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日向見薬師堂

2009年4月9日(木) 群馬県中之条町四万温泉日向見地区にある薬師堂、重要文化財に指定されている県内唯一の寺院建築であり、 現存の寺院建築として県内最古のもの。薬師堂Dsc05498の前に町指定重要文化財のお籠堂が建つ。それぞれの案内板には、「国指定重要文化財 薬師堂一棟 明治四十五年国宝指定 昭和二十五年重要文化財指定 附宮殿一棟、扁額:日向山定光寺一札、棟札:慶長三年十一月吉日銘(1598年)他三枚 薬師堂の由来:寺伝によると堂は永延年間(987-989)吾妻郡の地頭塩谷日向守定光の薬師堂としてここより約10キロメートル下流の折田村に建立されその後享禄天文の頃(1528-1555)上杉定政により湯前薬師として現在地に移された 堂の建立:この堂は慶長三年(1598)に再建されたもので領主真田伊豆守信幸の武運長久を祈願して伊勢国山田の鹿目喜左衛門という人が建てたものである  構造及び特色:三間四面の唐様建築で必要最少限の材料を用い簡素の中にも優美さを保つ建築である 板蟇股等室町末期Dsc05504の建築様式が残されている」、「国指定重要文化財 薬師堂 この建物は、一重の寄棟造で屋根を茅葺としています。規模は正面、側面とも三間です。前方二間は外陣、後方一間は内陣とし、その境に格子戸を嵌め込んでいます。建築様式は和様と禅宗様の折衷様式です。方一間の鏡天井を支える内部架構、出組の組物、粽の柱、柱頭を連結する頭貫、正面出入口の桟唐戸等各所に禅宗様の様式を見ることができます。(後略) 平成九年三月 文部省・群馬県教育委員会・中之条町教育委員会」、 「町指定重要文化財 薬師堂のお籠堂 (指定)平成十二年三月二十七日 (所在地)中之条町大字四万四三七一 薬師堂の前にあるこのお籠堂は、明治二十二年の四万村誌によれば、慶長十九年(1614)に建てられたものである。間口約4.79m、Dsc05500奥行き約3.66mで中央に幅約1.01mの通路が設けられている。この通路の両側は現在ガラス戸となっているが、はじめは戸や障子 などの仕切りもなく開放されたものであった。このお籠堂には、湯治客(温泉に入って療養する人)が病気をなおすために定められた日数、すなわち一昼夜、七日、百日などの期間、心身を清めお籠もり堂に閉じこもってお経を読んだり、南無妙法蓮華経や南無阿弥陀仏を唱えたり、また、断食、水垢離などの荒行をすることもあったという。いまは通路の両側にガラス戸を建て、堂の用具を保管したり、参拝者にお守りなどを授ける場所としている。昭和六十年(1985)に解体修理を行い現在に至っている。建築年代と、構造上中央を通路にしたものは数少なく貴重な建物である。 平成十六年三月 中之条町教育委員会」とある。傍らの鉦をひとつ敲いてからお参りする。表戸から内部を隙見すると、内陣の厨子の中に金銅色の小さな薬師如来像が安置されている。この厨子も天文六年(1537)に造られたもの、この日向見薬師堂とお籠堂は、温泉と結びついた薬師信仰を物語る貴重な建造物である。  

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