« スリランカのビール | トップページ | スリランカで出逢ったきのこ »

聖地キャンディ

2009年4月26日(日) 6:10起床、髯を剃り日焼け止めクリームを塗る。6:45朝食、目玉焼きとバナナを食べ紅茶を飲む。7:45出発、走り出すと間もなく、プラバート氏が今晩キャンディでアーユルヴェーダ・マッサージを受けたい人を募る。2時間コースで8,000円、5、6人の手が挙がる。P10903178:35ダンブッラ近くのろうけつ染め工房、Henry Batiksに立ち寄る。図柄、質感ともいまいち、これならインドネシアの方が優れる。ダンブッラの町を過ぎ、道端の果物屋でマンゴーを試食する。完熟品で甘く美味、因みにマンゴスチンは1個15円。キャンディに通じる幹線道路はその先で通行止め、何でも道路に大木が倒れたとのことで急遽間道に入る。 抜け道はその狭い道しかないらしく、対向車も次々にやってきてすれ違うのに一苦労、大渋滞に陥る。村の人は大型観光バスを見るのは初めてらしく、皆戸口に出てきて見物、山間僻地にしては意外にどの家も綺麗である。漸く幹線道路に復し、 11:20 Kaudupelella村にあるランウェリ・スパイスガーデンに立ち寄る。アロエ、ウコン、カカオ、コショウ、トロボ、ナツメグ、バニラ、赤パイナップルなど園内植物を案内してもらいP1090321、ハーブティーとスリランカ養命酒を馳走になる。特製のカリー粉には肉用と野菜用の2種類があり、前者は15種類、後者は7種類のスパイスをブレンドしてあるとのこと、ガイド氏は日本語ペラペラの説明上手、そのお陰で売店のカリー粉が飛ぶように売れる。自重してカリー・リーブズ(スリランカ独特のスパイス、ローレルとは異なる)のみ購入する。序にヴィヤディ・モダキャ(回春薬)も買うべきだったかもしれない。スパイスガーデンの道路向にあるレストランで昼食をとる。ジャックフルーツのサラダを初めて食べる。ちょうどポテトサラダのような味、まずくはないが平凡。レストランの庭に生るアボガドとカシューナッツの実が珍しい。スリランカではたいていの家で自家消費用に果樹を植えているとのこと、羨ましい。13:20美人の産地で名高いマータレー(Matale)の町にさしかかり、ヤシの葉仏典の元祖を作り出したと云われる石窟寺院アルヴィハーラの前を通過する。そこから道は峠へ登っていく。13:50イスラム系住民が多いアクラナ(Akurana)の町を通り過ぎる。所々に製材工場があり原木はヤシの木が大部分、非常に硬くて丈夫であるらしい。14:10スリランカ一の大河マハヴェリ川の河畔にあるペーラデニア植物園に到着。総面積5.6平方キロメP1090283ートル、植物の種類は4,000種以上もあるとのこと、1時間の見学時間ではとても足りない。それでもプラバート氏は熱心に案内してくれる。 セーシェル諸島のプララン島原産の双子ヤシ、ミャンマー原産の世界最大の竹GIANT BAMBOO、日立のCMにそっくりの大ジャワ・ビンロー、天皇陛下が皇太子時代の1981年3月5日に植樹された記念樹など。運良く園内の倒木にイグチ科のきのこが発生しているのも観察する。それにしても若いカップルが多い。園内のベンチの競争率は極めて高いらしく、開園と同時に埋まってしまうとか、あちらにもこちらにもアツアツの姿が見られる。入園料は我々外国人は600円、現地の人は30円、何と20倍もの開きがある。植物園を後にし、キャンディへ向う途中、一軒のシルク屋でトイレを借りる。そこの可愛い売り子にせがまれて、ついつい日本から持ってきた団扇をあげてしまう。この先もスリランカ旅行には欠かせないのに・・、年々歳々美人の定義がゆるくなる、困ったものである。先ずレーク・ビュー・ポイントなる見晴台に上がり、キャンディ市街地と仏歯寺、キャンディ湖を眺める。キャンディ(Kandy)は、2,000年以上続いたシンハラ王朝の最後の都である。 1592年の遷都から、イギリスの完全植民地化により滅亡する1815年まで、シンハラ文化の華を咲かせた古都である。町の中心にある仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)には、紀元4世紀にもたらされたと伝えられる仏陀の犬歯が祀られており、かつては王権の象徴として、現在はスリランカ仏教徒の信P1090322仰の中心として、大切に護持されている。仏歯寺へ参拝に下りると、門前は全国からやって来る善男善女で大賑わいの有様。内部は柱も壁も天井も極彩色の仏教彫刻や壁画で彩られ、贅の限りを尽くした壮麗な寺院である。建物の中心に仏歯を祀る仏歯堂があり、2階正面扉前は祈りを捧げる敬虔な信者で溢れている。お賽銭をあげ、短く真言を唱える。仏歯堂1階の象牙で結界された祭壇の黄金仏、彫刻の門、永平寺寄贈の梵鐘などを巡って拝観を終える。この頃から又も同行のメンバーに「町村さん」と呼ばれるようになる。他人が見るとよっぽど似ているらしい。やれやれ、若い時分は円月殺法の市川雷蔵似と言われたものを・・、まあ、旅も4日目、お互いに打ち解けてきた証であろう。その足で、近くのキャンディ芸術協会で行われるキャンディアン・ダンスの鑑賞に廻る。17:30から1時間、ドラムを激しく連打するマグル・ベラに始まり、女性達が優雅に舞うプーP1090327ジャ・ナトゥマ、 戦場へ赴く勇士を表すパンゼル・ナトゥマ、コブラの踊り、仮面をつけた悪魔祓いの踊りラクッシャ・ナトゥマ、勝利を祈る孔雀の舞いマユラ・ナトゥマ、ラパンの踊り、ヴェの踊り、燃え盛る松明を肌に押し付けたり口に含んだりするギニ・シシーラ、最終章の火渡りの儀式と全10幕が息継ぐ間もなく次々と繰り広げられる。燃え盛る炭火の上を裸足で歩くなぞ人間業とは思えぬが、よくよく見ると彼等の足裏は靴底のように分厚い。普段から素足で暮らして鍛え抜いてあり、我々のような柔な足とは全く異なる。19:00山上に建つホテル・トパズにチェックイン、112号室に入る。19:30からレストランで夕食、ココナツミルク入りお椀型クレープのアーッパ(Appa)に、激辛野菜炒めやチリ・ソースを乗せて食べる。辛いのでライオンビールが美味い。部屋に戻り、シャワーを浴び髪を洗う。ガイドブックを眺めるうちに眠くなる。(続く)

|

« スリランカのビール | トップページ | スリランカで出逢ったきのこ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スリランカのビール | トップページ | スリランカで出逢ったきのこ »