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越前大野と永平寺

2008年9月2日(火) 7:00起床、昨夜遅くて入り損ねた温泉大浴場へ行く。福井温泉と云い、アルカリ性単純泉である。アパホテル福井片町は歓楽街のど真ん中、こんな所に天然温泉が湧くのであろうか。P1080183お湯はさらさらで温泉らしさは感じられないが、スパもサウナもあり設備はまずまず、日帰り入浴料は1,000円とあり、ビルの谷間で朝風呂を楽しむ。このホテルの売り物は、天然温泉があることと歓楽街の真っ只中に立地することなのであろう。8:00朝食に一階のレストランに下りる。見ればANNEX館の酒類自販機は全てK、北陸支社は良くやっている。9:30昨日と同じバスで出発、今日も晴れており今回の旅は天気に恵まれる。 越前平野に黄金の稲穂と白いソバの花が揺れる。10:20越前大野の平成大野屋前の駐車場に着く。越前大野は奥越の小京都と呼ばれ、織田信長の武将、金森長近が築いた城下町である。P1080179 時間がないので亀山城へ登るのを諦め、七間通り、寺町通り、石灯籠通りの順に町中を散策する。いずれも昔の面影が色濃く残る石畳の道である。七間通りの露店でマタタビの実(虫こぶ)と里芋の茎を買う。こじんまりした町であるが、街路が碁盤目状に区画され、通り名が番号で表されていたり、寺町通りがあったりして仙台に似ている。お寺も昔風の佇まいで好感がもてる。11:30バスにもどり永平寺へ向う。12:05永平寺着、吉祥山永平寺は寛元二(1244)年曹洞宗の開祖道元禅師によって開かれた座禅修業の道場である。現在では横浜鶴見の総持寺とともに曹洞宗の大本山となっている。P1080190 小家の菩提寺大林寺の宗派も曹洞宗なので、今日は本山にお参りするということで身も心も引き締まる。能登の門前町にある祖院総持寺と鶴見の総持寺はお参りした事があるが、永平寺は今回が初めてである。団体受付があり、最初に鉄筋コンクリート5階建ての吉祥閣の一室に招じ入れられ、一同修行僧より拝観心得を神妙に聴く。質実剛健な座禅道場を思い描いてきたが、意外に近代的でシステマティックである。順路に従い、笠松閣(さんしょうかく)、僧堂(雲堂・座禅堂)、仏殿、法堂(はっとう)、大庫院(だいくいん)、山門、祠堂殿の順番に拝観する。奈良、京都の有名寺院の如き国宝・重文級の建物や仏像はないが、修業の中心となる僧堂にずらりと並ぶ単(座禅席)、大庫院前に吊り下げられた大擂粉木(おおすりこぎ)、祠堂殿内壁に掛けられた大数珠などは一見の価値がある。仏殿でご本尊の釈迦牟尼仏を有り難く拝み、祠堂殿で偶々行われていた法要の読経に聴き入る。さすがは大本山、読経も一味違う。ここで 供養することが出来ればご先祖様も喜ぶのであろうが・・・。山門には永平寺の命名の由来である「吉祥の額」が掲げられており、「南閻浮提日本国越前国吉田郡志比庄傘松峯P1080192從今日名吉祥山 諸仏如来大功徳 諸吉祥中最無上 諸仏倶来入此処 是故此地最吉祥 宝治二年(1248)十一月一日」と大書してある。最後に総受所で納経帳に御朱印を頂く。建物を出て参道を下って行くと、杉木立の林床にシロイボカサタケやアセタケ属が沢山生えている。門前町のバス駐車場に戻り土産物店で福井銘菓の“けんけら”(大豆を粗挽し白胡麻、水飴などを加えたひねり菓子)を買う。14:10永平寺を出発、バスは北陸道、名神高速、東名を走り真っ直ぐ東京へ向う。走り出した途端驟雨が来る。湖北の辺りで豪雨に変わる。危うくセーフ、実についている。20:20海老名SA、神戸屋のメロンパンをタイムサービス価格でGET、誠に幸運である。新宿駅西口で大半の同行者を降ろし、22:00バスは漸く上野駅西口に滑り込む。(完)

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