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くるみ豆腐

Dsc076402009年7月31日(金) 昨秋、白馬村で拾ってきたオニグルミで家伝のくるみ豆腐を作る。仙台の実家では精進料理の定番であったが、普段のお茶請けにも最高であり、昔懐かしい味がする。《レシピ》 ①オニグルミの殻を金槌で割る(一苦労、指は叩いてしまうし、腰も痛くなる)。②金串等を使って中身をかき出す(根気仕事!)。剥きくるみ150グラムを得る。③剥きくるみを擂鉢でよく磨り潰す。④鍋に、剥きくるみと同じ重量の葛粉と、葛粉の6倍容の水を入れる。⑤同じ鍋に磨り潰したくるみと砂糖150グラム(好みに応じて増減)を入れる。⑥鍋をDsc07643弱火にかけ、しゃもじで攪拌しながら温める。30分間加温攪拌を続ける。⑦粘りが出てきたら出来上がり、バットに受けて粗熱を取る。⑧冷蔵庫で保管する。⑨適当な大きさに切って食べる。甘味が足りない時は黒蜜等をかけると良い。香ばしくコクがあって非常に美味しい。 

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菜園の恵み(4) キュウリ

Dsc076332009年7月30日(木) 不安定な天候が続き、山歩きにも釣りにも出かけられない。さりとて端境期の今はきのこ観察にも不向き、行くところがない。結局、家に沈殿して読書と昼寝を繰り返し、それに飽きると畑へ行き草取りする毎日。今日も雑草を埋める大穴をへっぴり腰で掘っていると、見るに見かねた隣の畑のご主人から立派なキュウリとサラダ菜を戴く。何かお返しをと思っても我が菜園の産物はミニトマト7個のみ、どうにもならない。幸い、19日に蒔いた二十日大根と、24日に蒔いたブロッコリーが順調に発芽し、元気に育っている。そのうち恩返しできる日も来るであろう。

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特別展「知られざるタオの世界・道教の美術」

01 2009年7月29日(水) 日本橋の三井記念美術館(三井本館7階)で開催中の「道教の美術」展を鑑賞する。道教は、日本でいえば神道にあたり、不老長寿や福(子孫繁栄)・禄(地位向上)・寿(健康長命)といった現世利益を願う中国の民俗宗教である。道教の神々には、天界の最高神とされる元始天尊、霊宝天尊(太上道君)、道徳天尊(太上老君)の三清(さんせい)と、三清を補佐する玉皇上帝、北極紫微大帝、鉤陳天皇大帝(こうちんてんこうたいてい)、后土皇地祇(こうどこうちぎ)の四御(しぎょ)、星辰日月や山川草木のような自然界の神々、十王のような冥界の神々、神仙思想による神話伝説上の人物、霊獣・怪獣のような架空の動物、歴史上の人物(関羽、鐘馗、媽祖)などがあり、およそ世俗の願いを叶えてくれそうな多種多様な神々が祀られる。老荘思想の祖である老子(=太上老君)を教祖として神格化し、経典「道蔵」を編纂し、道教像(道像)を作り、道観を建立するなど、仏教に習って組織と体裁を整え、儒教などとも習合しながら、中国独自の宗教として発展してきたものである。現代に至っても中国人(漢民族)の人生観・世界観の根幹をなしているとのこと、以上はパンフレットや解説文の要約である。組織だった宗教としては導入されなかったため日本では馴染みが薄いが、役の行者を開祖とし蔵王権現や不動明王を祀る山岳修験道、陰陽道として展開された暦法や占星術、青面金剛尊を祀る庚申信仰、北極星または北斗七星を神格化したとされる妙見菩薩信仰、七福神のひとつで南極老人星(竜骨座の主星カノーブス)の化身とされる寿老人(福禄寿)信仰、七夕祭り、恵方(えほう)など道教由来とされる信仰や習俗は数多く、現代に受け継がれているものもある。慣れないものを見てすっかり疲れたので、帰る前に1階にある千疋屋のパーラーに入り、名物のソフトクリームで一息入れる。

