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世界遺産「モン・サン・ミッシェルとその湾」

2008年1月19日(土) 5:40起床、SCの荷をまとめる。今日はTGVに乗る日であるが、SCはトラック便でパリのホテルへ直送されるとのこと、大荷物を狭い列車内に持ち込む必要がなく非常に助かる。最近の団体旅行は進んでいる。 6:20食堂へ行き朝食を取る。クロワッサン、ハム、チーズ、オレンジ、コーヒー、紅茶。やはり朝食が最も充実している。7:30未だ薄暗い中をバスで出発、外気温は12℃と暖かい。8:20少し明るくなる。車窓に流れる沿道の林を眺めると、ヤドリギが沢山着生している。中には1本に10個もぶら下げている樹木がある。あんなに栄養を吸い取られてよくも枯れないものとその健気さに感心する。自分はと言えば、娘と息子の2人P1060721にパラサイトされて脛は細る一方、年金生活の今では枯渇寸前の有様である。9:10GSでトイレ休憩、序に売店でモン・サン・ミッシェルの図柄入りビスケットを購入する。 名物オムレツの考案者、マダム・プラール(MERE POULARD)の名前を冠したビスケットは、モン・サン・ミッシェル土産の人気ナンバーワン、試食してみると確かに美味しい。 ノルマンディー地方の民家の屋根は灰黒色のスレート葺きで、南仏のオレンジ色の瓦屋根とは対照的である。バスは高速道を下り、広々とした田園地帯を走る。モン・サン・ミッシェルに近づくと道路の両側にはホテルとレストランが多くなる。昼食の前に全景の写真が撮れるポイントへ行く。海上に孤立して聳える神秘的景観を期待しP1060742てきたが、現在の修道院島は2車線道路の人口堤防で陸地と結ばれている。接続部の両側に大駐車場も設けられ世俗化が甚だしい。11:30から近くのレストラン“La Bergerie”で昼食、 卵白を泡立てて焼く名物オムレツとムール貝の酒蒸し(ムール貝のノルマンディー風)が出る。オムレツのふわふわした食感が珍しく、ムール貝の味付けも悪くない。これまでで一番美味しい食事にフランス料理を見直す。広い店内はパリから日帰り観光にやって来た日本人グループで満杯、オープンテラスの席まで使う盛況である。12:45モン・サン・ミッシェルの見学を開始、島に上陸し王の門を潜る。両側にレストラン、土産物屋、ホテルなどがびっしりと建ち並ぶ参道を登っていP1060751く。参道は狭く、オフシーズンの今でも人で溢れている。それも殆どが日本人である。 中国人観光客が押し寄せる旧正月や夏休みになると島内は地獄に変わるとは現地ガイドの弁であるが、こう狭くてはそれも肯ける。修道院の建物に入った所で入場券を買い、尚も石段を登っていくと最上部の西側テラスに出る。そこから眺める湾内の景色は広濶で、水路が縦横に走る灰色の砂地がどこまでも広がる。ちょうど干潮の時間なのか海は遥か遠くに後退している。付属教会の礼拝堂に入り、16世紀制作の大天使ミカエル像などを観る。ラ・メルヴィユ(驚異)へ移動し、列柱回廊、大食堂、騎士の間、貴賓室と巡る。最後にフランス革命後 に牢獄として使われた時の囚人労働用の大車輪も観る。1階にある記念品売場に出ると内部の見学は終り、帰りは城壁の上の道を通って王の門近くに降りる。そこにある無料トイレに長蛇の列ができている。なにせ入口近くの有料トイレ(40セント)はオフシーズンという理由で閉鎖中である。これだけの人が来るのに島内に無料トイレが2個しかないとは・・・、もっともカフェに入ってお茶を飲み、序にお手洗いを借りるのがフランス流らしい。それにしても夥しい観光客がP1060805連日訪れる観光寺院で、まともな修道僧生活が送れるものであろうか。英仏海峡を渡る冬の風が冷たい。14:50バスにもどりレンヌへ向う。16:10近代的駅舎のレンヌ駅到着、TGVの乗車時刻まで間があるので暫し自由時間になる。駅のコンビニで今晩ホテルで飲む缶ビール(Heineken)を買う。待合室で時間を潰してから3番線ホームに降りる。 切符も無ければ改札も無し、持っているのは18号車23、24席とメモされた紙片だけ、メンバーは3つの車両にばらばらに座ると言うし、車掌が検札に来たらどうすればいいのか。ともかくも列車の編成表示板を見て乗車位置の見当をつける。17:00定刻通りTGVが 入ってきたものの、車両編成が表示板とは全く異なる。とにかく2等車に乗り込み、車両を移動して指定席を探し出す。やがて添乗員のAさんが団体P1060823チケットを持ってきてくれる。TGVの乗り心地は日本の新幹線と比べても遜色ない。滑らかで静かで椅子の坐り心地も良い。 その上トンネルや防音壁がないので景色がよく見える。19:08パリ・モンパルナス駅に到着、再び無改札で外へ出て迎えのバスに乗り込む。車内で弁当と缶ウーロン茶が配られる。今宵の宿はベルシー地区にあるソフィテル・ベルシー、今回の旅で初めての4つ星ホテルである。ホテルへ向う途中エッフェル塔が見えてくる。20:00チェックイン、233号室に入る。さすがはソフィテル、斬新な意匠の調度品が並び、ロビーではピアノの弾き語りをやっている。白木をふんだんに使った部屋はゆったりと落ち着いており、NHKも入る、MW(エヴィアン)のサービスもある。ここに連泊は嬉しい。早速ハイネケンを飲みながら弁当を食べる。ご飯は固めだが、塩鮭、鶏の唐揚げ、卵焼きなど和食はやはり美味しい。23:00(日本時間1月20日7:00)のNHKニュースを見ると東京は昨夜から雪、センター試験の日だというのに受験生が気の毒になる。(続く)

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