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施無畏山宝樹院小山寺(富谷観音)

2009年4月3日(金)  Dsc05211茨城県桜川市の富谷山に登る前に、山腹に建立されている富谷観音に参詣する。 茨城県教育委員会及び桜川市教育委員会の案内板には、『当山は、施無畏山宝樹院小山寺(おやまじ)と称し、通称、富谷観音と呼ばれている。天平七年(735)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が創建し、自作の一丈六尺の鉈彫り十一面観世音菩薩像を本尊にしたと伝えられている。始め長福禅寺と号したが、その後慈覚大師が東北巡錫の際に七堂伽藍を整え、鎌倉時代初めに小山寺と改められた。南北朝のころ、結城、多賀谷、大野の諸氏が堂塔を修造し、江戸時代現在の規模に改修された。笠間城主藤原時朝が弘長三年(1263)小山寺へ寄進したDsc05292木造大日如来坐像(現山形県寒河江市慈恩寺収蔵)の胎内経に、「常陸国笠間郡小山寺大檀那・・・」の奥書がある。国指定重要文化財(旧国宝)の小山寺三重塔は、関東以北最古の建造物といわれ、 その相輪宝珠の刻銘に寛正六年(1465)、下妻城主多賀谷朝経が大檀那となり、大工棟梁宗阿弥家吉らにより造営されたとあり、和様の形式を基調とし、 唐様を交え細部の装飾に見るべきものがある。室町時代の造りとしては優れたものの一つで、ことに内部の仏壇は稀に見る傑作である。 また、本尊十一面観音菩薩坐像は、鉈彫り様式による欅材一木造で、平安時代の作と伝えられ、全国的に見てこれほどの大作は珍しく、県としても貴重な存在であり、県指定文化財となっている。そのほか、小山寺本堂、仁王門、鐘楼、木造毘沙門天立像、木造不動明王立像(以上茨城県指定文化財)、木造釈迦涅槃像、小山寺の大杉(以上桜川市指定文化財)など、堂内外に数多くの貴重な仏像や建造物がある。云々』とある。Dsc05301確か羽黒山の国宝五重塔は応安五年(1372)の再建とされているので、ここの三重塔よりも古いし、本尊の十一面観音菩薩像が行基作で、脇侍の不動明王像が慈覚大師の作、毘沙門天像が運慶の作と称しているのも疑わしい。しかしながらお経と同様有り難ければそれで良く、内容の細かい詮索は野暮というもの。樹齢700年のご神木、小山寺の大杉を仰ぎ見てから鐘楼に登り鐘をひとつ撞く。三重塔をじっくり見物し、四柱造り朱塗りの立派な本堂にお参りしてから、富谷山に登るべく小山寺を後にする。 

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