« アブヤーネ村散策 | トップページ | イランのビール »

フィーン庭園/帰国

2007年11月25日(日) 6:30起床、今日はエスファハーンからテヘランまでバスで500㎞の長距離を移動する。P1060335途中カーシャーン市郊外にあるフィーン庭園を見物するだけでテヘラン空港へ直行、帰国の途に着くというスケジュール。 SCをドアの外へ出してから朝食へ下りる。目玉焼きとナツメヤシを食べコーヒーを飲む。8:00出発、今日も好天であるがテヘランは20日以来ずっと大雨だったとのこと、ついている。暫くは昨日走ったのと同じ道を北上する。飛ぶ鳥すらいない砂漠地帯、淡褐色の土石と丈の短いブッシュ以外は何も無い。10:35ガソリンスタンド兼ドライブインでトイレ休憩、売店でビスケットを買う。11:20フィーン庭園到着、サファヴィー朝のアッバース1世(在位1587~1629)の命により造られた典型的なペルシャ庭園である。立派な城門をくぐると正面に大きな泉池と離宮P1060338があり、糸杉の並木が両側に立っている。園内は各種の樹木(イチジク、センダンなど)が鬱蒼と茂り、湧水とカーリーズから導水された水とによる疎水が縦横に流れる。日本ならどこの町にもあるちょっとした親水公園であるが、イランのような索漠とした乾燥地帯では最高の贅沢、水と緑が何よりも貴重なことが一週間の滞在でも良く分かる。昔は庶民が立ち入ることなど許されない 王族だけのプライベート空間だったのであろう。離宮内に売店があり、バラ水、バラジャムなどを商っている。カーシャーンはバラの栽培が盛んらしい。敷地内にあるミニ博物館にはこの辺り(アブヤーネやカーシャーン)の民具や民P1060342族衣装が展示されている。12:20いよいよテヘランへ向け出発、イヤホンガイドを添乗員のKさんに返す。再びバスの中でメンバーとセフィー氏の間で質疑応答が始まる。「イランの食糧とエネルギーの自給率はほぼ100%」、「ガソリン価格は200リットル500円(リットル当り2.5円)」、 「家庭燃料はプロパンガス、料理、風呂、暖房に幾ら使っても月300円~400円」などと信じられないような羨ましい話が続く。食料品の価格も概ね日本の5分の一程度であるが、車や家電製品などの耐久消費財は日本の3倍はするとのこと、一長一短である。14:00サービスエリアのレストラン(MAHTAB FAST FOOD)で昼食、イランに来て初めP1060343_2てラム肉のステーキを食べる。籠に山盛りのナンと皿に山盛りのサフランライスがついてくる。周りのテーブルを見るとイラン人は皆健啖家、ナンもライスもきれいさっぱり平らげている。どうもナンは前菜(副食)でライスが主食のようである。15:00出発、あと100㎞、バスは一路テヘランのメフラーバード国際空港をめざしてひた走る。 やがて右手に広大な塩湖(ナマク湖?)が見えてくる。淡褐色の砂漠の中の雪のように真っ白な湖面が眩しい。工業塩を採取している湖で塩分濃度が高く、死海同様体が浮くらしい。また高い山が視界に現れる。上空には巨大な積乱雲が湧き上がり、いよいよ雨季の到来を告げている。 16:05警察官詰め所にタコメーターの記録紙を提出し、速度違反有無のチェックを受ける。右手にホメイニ廟が現れ、スモッグに霞むテヘラン市街が見えてくる。テヘラン市内に入ると相変わらずの渋滞ではあるが今日は幾分まし、アーザーディータワーの傍らを通過し、日没寸前の16:50空港ターミナル2に到着する。安全運転でここまで無事送り届けてくれたマンスリーさんに挨拶してからターミナルビルP1060368に入り、チェックインカウンターに並ぶ。手続きを済むせ、スルーガイドのセフィーさんにお礼とお別れを言って、出国検査を受けるためパスコンへ。18:00出発ロビーに入る。さあ土産物を買おうと思ったが、免税店のスペースは殆どがもぬけの殻で寂れている。聞けば、2004年に市の南に開港したエマーム・ホメイニー国際空港の方へ店舗が移ってしまったとのこと、それにしてもあんまりである。乗客も我々JTB組にグローバル旅行とユーラシア旅行の2組を合わせた日本人の40名がいるばかり、確かにこれでは商売にならない。 数少ない店のひとつでキャビアの缶詰の値段を見ると、オセトラ(ASETRA)が121米ドル、ベルーガ(BELUGA)が100~112米ドル、セブルーガ(SEVRUGA)は57米ドルとチョウザメの種類によって大分異なる。50グラム(もしかしたら28グラム?)入りでこの価格では年金暮らしの身には手が出ない。19:40搭乗、IR800便の31C席、トイレの横で前席が無いので足元はゆったりしている。隣席のイラン人はエディさん、日本人と結婚し海老名に15年も住んでいるとのこと、今回は里帰りを終えて日本へ戻るところである。機内はガラガラ、ジャンボ機の席が半分も埋まっていない。一人で3席、4席占領することが出来る。21:30一回目の食事が出る。すっかり馴染のNAB、DELSTERの缶を飲む。22:30時計を5時間半進め日本時間(26日4:00)に合わせる。(完)

|

« アブヤーネ村散策 | トップページ | イランのビール »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アブヤーネ村散策 | トップページ | イランのビール »