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アレキサンドリア市内観光

2007年2月3日(土) 4:45ドアをノックし車掌が起こしにくる。ベッドを手早くたたんだかと思うと朝食を持って来る。Cimg5566 4種類のパンにチーズ、バター、ジャム、オリーブのピクルスそれにコーヒーが付く。朝からこんなにパンばかり食べる訳がない。トイレは一応洋式、軌道上に垂れ流す方式らしく駅で停車中は使えない。まずまず清潔であるが水の出がチョロチョロで流すのに一苦労する。5:50ギザ駅到着、次のカイロ駅で降りるものとばかり思っていた一同は大慌て。何とか無事全員下車、外は未だ薄暗く結構寒い。警察官が何人も駅構内を巡回警備しており、ものものしい雰囲気漂う。6:05迎えのバスに乗り込みアレキサンドリアへ向けて出発。警察官が一人護衛のために終日バスに同乗するとのこと、いかに観光産業がエジプトの命綱であるかが判る。街は目覚めたばかり、行き交う人もまばらである。ギザの3大ピラミッドの上に満月がかかる。4,000年前から変わらないであろう幻想的光景である。6:35THE OASIS HOTELに寄りお手洗いを借りる。ギザICから高速道路に入り、砂漠の真っ只中を走る。セピア色の乾いた大地がどこまでも拡がる。バスは思い切り飛ばして行く。時々現れる樹木が立ち並ぶ区画は大金持ちの別荘とのこと、砂漠の中に農場まである。沢山穴が開いたタワーはハト小屋らしい。途中から黒雲が空を覆い土砂降りになる。Cimg5606雷鳴轟き稲妻が奔る。エジプトにも雨は降る。道路は水捌けが悪くたちまち川となり、車があちこちで立ち往生する。通勤者と思われるヒッチハイカーがやたらに多い。 アレキサンドリアは人口700万人、カイロ(人口1,300万人)に次いでエジプト第2の都会である。紀元前4世紀、アレキサンダー大王によって建設された街は、典型的な地中海性気候で雨が多い。そのため遺跡は傷みやすく、又、海中に沈んでいるものも多いらしい。9:00アレキサンドリア博物館に着く。三階建ての博物館は、エジプト革命後に外国人所有の別荘を没収して改装したもの、一階は王朝時代、二階はグレコローマン時代、三階はコプトとイスラム時代の遺物を展示している。今日はイタリア人観光客の予約が5,000人も入っているとかで、早朝から館内は大混雑、1時間の持ちタイムでは満足な見学は望むべくも無い。幸い写真撮影はOKなので、展示物を次々にデジカメに収める。午前中にもう2箇所、“ポンペイの柱”と“カタコンベ”を見学する。 前者は、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝(在位AC284-305年)が建てた図書館の柱の1本らしく、高さ28mの巨大なものである。材質は赤色花崗岩でCimg5616、昨日見学した切りかけのオベリスクがあるアスワンの石切り場から切り出されたもの、命名の由来については聞き漏らす。後者はローマ帝国支配時代の3世紀頃に造営された貴族階級の地下墓である。井戸のような円筒状の穴を螺旋階段を伝って降りて行く。地下には3階に亘って石棺様の窪みが沢山壁に穿たれている。後世拡張されて一般市民の墓にも使われたらしい。陰気臭くてあまり気持の良い所ではない。昼食に地中海の見えるレストランへ移動する頃雨も上る。排水溝が不備なのか街中が水浸し、洗濯物は雨に濡れるのも厭わず外干しである。 随分オンボロの市電が走っている。エジプト人は顔の造作が大きく、眼はグリグリ、はっとする美人は見当たらない。11:40~12:30のCimg5627間昼食、窓から眺める地中海は強風に白波が立つ。今日は荒れ模様の天気である。シーフード料理が出たがボラとイカ、エジプトへ来てまで何も鯔を食べなくても・・・案の定小骨が多くて不味。マイスタービールを飲むと麦芽100%であるのにすっきりして非常に美味い。エジプトのベストビールである。午後は総床面積が東京ドームの1.8個分というアレキサンドリア図書館を外から眺める。そして同じ道を再び2時間半かけてカイロへ戻る。同乗の警察官は手持ち無沙汰で寝てばかりいる。15:00カイロ市内ギザ地区に戻る。カイロも車の渋滞は半端でない。日本車の中では三菱のLANCERが目立つ。15:30今度は金製品の店(AQUA MARINE BAZAAR)へ案内される。自分の名前を彫り込んでもらうカルトーシュ型ペンダントやネフェルトアリ王妃を模ったペンダントが人気の的、女性の購買意欲は幾つになっても凄まじい。材質は18金といCimg5653うが?、持った感じはいやに軽い。添乗員氏と現地ガイド氏は早速カウンターの中に入り込み営業員に変身する。売れると何か余禄があるものと見える。16:50ナイル川畔に建つ正真正銘の5つ星ホテル、セミラミス(SEMIRAMIS INTERCONTINENTAL)にチェックイン、1139号室に入る。今回の旅行中最高のホテル、 部屋もベッドもゆったりしており、調度類の品も良い。 しかもベランダからナイル川とエジプト考古博物館が見える。NHKも入る。 久し振りに日本のニュースを視聴する。 ディナークルーズまで時間があるので、2日ぶりに風呂に入りさっぱりする。ベランダから見えるカイロの夜景は1万ドルクラス(?)、電力事情がよろしくないのか意外に暗い。19:10ロビー集合、ホテルから歩いて直ぐの乗船場へ行く。19:40出船、クルーズ船はナイル川をゆっくり流していく。バイキング式 の料理は代わり映えしないが、生バンドの演奏と歌姫がつき、ベリーダンスショーもある。踊り子はやや年増、お腹に肉がつき過ぎている。後から出てきた男性ダンサーの回転踊りの方は見ごたえ充分、三段スカートを翻し、ひたすら時計周りにくるくる回る。良く目が回らないもの、素晴らしい。ハイネケンビールを飲むと、AL AHRAM BEVERAGES CO.という地元の会社のライセンス生産品、良く出来ている。歌と踊りでエジプト最後の夜が更ける。21:30下船、風はやはり冷たく東京の冬と変らない。もう明日は帰国、早いものである。(続く)

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