける。通りには硯屋、玉器屋、乾物屋(キノコ、果物、花)、お茶屋、菓子屋、雑貨屋(扇子、櫛、etc)が並ぶ。こんなにCimg3797沢山同じような品物を扱う 店が並んでいて商売が成り立つのかと、他人事ながら心配になる。中国政府が天皇陛下に贈った硯を作ったという“三百硯斎”という硯屋に案内される。店主は周小林氏、硯作りの名人で、江沢民国家主席と一緒に撮った写真が飾られている。又天皇陛下に贈った硯と同じものも飾られている(同時に2本制作)。今では端渓より歙県硯の方が珍重されるとのこと、最低でも一本10数万円と高い。次いでKさんが勤める旅行会社経営のお茶屋に入り休憩する。美形の看板娘は商売上手、名物のゴマ煎餅1箱50元(750円)のところ、7箱3,500円で よいと言う。皆喜んでまとめ買いする。後で老街を自由散策して菓子屋を覗くと、簡易包装ながらCimg39381箱20元で売られている。しかも「便宜一点!」と言うと10元まで値引きしてくれる。中国旅行会社(現地ガイド)が日本人観光客を連れて行く店は総じて高い。包装などの体裁は良いが市場価格の5~10倍もする。日本で買う値段と変わりが無い、下手したら日本より高い。もう中国も5回目、手の内は読めている。乾物屋で大粒のナツメを5元分(30個ほど)買う。これが旅の達人である。一旦一昨日泊まったホテルに寄り、スーツケースを回収する。16:10杭州へ向け出発、再び徽杭高速を走る。沿線風景には桑畑が多い。杭州が中国一のシルクの産地と聞けば納得である。水田では田植えの真っ最中、全てが人海戦術、農業機械は全く見られない。茶畑も又多い。但し日本のように整然と刈り込まれているわけではなく虎刈り、中国人は上流階級はともかく農民に美意識や美的感覚の余裕はない。19:50杭州市内の夕食会場、杭州洪橋度假村に着く。21:00まで夕食、西湖麦酒を飲む。やはり水っぽいがアルコール含量3.6%は今までで一番まし。21:30今宵の宿、杭州皇冠大酒店(☆☆☆☆)に入る。部屋は802号室、バスローブも置いてあり今回の旅で一番良い。早速傘や濡れ物を拡げて乾かし、デジカメの充電を行う。(続く)

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