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ウルビーノのヴィーナス展

02 2008年3月12日(水) 御徒町で野暮用を済ませた後、上野の国立西洋美術館へ行き、「ウルビーノのヴィーナス 古代からルネサンス、美の女神の系譜」展を鑑賞してきました。目玉は勿論、ウフィツィ美術館の至宝というティツィアーノ作《ウルビーノのヴィーナス》ですが、他にも紀元前4世紀から17世紀にかけて制作された皿や壷の絵柄、彫像、カメオ、書籍の挿絵、絵画などに表現された様々なヴィーナスが75点出展されていました。2004年のイタリア旅行時は美術館巡りが全く出来ず心残りでしたが、本展を観ることで宿題の一部を片付けた気分になりました。但し、ルーブル美術館で《ミロのヴィーナス》を観てきたばかりなのと、個人的にはボッティチェッリの《ヴィーナスの誕生》の方が好ましく思うことが重なり、額縁の豪華さは別としてさほどの感銘は受けませんでした。官能性を追求したヴィーナス図像としては傑作中の傑作という折り紙つきなので、きっと当方に観る眼が無いのでしょう。《ウルビーノのヴィーナス》は、ウルビーノ公家最後の継承者のヴィットーリア・デッラ・ローヴェレが 1634年にトスカーナ公フェルディナンド2世と結婚したことにより、アペニン山脈を越えてフィレンツェに持ち込まれたとのこと、メディチ家コレクションが誇るラファエッロやティツィアーノの傑作の殆どがヴィットーリアの嫁入りの持参品だったとは全く知りませんでした。他にも「パリスの審判」や「ヴィーナスとアドニス」など神話に題材を取った絵の意味も学ぶなど、収穫の多い美術展でした。

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