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勿来関

Dsc04601 2007年10月5日(金) 所用があって仙台へ車で帰る途中、27、8年ぶりに勿来関に立ち寄りました。昔は関碑以外何も無い侘しい史跡だったように記憶していますが、現在は県立公園として整備が進み、いわき市勿来関文学歴史館や多目的和空間の“吹風殿”が建ち、文学歴史館と勿来関碑を結ぶ道は“詩歌の古道”と名付けられて、古今の歌人の歌碑・句碑・詩碑が林立しています。その幾つかを紹介しますと、「吹く風をなこその関とおもへども道もせに散 るやま桜かな(吹風遠那古曽能關登思弊登裳美遅毛勢耳散山櫻可難)」(源義家)、「風流のはしめやおくの田植うた」(はせを(芭蕉))、「名こそ世になこその関は行きかふとDsc04614人もとがめず名のみなりけり」(源信明(みなもとさねあきら))、「みるめ刈る海女の往来の湊路に勿来関をわれすえなくに」(小野小町)、「なこそとは誰かは云ひしいわねとも心にすうる関とこそみれ」(和泉式部)、「東路はなこその関もあるものをいかでか春の越えてきつらん」(源師賢)、「九面や(ここつらや)潮満ちくれは道もなしここを勿来 の関といふらん」(飛鳥井宗勝)、「桜木の石にもなりてくちぬなを関のこなたにととめけるかも」(海上比佐子)、「山桜われも日本の武士にして」(永野修身)、「みちのくの勿来へ入らむ山がひに梅干ふふむあれとあがつま」(斉藤茂吉)など。周囲の樹木が育ったためか東屋から眺める太平洋の景色はいまいちですが、櫻の名所は格好の市民憩いの場になっているようです。展望台入口にあるアカマツ林でハツタケを見つけるおまけまで付いて、すっかり満足してみちのく路に入りました。

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