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おわら風の盆

2008年9月1日(月) 5:30起床、夜来の雨上がる。7:54のバスに乗り北小金駅へ。今日から2日間、クラブツーリズム㈱の企画「越中八尾おわら風の盆見物と永平寺参拝」の旅に出る。P1080137 8:55上野公園口駐車場でツアーバスに乗車、7月末の湯西川温泉行の時には、ここにずらりとバスが並んでいたものだが今日はたったの2台、夏休みが終わると旅人もぐっと減る。新宿の都庁駐車場前でも参加者を乗せ、練馬ICから関越道に乗る。11:15高坂SA、13:00東部湯の丸SA、連日の不安定な天気も少し落ち着いたようで、今日は陽射しが暑い。浅間山の頂は雲に隠れて見えないまま。上信道から北陸道に入り有磯海PAで3回目の休憩、ドライバー2名が交代で運転するバスは淡々と走る。富山西ICで下り、16:40ようやく八尾の町民広場に隣接する観光バス降車場に着く。約4時間、21:00の集合までおわら風の盆初日の自由見学である。P1080145 八尾町には11地区(福島、天満町、下新町、今町、東町、西町、鏡町、諏訪町、上新町、東新町、西新町)があり、それぞれの町内で町流しや輪踊りが気ままに行われる他、7箇所の特設ステージで舞台踊りが行われるとのこと、舞台踊り以外は時間も決まっておらず、各地区の地方(じかた)や踊り手の気分次第で始まるらしい。井田川を禅寺橋で渡り、玉石垣の坂を登って西町に入る。道沿いに並ぶぼんぼり(雪洞)を除けば飾りらしい飾りもなく、ぞろぞろ歩く観光客がいなければ何の変哲もない田舎町である。突然西町で輪踊りが始まり、幸運にも明るいうちにおわら風の盆の一端に触れる。P1080149 なるほど昼見ても艶な踊りである。日本の道百選に選ばれている諏訪町の石畳の道(町道諏訪町本通り線)を南進し、東新町の若宮八幡社の前で町流しの始まるのを待つ。序に若宮八幡社にお参りする。社殿の“蚕養宮(さんようぐう) ”は富山市民俗文化財に指定されており、由緒を見ると天明元(1781)年の建立、陸奥の国から御神霊を勧請し、蚕・養蚕業を祀ったとのこと、明治十一年下新町八幡神社から御神体を分けてもらい若宮八幡社を合祀、昭和二年に改築して現在に至る。八尾町は養蚕業、特に蚕種(蚕の卵)を生産出荷することで発展し、戦前に至るまで町の基幹産業だったとのこと、P1080151 若宮八幡社(蚕養宮)はその守護神として厚く崇敬されてきたのであろう。老杉の巨樹に囲まれた立派な社殿である。薄暗くなり雪洞に灯がともる。三々五々地方や踊り手が集まり、東新町でも輪踊りが始まる。地方が胡弓や三味線を切々とかき鳴らし、その哀調に和して越中おわら節が唄われる。そして楽器の音色と唄とに導かれるまま、無言の男踊りと女踊りがいつ果てるともなく繰り広げられる。「八尾よいとこおわらの本場(きたさのさーどっこいさのさ)二百十日を(おわら)出て踊る」、七七七五調の越中おわら節の歌詞は幾通りもあるらしい。「わたしゃ野山の兎じゃないか月夜月夜に(オワラ)逢いに来る」(野口雨情)、P1080173_2 文人墨客を招いて詠んで貰った秀歌もある。東新町の町流しを観てから諏訪町へ進む。途中の屋台で“富山湾の宝石”と呼ばれるシロエビの唐揚げを買い求め、それを肴にISの生ビールを飲む。旨い!。最後に諏訪町の町流しを見物、諏訪町の踊り手が一番洗練されているかもしれない。町流しが本格化するのは、舞台踊りが終わる夜の10時過ぎから翌日の明け方5時頃迄、時間に制約がある団体ツアーでは真の風流を味わうのは難しい。又の機会、後楽とすることにして20:15町民広場に戻る。団体ツアー客用シャトルバスの行列に並びながら、町民広場の特設舞台で演じられる舞台踊りを観る。工業団地に待機するツアーバスまでシャトルバスで送ってもらい、21:50八尾の町を後にする。もう一度高橋治の小説「風の盆恋歌」を読んでみよう。再び富山西ICから北陸道に乗り、福井北ICで下りる。24:00漸くアパホテル福井片町にチェックイン、八尾近辺のホテルはこの時期一泊3万円に跳ね上がるとのことで、どうしてもぎりぎりツアーの宿は遠くなる。506号室はツインルームであるが非常に狭い。NHKのニュースを見ると福田首相の突然の辞任を報じている。やれやれ、この頃の自民党政治は国民置き去り、国会議員は政局(保身)ばかり考えている。一国のリーダーたるものがこんな無様な姿を2回も続けて曝け出しては、若い人に示しがつかず、国が良くなる筈もない。(続く)

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