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サンクトペテルブルク市内観光

2009年6月10日(水) 4:45起床、眠い。朝食は弁当が配られるとのこと、先手を打ってメロンパンをかじる。5:00夜明け、夜が短い。5:45ロビー集合、リンゴとトマト、ヨーグルトとサンドイッチ、P1100095 それにMWの入った弁当をもらう。空港へ向かう途中のバス車内でヨーグルトとトマトを食べる。今回のツアー28名の内訳は、夫婦が8組、女性の旅友達が4組、一人参加の男性2名(自分もそのひとり)、女性2名である。早朝の道路は空いていて6:30にはシェレメチェボ空港1(国内線TB)に着く。SU839便のカウンターへ行き個人チェックイン、アエロフロートの地上スタッフも全く愛想がなく「乗せてやる」という雰囲気、とても通路側の席など頼めない。どうしてロシア人は誰も彼もが、何か面白くない事でもあるような暗くて硬い表情をしているのであろう。幸い通路側21D席の搭乗券をもらう。安全検査が又厳しく、 靴もベルトも脱がされる。おまけに待合室の椅子までクッションが硬い。いやはや恐れ入りました。7:50搭乗、サンクトペテルブルク行きのシャトル便は満席である。8:30離陸、隣席の若いロシア人女性が胸の前で十字を切って目をつぶる。そんなに危ないのかとこちらまで不安になる。水平飛行に移るや、サンドイッチとジュースの軽食がP1100097提供される。9:35サンクトペテルブルク郊外のプールコヴォ空港に着陸、外へ出るとやや肌寒い。10:15迎えのバスに乗り込み市内観光へ。現地ガイドはイリーナさん、40歳くらいの女性である。日本には観光で一度しか来たことが無いらしいが、日本語はぺらぺら、サンクトペテルブルク国立総合大学東洋学部卒の才媛である。市街地へ向かう車窓から見る光景はモスクワに比べ活気がなく、どことなく沈滞ムードが漂う。 人口460万人の大都市にしては人も車もまばらである。それでも街路樹のマロニエの花が咲き、花壇を三色スミレが彩る。市内観光の始めは「イサク聖堂」、1858年に建立された大聖堂で、ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次いで、世界で三番目に大きい教会建築とのこと、確かに大きい(三番目はスペインのセビリア大聖堂とする異説もある)。イサク広場でバスを下り、ニコライ1世の騎馬像と大聖堂を写真に収める。聖堂内部には入らず(水曜日は休館、P1100113 但し開いていても入らないとのこと)、従ってドームの展望台からサンクトペテルブルクの町並みを眺めることも叶わない。 二箇所目はデカブリスト広場 に建つ「ピョートル大帝の青銅の騎士像」、イサク広場の近くである。ネヴァ川の畔にある広場は旧海軍省と元老院の黄色い建物に東西を囲まれる。広場では新婚さんの記念撮影が行われており、騎士像よりも花嫁の方が見たい。三箇所目は「ロストラの燈台柱」、1810年に建設された古い燈台であり、ヴァシリエフスキー島の岬の先端に2基立っている。ネヴァ川を行き交う船舶を今も見守っているかの様である。ストリエールカと呼ばれる岬の最先端部からネヴァ川対岸のエルミタージュ美術館と、サンクトペテルブルク発祥の地、うさぎ島に建つペトロパヴロフスク要塞を眺める。ネヴァ川と運河が市内を縦横に巡り、まさしく水の都、北のヴェニスである。土産物店で手洗いを借用し休憩する。マトリョーシカの値段を見ると、10個組みで細工の良いものは1個2万円もする。5個組みの手土産クラスで1個1,300円、露天売りなら5個組みが5個で1,500円、まさにピンからキリ。また、ロマノフ焼きのコーヒーカップ碗皿は、 ちょっと良いと思うものが一客1万円位、結構高い。四箇所目は血の上の救世主教会、1881年に皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所に建つ。ネギ坊主頭の塔を幾つも持つ純ロシア風教会は、色使いも形も奇抜で派手であるが、宗教建築とはもともと大衆の耳目をひくように造るものなのであろう。内部の美しさは世界一といわれ、是非とも拝観したかったが無情にもパス、外観の写真撮影だけで昼食会場のレストランへ向かう。昼食の主料理は白身魚のフライ。午後はエルミタージュ美術館見学(14:45~17:45)、今回の旅のハイライトである。以前(2006年11月15日)、上野の東京都美術館で開催された「大エルミタージュ美術館展」を2時間近P1100111くかけて鑑賞したことがあるが、 その時の展示品は僅かに80点、それなのにここには300万点もの収蔵美術品があるという。半日位ではとても回りきれない。館内入口でカメラ持ち込み料200RUB(700円)を支払う。イリーナさんに引率されて宮殿装飾巡りから見学を開始。大使の階段(ヨルダン階段)を昇り、2階の大元帥の間、1812年祖国戦争の画廊、聖ゲオルギーの間(大玉座の間)、パヴィリオンの間(有名な孔雀時計あり)の順で各部屋を見学する。天井を飾るフレスコ画、壁を飾る彫像の数々、室内の調度品、何れも贅沢と華美の 限りを尽くしたもの、 高楼玉殿の余りの眩ゆさに目が眩む。続いて美術品鑑賞に移り、同じ階のイタリア美術部門へと歩を進める。全ての展示室には通し番号がふられているが、一人の画家の作品が展示品の殆どを占める部屋は、画家の名前で呼ばれる。例えば、214室は「レオナルド・ダ・ヴィンチの間」である。そのレオナルド・ダ・ヴィンチから始まり、ティツアーノ、ラファエロ、ミケランジェロ、カラバッジオ、マッシモ・スタンツィオーネ、アントニオ・カナレットなど巨匠の超一級の作品を次々と目の当たりにする。スペイン美術、フランダース(オランダ)美術部門でP1100105は、ゴヤ、 レンブラント、グレコの作品を、3階の19~20世紀ヨーロッパ美術の部門では、セザンヌ、モネ、コロー、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、ピカソの作品群を息つく間もなく鑑賞する。最後に再び2階に下りて、小食堂の間や孔雀の間を見学する。2時間半があっという間に過ぎる。ポイントを抑えて効率よく案内してくれたイリーナさんに大感謝、個人で入館したらとてもこうはいかない。それにしても世界屈指の美術館の入館料が僅か350RUB(1,200円)、サンクトペテルブルク市民(ロシア国民)は幸せである。日本の巡回展にも超一級作品が何点か出展されてはいるが、本館を見てしまうと問題にならない。立ち放しで疲れたので、 1階売店で日本語版カタログ「エルミタージュ」を購入してからカフェで休憩、コーヒーを飲む。結局18:00の閉館時刻ぎりぎりまで滞在、外へ出ると雨も小降りになる。市内のレストラン、チャイコフスキーへ行き、名物のビーフストロガノフとアイスクリームを食べる。牛肉が硬く、味付けもいまいち。但し、ロシアのレストランでは食事の都度、MWとコーヒー(又は紅茶)が付くので飲み物を注文しなくて済む。20:00バルト海に面したホテル、パーク・イン・プリバルティスカヤにチェックイン、これもモスクワオリンピック当時に建設された巨大ホテルである。20:30ようやく6005号室に入る。内装をリフォームしたばかりと見え、こざっぱりしており何より洒落ている。ここに連泊は嬉しい。早速近くのスーパーへビールの買出しに行く。ロシア産ビールの中瓶を2本買うと59RUB(200円)、ビールが安い。部屋に戻りビールを飲むうち酔いが回り、昼の疲れも出て風呂にも入らずにダウン。(続く)

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