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スズダリとウラジミールの白い教会群

2009年6月13日(土) 6:30起床。昨夜寝る時は雷鳴物凄く、今朝は小鳥の声が賑やか、たまらず起き出してお茶を沸かす。7:50朝食、クレープとヨーグルトを食べる。腹ごなしに再びホテル周辺を散策、裏手からカーメンカ川の土手沿いに修道院(スパソ・エフフィミエフ修道院)の城壁近くまで歩く。民家が建ち並び、個性的な窓飾りを競う。どこを切りとっても絵の様な風景、こんP1100150な町に住んでみたい。倒木上にイタチタケとマメホコリを見つけ、切株にタマチョレイタケを見つける。9:25バスに乗りスズダリ観光へ出発。 人口12,000人の町に50以上の教会があるとのこと、まるで教会博物館のような町である。12世紀にウラジミール・スズダリ公国の首都となり、その時に石灰岩を使った独自様式の白い教会が盛んに建設されたようである。 景観保護のために建物の高さ制限を実施しており、一番高い建物が市役所の3階建てである。 最初の見学先はスパソ・エフフィミエフ修道院、今朝城壁近くまで散策した寺である。ロシアで2番目に大きい男子修道院とのこと、さもありなん、まるで城郭のように堅固な造りの大規模な寺院である。修道院の創設は1352年、現在の城壁は17世紀のもので、高さ8m、長さ1.5㎞にも及ぶ。スターリン時代にはP1100148一時刑務所として使われたが、今は200名の修道士が日夜修業に励む。最初に修道院の裏手にある見晴らしへ行き、カーメンカ川の青い流れと、対岸のポクロフスキー修道院とを眺める。聖門をくぐり、鐘楼で催されるベルコンサートを聴く。大小13個の鐘に結び付けたロープを鐘撞き係りが身体全体を使って操ると、おごそかな鐘の音が古都の空に響き渡る。観光客のために一日5回演奏しているとのこと、係員(修道士?)も楽ではない。境内には他に4つの教会とドミトリー・ポジャルスキー公(1612年にモスクワをポーランド軍から解放した英雄、スズダリ大公)廟などがあるが、いずれも外から眺めただけで内部には入らず、それでも建物と調和した庭園が美しい。外へ出ると広場には蜂蜜酒や白樺の樹皮細工を商う露店が並ぶ。中には 、こんな鄙びた所で売り子をさせておくのが惜しいほどの美人もいる。次いでスズダリ発祥の地、クレムリンへバスでP1100154小移動。カーメンカ川に架かる木橋のたもとでバスを下りると、近隣の村から移築された木造教会(18世紀建立のプレオブラジェンスカヤ教会)が建つ木造建築博物館が見える。橋を渡ると、土塁に囲まれたクレムリンの中心にラジチェストヴェンスキー聖堂が建つ。現存する建築物としてはスズダリで最も古く、13世紀の白石教会である。そこも外から眺めるだけなので、聖堂に加えて移築木造教会のニコーリスカヤ教会、鐘楼などを写真に収める。トルコヴァヤ広場へ歩いて行く途中、芝地の切株に純白の大型菌を見つける。噛んでみると少し渋味はあるが穏やかな菌臭、キシメジ科のユキワリやモリノニオイシメジに似ている。11:30村内のレストランで中食、サラダ、ジP1100155ャガイモスープに続き、名物のシベリア風水餃子ペリメニが出る。まずまずの味。ロシアの田舎の一般的食事は 、ジャガイモとサワーキャベツとブタの背膏の塩漬けとのこと、質素なものらしい。レストランの庭には、オダマキ、ダリア、ノコギリソウなどが咲く。12:45ウラジミールへ向け出発。モスクワの北東170㎞の所にあるウラジミールは、黄金の輪を代表する史都である。13:25到着、最初に12世紀半ばに造られた城門、黄金の門を見学する。傍らに、嘗て町を取り囲んでいた土塁の名残も見られる。次いで、1158年建立の寺院、ウスペンスキー大聖堂へ。石灰岩の白い外壁を持つ典型的な白石建築であり、金色に輝く5つの丸屋根が美しい。14世紀初めまではロシアの大聖堂の最高位にあった教会であり、 現在も大本山のひとつである。ロシア各地からの参拝客と外国人の観光客が大勢訪れる。内部は撮影禁止、男性は帽子を脱ぎ、女P1100156性はスカーフを被らねばならぬ。天井のアーチ部分に、ロシアを代表するイコン画家アンドレイ・ルブリョフのフレスコ画「最後の審判」が描かれている。ロシア人の参拝者は、余程有り難いのか例外なくお布施を納め、名前を記帳している。外へ出ると陽射しが強い。ウスペンスキー大聖堂の建つ丘を右手に回り込むと、ドミトリーエフスキー聖堂が現れる。外壁一面に施されたレリーフが美しく、「石の詩」とか「石のカーペット」と呼ばれている。そろそろ教会見学にも飽きてくる。丘の上からシベリア鉄道を眺める。ウラジオストクまで9,000㎞、7泊8日の旅とか、いつの日か乗ってみたいものである。14:20バスに戻りモスクワへ向かう。途中、手洗い休憩のドライブインで名物のライ麦クッキーを2枚購入する。価格は120ルーブル。バスは高速道路をひたすらモスクワへと走る。風景も見飽きたので、各種看板のキリル文字の解読を試みつつ時間を潰す。17:45コスモスホテル到着、 鍵をもらって2076号室に入る。最初に泊まったホテルなので勝手を知っている。18:30ロビーに集合して市内のレストランへ。主料理は名物の壷焼き、野菜と肉の煮込み料理である。壷焼きといっても日本の釜飯のように一個づつ調理した訳ではなさそうで、大鍋で調理したものを個別の壷に分け入れただけのように見える。ホテルに戻り、スーパーへビールとチョコレートを買いに出る。風呂に入るため浴槽に湯を張るとやはり淡黄色、水道管が錆びているのであろう。風呂上りにビールを飲みながら、ちんぷんかんぷんのロシア映画を観る。(続く)

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