« チェンマイ郊外観光&ナイトバザール | トップページ | 世界遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」 »

世界遺産「スコータイと周辺の歴史地区」

2007年5月9日(水) 5:00起床、今日もまた7:00のNHKニュースを観る。昨日の日本、特に西日本各地は30℃を越える真夏日だったらしく日本も暑い。現地ガイドのウッド氏の話によるとタイの物価はざっと日本の10分の一、Cimg5977米1㎏が70円(最上級タイ米)~125円(日本米のササニシキ・コシヒカリ)、牛肉1㎏が350~400円、鶏卵は高く1個15円、ガソリン1リットルが105円、会社員の平均月給が3万円とのことである。6:00朝食、3日連続で鶏肉粥を食べる。 7:30スコータイへ向けバスで出発、3日間お世話になったホテルを後にする。曇天、約300km・4時間のドライブである。タイではバンコク市内を除き高速道路は無料、しかもスピード制限もないとのことであるが、路面が緩やかに波打っているのでそんなにスピードは出せない。しかも信号もあれば人も横切る。自動車専用道路というわけではなく規格も低い。中央分離帯に植えられている植物の中に、ハマユウ、ブーゲンビリア、ベゴニア、三段花など馴染みの花を見つける。600mの峠にさしかかる頃小雨になる。 連日にわか雨が降り出しそうな空模様続き。9:00ガソリンスタンド(GS)でトイレ休憩、昨日のサラクヤシをツアーメンバーに配る。GSにはセブンイレブンなどのCVSが併設されているので便利である。沿道の山々はびっしり樹木に覆われ、雨季に入ったばかりの今が新緑の時期とみえる。浅い緑が瑞々しく、ちょうど日本の晩春から初夏にかけての山に似ている。9:30検問所があり一時停車、少数民族の越Cimg5982境チェックと運転手の飲酒チェックを受ける。まだまだ国内移動さえ制限を受ける国が世界にはある。飲酒運転の罰金は2,000B(7,000円)なので結構違反者が多いらしい。 10:00再びGSで休憩、芝生に菌輪を形成するハラタケ科の小型菌を見つける。ウッド氏の話によると、タイの毒キノコ判別法はキノコと米を一緒に炊き米が紫色に変色したら毒キノコ、ピンク色なら食用菌とのこと、日本の迷信と同じようでこれではうっかりタイのキノコは食べられない。うとうとするうちに山を抜けスコータイに近づく。スコータイはタイの中でも最も雨が少ない土地で、大きな川もなく、農業は全くの天水頼りとのこと、為に米の収穫も年一回に過ぎない。 タイの中で一番所得の低い貧しい県である。11:50 PAILIN SUKHOTAI HOTEL到着、標高は140m、外へ出ると蒸し暑い。最上階の4226号室に入る。9年前に天皇陛下もお泊りになったというスコータイきってCimg5999の高級ホテル、六つ星とのふれこみであったが、如何にも設備が古い。それでもコンパクトなツインルームにはリゾートホテルらしく、籐竹で作られたベッドやテーブルや椅子など軽快な調度品が置いてある。ホテルのレストランで昼食、太麺と細麺のフォー2杯に果物を食べ、SINGHA LAGERの小瓶(70B)を飲む。 13:30スコータイ遺跡見学へ出発、まずラームカムヘン国立博物館(館内写真撮影禁止)に立ち寄り出土品を見学する。重要文化財クラスは全てバンコク博物館に収蔵してあるらしいが、展示されている仏像は皆穏やかに微笑み、特に独自様式とされる遊行仏(Walking Buddha)のお姿は親しみが持てる。他にはヒンドゥー教のリンガとヨーニ、ヴィシュヌ神とハリハラ神など、更には石器や土器、青銅器などが展示され、スコータイの地に栄えた文明の興亡を今に伝えている。そのほかに一階には、タイ語、ラーナタイ語、クメール語、モン語の4種類の親類文字が対応をつけて掲げられている。又、1292年に第3代Cimg6022王ラームカムヘンが改良クメール文字(=タイ文字)を刻ませた石碑も展示されている。更に又、これから訪ねるワット・シー・チュムの隠し廊下を飾る壁画の写しを掲げた階段廊下もある。二階には各種武器、懸け仏、仏像、水道管、便器、陶器、土器などが並べられ、小さいながら充実した博物館である。 但し館内にエアコンはなくサウナ状態、タイの人は平気でも日本人は皆げんなり、バスに戻ってほっとする。14:55いよいよ5寺院遺跡巡礼に出る。タイ族最初の独立国家スコータイは1220年頃~1378年まで150年余続いた王朝であり、遺跡寺院もその当時建立されたものである。最初はワット・マハタート、広大な王室寺院跡を大型のモートラックに乗って巡る。写真撮影には生憎の逆光であるが、大きな仏像の前に進み般若心経を読経する。 2番目はワット・シーサワイ、こじんまりした寺院でもともとはヒンドゥー教の神殿を仏教寺院に転用したものである。そのためにクメール様式のトウモロコシ型堂塔が3基建ち並ぶ。3番目はワット・サン・シー、四方を水に囲まれた中島にセイロン風の仏塔が建つ。木橋を渡って仏塔の前へ行き再び般若心経を読経する。「かんじざいぼさつぎょうじんはんにゃはらみったじしょうけんごうんかいくうどいっさいくやくしゃCimg6073りししきふいくうくうふいしきしきそくぜくうくうそくぜしきじゅそうぎょうしきやくぶにょぜしゃりしぜしょほううくうそうふしょうふめつふくふじょうふぞうふげんぜこくうちう・・・」。こうなればどこでもいつでも般若心経である。 やはり晴れると暑い。汗が吹き出る。それでも我慢できないほどではない。バスに乗り遺跡公園の北側にある4番目の寺院跡ワット・シー・チュムへ行く。本堂の屋根は失われているが壁の厚さが3mもある。その中に降魔印を結んだ巨大な坐仏像が納められており、見ごたえも有難味も一番である。写真を撮るのに忙しく、時間が無いので般若心経をパスして短い十句観音経を唱える。境内の芝生の上の切り株にフウセンタケ科のミドリスギタケと思われるキノコを見つける。最後の5ケ寺目はワット・プラ・パーイ・ルアン、クメール様式の巨大堂塔は見る影も無く崩れている。境内に黒紫色の大粒の液果をつける樹木を見つけたが、ウッド氏の言うには食べられないとのこと、素直に諦める。17:20一旦ホテルに戻る。18:30から外のレストランで夕食、タイ料理であるが特にこれといったものは出ない。タイで一番売れているCHANG BEERを飲む。アルコール分が6.4%もあり、2本でSINGHA3本分に相当するので人気があるとのこと、大瓶1本が100B、マズマズの味で悪くない。ホテルの付近には何も無く真っ暗、虫の音のみ賑やかに響き渡る。今日のスコータイは大いなる田舎である。(続く)

|

« チェンマイ郊外観光&ナイトバザール | トップページ | 世界遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« チェンマイ郊外観光&ナイトバザール | トップページ | 世界遺産「アユタヤと周辺の歴史地区」 »