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上野不忍池界隈散歩

2008年10月8日(水) 上野の東京都美術館で開催中の「第37回日本文人画府展」を観に出かける。家人の知人、Mさんが所属する水墨画作家団体の展覧会で、招待券を頂いたものである。芸術の秋らしく、東京都美術館では特別企画の「フェルメール展」とともに、「一線展」、「研展」、「創展」、「AJAC展」、「汎美・秋季展」、「日本表現派展」、「現水展」、「南画院展」、「元陽展」、「大翔展」などDsc02096、実に様々なグループの発表展示会が開催されている。日本文人画府展の会場は広く、大きなグループのようである。ネットで調べると、日本文人画府の会員数は約220名、水墨画作家による自主運営の非営利文化事業団体で創立は1972年、 毎年春に東京都芸術劇場で春季展覧会を、10月には東京都美術館で全国公募による本展を開催している。東京都の後援を受け、文化庁から文部科学大臣奨励賞を授与されるなど本格派である。今回は139点の出品があり、いずれも大作、力作揃い、まずMさんの作品を確かめたのち、会場を二回りして水墨画の世界にゆっくり浸る。それから不忍池へ下り、大黒天堂と弁天堂にお参りする。附近に立つ魚塚、ふく供養塔、鳥塚、包丁塚などを見物してから、不忍池の向側、池之端にある「重要文化財・旧岩崎邸庭園」を見学に行く。Dsc02124 三菱財閥の三代目総帥岩崎久弥の旧邸宅とあれば、三菱グループの企業にお世話になったものとして、一度は訪ねる義理がある。入園料は400円、英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計により明治29年(1896)に完成した洋館は、外国人や賓客を招いてのパーティーに使用されただけに、細部に亘り贅を凝らした建物である。特に二階の二部屋の客室は、2003年の修復工事により金唐紙(壁紙)が復元され、往時の華やかさを取り戻している。洋館に結合された和館は、大名屋敷の伝統を受け継ぐ書院造りであり、純和風の落ち着いた空間である。薄れかけてはいるが、明治を代表する日本画家、橋本雅邦作といわれる障壁画も残る。最後にスイス山小屋風の造りの撞球室(ビリヤード室)を見て引き揚げる。久し振りの東京散歩はくたびれる。

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