« 伏見トウガラシ | トップページ | 黄山(Ⅰ) »

安徽省南部の古村落/西逓村・宏村

2006年5月20日(土) 5:00起床、雨は上ったものの低気圧の通過で風が強い。南柏駅まで家内に送ってもらい6:00の電車に乗る。我孫子、成田で乗り継ぎ、7:40成田空港第2ターミナルビルに着く。8:20集合なので大分余裕がある。受付で搭乗券と帰りの航空券を受け取り、ANAカウンターでスーツケースを預ける。出国審査を済ませて8:20には搭乗口ロビー(70K)に入る。添乗員が付かないツアーはシンプル、案内も説明もない。何人のツアーかも、どんなメンバーかも杭州空港へ着いてみなければ判らずミステリアス、未だ離陸まで2時間もある。Cimg3602暇なのでマイレージ登録など行う。10:00いよいよ搭乗、NH929便(B767)はほぼ満席、 41E席に納まる。中国へ出発する便が多いとのことで予定より1時間も遅れ11:15離陸、早速腕時計を1時間遅らせる。直ぐに昼食が出る。サワラの西京焼きに茶蕎麦のメニュー、ビールも飲む。 入国書類を記入し、映画「キング・コング」を30分ほど観たところで早くも着陸態勢に入る。13:10杭州蕭山国際空港着陸、飛行時間3時間、中国は近くてよい。外は蒸し暑く、今日の最高気温32℃とのこと、半袖シャツを持って来なかったのは失敗である。現地添乗員のK氏に迎えられる。30代半ば位の男性、日本語が上手く安心する。ツアーメンバーは14名、 内訳は夫婦4組、父娘1組、一人参加4名で、サプライズは無いが少人数なのでほっとする。14:00迎えのバスに乗り込み屯渓へ向かう。44人乗りの大型 バスなのでゆったりしており、4時間のバスの旅も苦にならない。道沿いには、屋上に茶室を備えた総タイル張りの洒落た住宅が建ち並ぶ。浙江省は中国34の行政区の中で4番目に豊かとのこと、沿海部の経済発展は目覚ましい。車窓から眺める風景が水田、養魚池、麦畑、茶畑、竹林などに変わる。ちょうど麦秋の時期で麦藁を焼く煙があちこちで立ち昇る。一昔前の日本の農村風景を見るようでなんとも懐かしい。バスはガラガラの徽杭高速を走る。2008年北京オリンピックに向け全国で高速道路網を整備中との事、昼夜の突貫工事らしく所々工事中の個所がある。18:00黄山市に入る。1990年に黄山が世界遺産に登録されたのを機に 従来の屯渓市から改名したとのこと、人口は150万人で1区4県から成る。もともとは農業が主産業であったが、今は黄山のお陰で観光業がメインである。屯渓区が市の中心で、黟県(イケン)は古民居、歙県(キュウケン)は硯、祁門県(キーモンケン)は紅茶、休寧県(キュウネイケン)はゴマで有名とのこと。18:15黄山国際大酒店にチェックイン、4つ星ホテルで黄山市では最高クラスとのこと、225号室に入る。荷物だけ置いてロビーに集まり、市内のレストラン・桂麓酒楼に夕食に行く。草魚とヒメタケノコが主菜では推して知るべし、珍味もない。ビールもまた水のように薄い。19:45ホテルに戻る。TVをつけると娯楽番組が増え、内容も急速に垢抜けしつつある。風呂に入ってさっぱりすると21:00。

5月21日(日) 5:30起床、6:30からの朝食を済ませホテルの周辺を散策する。ホテルの前を流れる新安江の川岸で洗濯をしている人が大勢いる。7:40ロビー集合、今夜は黄山山中泊なのでリュックにCimg3645下着一組を詰めただけの軽装備、大きな荷物はホテルに預けて行く。現地ガイドKさんの自宅は新安江の対岸に建つ新築マンションの一室で130㎡、価格30万元(450万円)を20年ローンで 購入したとのこと。なんでも中国では結婚式の費用も住居も全て男性側が揃えねばならず、資力のない男性は結婚も出来ないとのこと、「男はつらいよ」と頻りにぼやく。日本も似たようなものである。 7:45出発、黄山に行く途中の世界文化遺産、安徽省南部の古村落“西逓村(セイテイソン)”と“宏村(コウソン)”の見学に向う。陽光燦燦、北緯30度のこの地はもう夏である。8:40西逓村着、白壁に黒瓦、馬頭壁(日本で言うウダツ)を特徴とする明代( 500~600年前)の古民家群がひとかたまりの村落を形成している。村の入口をくぐり狭い 路地を進む。殆どの家が一階でCimg3659土産物を商っている。役人の家という“廣古斎”や、村一番の豪邸“瑞玉庭”を見学する。客間には正面に床の間があり、額、掛け軸、聯、時計(中央)、筆立て(両側)、鏡(左)、花瓶(右)がセットで飾られている。何か意味があるらしいが説明を聞き漏らす。この辺りの標高は300m、それにしても蒸し暑い。1時間ほどで切り上げ宏村へ向う。9:55着、入場料は80元と高い。村を囲む湖沼にかかる石橋を渡って村内に入る。古民家の造りは西逓村と同じであるが、この村の方が一回りも二廻りも大きい。 中央広場に半月池があり、その側らの水郷茶楼・根心堂に入ってティーブレーク、龍井茶(緑茶)と祁門紅茶を飲む。村内一の豪邸“承志堂”を見学、阿片の吸引室、麻雀室、妾部屋、客室などを順順に巡る。例のごとく写真とメモに熱中していると、Cimg3668何時の間にか仲間の姿が消え失せる。30秒かそこらのことであるが、見事に置いてきぼりである。慌てて承志堂の出口から飛び出してみたものの、そこから先の路地は迷路のように入り組み、どこへどう曲がったものやら見当もつかない。悪いことに中国人の団体旅行者が 何組もいて視界も効かない。やれやれ、確か村内で昼食を摂ると言っていたようであるが店の名前を聞いていない。行き先を尋ねようにも尋ねられない。まさか「私はどこへ行ったら良いのでしょう」とも聞けないし、、、。もっとも周りは中国人ばかり、日本語も通じない。携帯電話も無いし、あったとしてもKさんの番号を知らないし、、、全くのお手上げである。仕方が無いので道標に従い一旦駐車場に戻る。ずらりと居並ぶバスの中から乗ってきたバスを漸く探し当て、運転手の携Cimg3666帯電話でKさんに連絡を取ってもらう。 日本語も英語もドイツ語も通じないので筆談である。ただでさえ蒸し暑くて汗だくなのに、冷や汗や脂汗まで出てくる。やっとKさんに繋がる。探し回っていたらしく先方も切迫した声である。10分ほどで迎えに来てくれる。いやー参った、参りました、中国で道に迷うと実に始末が悪い。レストランは十三楼という名前で山手の奥まった所、皆の残り物を急いで食べる。ここもヒメタケノコがご馳走である。食事の後、村の出口にある市場を覗く。フナや鯉、泥鰌、タニシなどの川の幸、ワラビ、ウスヒラタケ、アラゲキクラゲ、シイタケなどの山の幸が並んでいる。が、珍品はない。12:30バスに乗り黄山へ向う。(続く)

|

« 伏見トウガラシ | トップページ | 黄山(Ⅰ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 伏見トウガラシ | トップページ | 黄山(Ⅰ) »