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会津ころり三観音詣で

2008年11月9日(日) 4:15起床、稲荷寿司をこしらえて5:00出発。R16、新国道4号線を使い宇都宮ICから東北道に入る。上河内SA、磐越道五百川PAで休憩、西会津ICで高速を下り9:45漸く西会津町の「鳥追観音」に着く。峠を越えれば直ぐに新潟県津川町、辺りの山々の紅葉は既に盛りを過ぎている。Dsc03432 鳥追観音は寺号を金剛山如法寺といい、会津ころり三観音の第一霊場であり、会津三十三観音の番外・結願所でもある。十月一日から十一月三十日まで、徳一大師開創壱千弐百年鳥追観音紅葉祭特別御開帳が行われており、今日は運よくご本尊の正観世音菩薩像を拝むことができる。ご本尊を始め脇立の不動明王像や毘沙門天王像、金剛力士像、観音堂、仁王門は全て福島県指定の重要文化財、境内に聳える樹齢1200年のコウヤマキは県の天然記念物であり、これで拝観料が無料とは感激する。お寺さんはこうでなくてはならない。本堂に登り正観音像を拝し、般若心経と御詠歌(金剛き山の如きの法の寺まこと大悲の浄土なるらん)を唱える。堂内の身代わり撫で佛を一所懸命さすりながら「どうか惚けませんように」と心願する。Dsc03453 参拝に訪れる人々が引きも切らず、さすがは仏都会津、地元の人は皆信心深い。外気温は8、9℃、関東なら真冬の気候である。 次に柳津町の福満虚空蔵尊(霊巌山圓蔵寺)へ向う。ころり観音霊場ではないが、会津三十三観音霊場の番外であり、千葉県天津小湊町の能満虚空蔵尊(千光山清澄寺)と、茨城県東海村の大満虚空蔵尊(村松山日光寺)と並び日本三大虚空蔵尊と云われる名刹、お参りしないわけにはいかぬ。10:40参拝者専用駐車場着、大型バスが並び参拝者の数は一段と多い。菊光堂(本堂)に登り虚空蔵尊を拝し、般若心経を唱え、虚空蔵菩薩陀羅尼経呪文(アキャシャキャラバヤヲンアリキャマクボクソハカ)を唱える。懸崖造りの舞台から只見川と錦秋に染まる山々を眺めてから奥の院・弁天堂へ向う。境内の紅葉は息を飲むほど美しく、三脚を立てたカメラマン諸氏はシャッターを押すのに余念がない。弁天堂は室町Dsc03491時代中頃(応永元(1393)年)の建立とみられ、国の重文に指定されている。お参りしてから門前町を散策する。柳津名物粟まんじゅうの元祖という岩井屋で、土産に粟まんじゅうと栗まんじゅうを12個づつ買う。魚淵で天然記念物のウグイの群泳を眺め、竹久夢二の歌碑(みちのくのめぐしをとめは魚淵の魚に卯の花購ひにけり)を見る。昭和5年、夢二46歳の夏、会津旅行で柳津を訪れたときに詠んだ歌とある。 再び表参道から山門をくぐり、撫で牛(郷土玩具赤べこのモデル)を撫でてから駐車場に戻る。次にころり三観音の第二霊場「立木観音」へ向う。12:00立木観音駐車場着、お参りの前に車内で稲荷寿司を食べる。立木観音は寺号を金塔山恵隆寺(えりゅうじ)といい、真言宗豊山派のお寺、会津三十三観音の第三十一番霊場でもある。ご本尊は身の丈8.5mの一木彫で、現在も床下に根のある東北地方で最大級の木造仏、千手観音菩薩である。観音堂とともに国の重文に指定されている。灯明料300円を納め観音堂内に入ってお参りする。般若心経と御詠歌(はるばるとまいりておがむ恵隆寺いつも絶えせぬ松風の音)を唱え、堂内の抱きつき柱に抱きついて「どうか寝込みませんように」と心願する。千手観音菩薩像の左右に祀られる二十Dsc03500八部衆と風神・雷神像は県の重要文化財である。堂前に奉納されている沢山の櫛は、苦と死を納め、少しでも病気の苦しみや死の恐怖を和らげる為と云う。四箇所目は、ころり三観音第三霊場の「中田観音」、13:05山門前駐車場に車を入れる。 中田観音は寺号を普門山弘安寺といい、曹洞宗の寺である。会津三十三観音の第三十番霊場でもあり、ご本尊は十一面観世音菩薩である。ここでも又堂前で般若心経を唱え、御詠歌(めぐりきてよものちさとをながむればこれぞあいづのなかだなるらん)を唱える。観音堂の右手から堂内に入り、抱きつき柱に抱きついて「どうかぽっくり逝けますように」と祈願する。さあこれで一安心、寿命安楽・福寿円満にして悲願のDsc03512大往生をとげることが出来るであろう。最後に徳一上人が開祖とされる瑠璃光山勝常寺へ向う。 会津三十三観音の第十番霊場であり、11体もの国宝・重文の仏像が残る東北屈指の古刹である。13:50勝常寺着、駐車場はなく山門前のスペースに車を駐める。境内に人の姿がなく、薬師堂も収蔵庫も固く扉を閉ざしひっそりと静まっている。おかしいなと思ったら、拝観するには事前連絡が必要とのこと、国宝の薬師如来像と両脇侍の日光菩薩像・月光菩薩像を拝み損なう。仕方なく薬師堂の堂前でお参りする。室町時代初期の建立とされる五間四方の薬師堂は会津地方最大級の古建築、国の重文に指定されているだけあって非常に重厚な建物である。境内のイチョウの樹の下で暫しギンナン拾いに興じた後、今宵の宿がある芦の牧温泉へ向う。(続く)

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