« ムール貝のノルマンディー風(Moules Normandes) | トップページ | エスカルゴ・ア・ラ・ブルギニョンヌ »

世界遺産「ヴェルサイユ宮殿と庭園」と「パリのセーヌ河岸」

2008年1月20日(日) 6:00起床、NHKで都道府県男子対抗駅伝競走を中継している。7:00から朝食、昼と夜の食事は期待できないので朝しっかり食べる。方形の皿や小鉢が洒落ており、フランスパン、ハム各種、果物各種、ドライフルーツ、コーヒー、紅茶、全て美味しい。P1060826 食後腹ごなしにホテル付近の散策に出る。一帯はBERCY VILLAGEとして再開発された地区で、セーヌ河畔のワイン倉庫をそのまま利用したレストランやブティックが建ち並ぶ。ちょうど横浜の赤レンガ倉庫か小樽の運河街といったところである。何と街路樹の数本はフユザクラ、真冬のパリで櫻の花見ができるとは望外の喜びである。9:10バスに乗りヴェルサイユ宮殿へ向かう。バスはパリ南回り高速環状線を走る。30人以上のグループは2班に分けねばならない決まりがあるとのことで、現地ガイドもフランス人のアニさんと日本人の久保さんの二人が来る。セーヌ川の岸辺に停泊する多数の船は、映画スターなどセレブの水上住居とのこと、外観はぱっとしないが内部は豪華らしい。金持ちというのは、何時の時代、どこの世界でも酔狂なことをやりたがる。ブローニュの森の傍を通る。ブローニュの森はパリのグリーンベルト、セーヌ川はパリのブルーベルトと言うらしい。なP1060900るほど。 アニさんは日本に長年住んでいたとかで日本語はぺらぺら、しかもエスプリに富む話術の持ち主である。10:00ヴェルサイユ宮殿前駐車場でバスを降りる。20名と14名の2班に分かれて団体入場口から入る。王室礼拝堂、ヘラクレスの間、豊饒の間、ヴェヌスの間、マルスの間、アポロンの間、戦争の間、鏡の間、ルイ14世の間、平和の間、王妃の寝室、大会食の間を順に巡る。天井画、シャンデリア、彫刻、絵画、調度品のどれをとっても一級品である。 しかも3月末までの期間は、スペインやイタリアなど近隣諸国の宮殿から借用した銀器や調度品も展示してあるので、一層きらびやかである。絢爛豪華とはヴェルサイユ宮殿のためにある言葉かと思われる。こんな建造物を造ったルイ14世はまさに狂れ心の君、フランス革命の遠因となるのも無理はない。南、西、北の順にさっと庭園を一回りする。随所に配された池泉、噴水、彫刻と、幾何学模様に刈り込まれた植栽との調和が素晴らしい。花が咲いている時期なP1060974ら溜息ものであろう。11:50見学を終えてバスに戻る。免税店(RENAISSANCE)に立ち寄ってからパリに帰り、エッフェル塔近くの中華料理店“FONTAINE DE JADE”でお昼を食べる。タイ料理も出す店のせいか出てくる料理がみな辛い。たまらず青島ビールを飲むと小瓶が1本4.8€。14:00再びバスに乗り、世界遺産の「パリのセーヌ河岸」見学に行く。  先ずシャン・ド・マルス公園へ行きエッフェル塔を写真に収める。その後、バスの車窓から凱旋門、シャンゼリゼ大通り、コンコルド広場等を見物し、ドラクロワ記念館の近くでバスを降りる。造幣局の脇を通りセーヌ河畔に出る。河畔にP1060963並ぶ古本市をひやかしながらシテ島に建つノートルダム大聖堂へ歩く。ノートルダム大聖堂はルイ7世時代の1163年の着工、約170年を費やして1330年頃完成した中世建築の最高傑作である。フランス革命後の荒廃で一時閉鎖に追い込まれた大聖堂は、 20年余に亘る大規模修理(1841~1864年)により中世ゴシック建築の輝きを取り戻したとのこと、歴代国王が戴冠式を行った王室寺院だけあって格式の高さが感じられる。最後の審判の入口、聖母マリアの入口を観てから寺院内に入り、直径13mの北のバラ窓、聖母マリア像、ジャンヌ・ダルク像などを見学する。帰国したら、ヴィクトル・ユゴー作の「ノートルダム・ド・パリ」をもう一度読んでみようと思う。聖堂の見学を終え、再び街中をぐるぐる抜けて、とある街角で迎えのバスに乗る。次は18:00予約のセーヌ川クルーズとのこと、エッフェル塔側のバトー・パリジャン乗船場へ向う。18:00出船、突然エッフェル塔全体がきらきらと輝き始める。普段は変哲も無いライトアップに過ぎないが、18時、19時、20時になると5分間だけ電飾照明が加わるとのこと、さすがは芸術の都パリ、ライトアップも洒落ている。日本語のボタン(番号7)を押して音声ガイド機を耳に当てると、「パリの下、セーヌは流れる」が聞こP1060989えてくる。セーヌ川の水色は悪く荒川や隅田川並み、 抒情的とはとても言いかねるが、河畔にはブルボン宮、オランジュリー美術館、オルセー美術館、ルーブル美術館など一級の歴史建造物が建ち並ぶ。ライトアップされたそれらの建物ひとつひとつを音声ガイドは説明する。但し、平船のせいで目線が堤防に妨げられ景色はいまいち。ノートルダム大聖堂を過ぎた辺りで船は引き返す。帰りは快速運行に変わり何の説明も無くなる。全く愛想もなければ芸も無い。その上、クルーズガイドブックや絵葉書、記念コインを声高に売りつけられては余韻に浸るどころでない。19:10バスに戻り、晩飯を食べに市内のレストランへ行く。前菜に大きなエスカルゴがひとり6個づつ出る。海の貝と違って旨味成分に欠けるので味付けに工夫を要する代物であるが、フランス人は頑固なのかバター焼き一辺倒である。案の定、もさもさして味が無く美味しくない。サザエの壷焼きのように甘辛く煮たらどうだろうか。鶏ももには手をつける気になれず、デザートのチョコレートムースのみ食べる。ロゼワインを飲んだが、並級テーブルワインの味はしれている。21:20ホテルに戻る。早速湯を沸かし、カップラーメンを調理する。(続く)

|

« ムール貝のノルマンディー風(Moules Normandes) | トップページ | エスカルゴ・ア・ラ・ブルギニョンヌ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ムール貝のノルマンディー風(Moules Normandes) | トップページ | エスカルゴ・ア・ラ・ブルギニョンヌ »