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徳欽市自由市場・飛来寺

2007年6月16日(土) 6:00起床、エアコンが効かないので部屋が寒い。夜中から頭痛に悩まされうつらうつら、2本目の酸素缶を開ける。朝日に映える梅里雪山を期待してカーテンを開けると、雲がホテルより下の谷まで降りている。残念、裾野どころか今日は全く姿を拝めない。 どうも連日頭が痛く詳細なメモを取る気力が湧かない。とりあえずお茶を沸かし煎餅とチョコレートをかじる。8:30朝食、メニューはお粥、蒸しパン、野菜炒め、卵、温めた牛乳など、山奥に来て贅沢は言えないが何も食べるものが無い。部屋に戻り持参の味噌汁を飲む。これが一番うまい。食後念のためバファリンを服用する。今日の当初の予定は梅里雪山山中の明永氷河乗馬ハイキングであったが、明永村へ通じる道が先日豪雨で崩壊してしまったため中止、その代わCimg6693りとして徳欽市内や飛来寺村を散策することになる。10:30出発、先ず徳欽市内へ向う。 市内散策といっても山峡の小さな町で何も無い。徳欽は田舎の田舎の田舎の田舎とのこと(その心は即ち、昆明は広州の田舎、麗江は昆明の田舎、シャングリラは麗江の田舎、徳欽はシャングリラの田舎)、仕方が無いので自由市場を見学し、その後昼食まで街を自由に歩くことになる。自由市場は現地の人々の生鮮食品市場、果物(スモモ、モモ、プラム、ブドウ、リンゴ等)、野菜(インゲン、南瓜、胡瓜、グリーンピース、ゴーヤ、生姜、タケノコ、チンゲン菜、唐辛子、トウモロコシ、トマト、 茄子、菜花、人参、ピーマン、ブロッコリーなど)、魚(鯉、タウナギ、ドジョウ)、肉(ヤク、豚、鶏)、米麺、パスタ、調味料、香辛料など何でもある。海の魚がない位で食材は豊富、現地チベット族の売り手と買い手でごった返し活気がある。スーパーに入ってみると大理麦酒の中瓶が1本2.5元(45円)、ホテルで飲むと10元とられる。土産物屋で香木でCimg6715作られた佛字入りの数珠を買う。昼食は街中心部にある彩虹大酒店(☆☆)のレストラン、徳欽料理とのことであるがどれもニンニク臭ぷんぷん、花豆の塩煮が一番美味しい。瀾滄江ビールが1本つく。 13:30昼食を終えて飛来寺村に戻る。村の名の由来となっているラマ教(チベット仏教)の小さなお寺、飛来寺を見学する。本堂の右手前に檜葉をくべる香炉があり、もうもうと煙をたてている。本堂外陣ではバターでこしらえた大中小のろうそく(灯明)をお布施の額(20元~5元)に応じて渡してくれる。内陣に入ってろうそくをお供えしお参りする。般若心経を唱えてみるが、酸素が薄いためか頭が働かず途中でつかえること数度、やれやれまだまだ修行が足りない。Cimg6726次いで道路向いのチベット族一般民家の見学をさせてもらう。 木造3階建てで、一階は藁を敷いた家畜小屋、二階は仏壇のある居間と寝室、三階は食糧備蓄庫と寝室である。名物のバター茶も準備してあったが、前回それを飲んだツアーの人の殆どがお腹をこわしたとのこと、匂いも仕込粕の腐敗臭のようにすさまじく試飲を辞退する。生業は農業と牧畜業とのこと、お風呂に入る習慣はなく、年に一回近くの温泉に行くだけらしい。どうりで皆煤けた様な真っ黒い顔や手をしている訳である。14:50一旦ホテルに戻り、余分な荷物を部屋に置いて付近のミニハイキングに出かける。 ホテルの直ぐ近く、瀾滄江の深い谷を挟んで梅里雪山と対峙する丘に日中友好第2Cimg6738次合同登山隊の遭難慰霊碑が建つ。1991年梅里雪山登頂に挑み雪崩に巻き込まれて全員遭難した京大・北京大合同登山隊17名を慰霊する碑である。碑に曰く「梅里雪山峰の初登に挑んだ勇士ここに眠る。秀峰大地静相照、高潔精神在其間(大地あり、美しき峰ありて気高き人がいて)」。残念なことに中国人の隊員名のみ遺され、日本人隊員名は削り取られている。数年前に反日感情が高まったときの蛮行であるが、 情けない所業である。こんな所に案内してもらっても中国人嫌いになるだけ、修復してからに願いたいものである。山腹に水平につけられた道を行くと、山中は白色の雲南バラと紫色の雲南ツツジの花盛り、アツモリソウ、シオガマ、クサイチゴ、ヒCimg6745メアヤメなど高山植物も花盛り。コース終点(山道はもっと奥に続くが)のテラスから峡谷を見下ろすと、メコン川源流の瀾滄江が一筋流れ、今日訪ねる予定であった明永村が谷底にへばりついている。17:10ホテルに戻る。三階の部屋まで階段を登るのが一苦労、息が切れる。夕方になり晴れてきたものの梅里雪山にまとわりつく雲は離れない。18:20停電、薄暗い食堂で鶏鍋の夕食を摂る。チベット料理は不味、どれも感心しない。部屋に戻っても停電は復旧せず、したがってお湯も出ない、TVもつかない、電気マットも冷たい、部屋は冷え込んでくるの四重苦、慣れたもので 小姐がロウソクを配りに来る。20:40やっと停電復旧、急いでシャワーを浴びる。電気マットだけでは明け方寒いので妻は布団の2枚掛け、自分はパジャマの上に服を重ね着してベッドにもぐりこむ。(続く)

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