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ブルーベリー

Dsc076322009年7月28日(火) 今年も庭のブルーベリーが豊作です。7月始めから2、3日おきに摘んで約1キログラムの収穫になりました。まだこれから熟すものもあるので最終的には1.5~2㎏位になりそうです。とりあえず洗って冷凍庫に保存します。去年のジャムがまだ残っているので、今年はジャム以外にもブルーベリー酒や乾しブルーベリー或いはブルーベリードレッシングなどに加工してみるつもりです。

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定点観察・手賀の丘公園(柏市)

Dsc076032009年7月23日(木) 午前、雨が上ったので手賀の丘公園へ行く。きのこ観察はボケ防止に最適、誰が命名しているのかしらないが、和名は「ニセ・・・」、「コ・・・」、「ヒメ・・・」、「・・・モドキ」の氾濫、長ったらしいだけでなく似通っており、覚えるのも思い出すのも容易でない。それに公園きのこなら、お金はかからないし、足腰は鍛えられるし、食用菌は手に入るしで、一石二鳥にも三鳥にもなる。自分のような年金暮らしの高齢者には最適の趣味である。今日の園内はモリノカレバタケ属やホウライタケ属のような落葉分解菌の花盛り、他のきのこDsc07606は雨に打たれて傷んだものが多い。
《観察種》 1.アマタケ、2.アンズタケ、3.オオホウライタケ、4.オキナクサハツ、5.クサイロハツ、6.クリイロイグチモドキ、7.クロタマゴテングタケ、8.コウジタケ、9.コテングタケモドキ、10.シロオニタケ、11.ダイダイガサ、12.ツルタケ、13.テングツルタケ、14.ニオイコベニタケ、15.ニガイグチ属(オクヤマニガイグチ?)、16.ハナオチバタケ、17.ヒビワレシロハツ、18.ヒメアワタケ、19.ヒメコナカブリツルタケ、20.ヒラフスベ?(針葉樹生なのでマスタケの幼菌かも)、21.フクロツルタケ、22.ベニタケ属、23.ベニタケ属、24.マツオウジ、25.マンネンタケ、26.ミミナミハタケ属?(写真は上がオオホウライタケ、下がマンネンタケ)  

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剱岳・点の記

Dsc07572 2009年7月22日(水) つくばエクスプレス流山おおたかの森駅前のSC三階にあるシネコン、TOHOシネマズで、「剱岳 点の記」を家人と鑑賞する。毎週水曜日はレディス・デーなので家人は1,000円、自分はシニア(60歳以上)で1,000円の積りで出かけたが、ペアの片方が50歳以上であればいつでも2人で2,000円とのこと、何のこっちゃ。原作は新田次郎の同名小説であるが、映画が原作を超えるのは難しい。役者を揃えてはいるが、浅野忠信も香川照之も山屋の足の運びではないし・・・、それにあれほどの雪崩や滑落事故に遭えば全員無事でいられるはずもない。新田次郎の小説は、小説といいながらもノンフィクションに近く、淡々としているので、そのまま忠実に映画化しても面白みに欠けるかもしれないが、原作にないことを付け足して、その結果が軽佻浮薄な印象を与えるようでは仕様がない。まあ、それはともかく、原作も読んだし、映画も観たしで、あとは老骨に鞭打って剱岳に登るだけ、さていつにしよう。 

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コクワ酒その後

Dsc07574 2009年7月21日(火) 飲むのを忘れていた4年もののコクワ酒(2005年9月21日記事参照)を試飲する。レモンを加えたために焦げ臭というか薬品臭が生じ、尖った酸味や渋味も感じられる。4年経っても香味が粗く、まろやかな感じはしない。少しがっかり。やはり栽培品の青いコクワ(サルナシ)ではなくて、天然ものの完熟品を山で探さねば・・・、それにレモンは加えぬほうがよい。

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菜園の恵み(3) トウモロコシ

Dsc075532009年7月19日(日) 午後から畑仕事、はつか大根の種を2畝分蒔く。10本のトウモロコシと少量のオクラ、シシトウ、ミニトマトを収穫する。帰宅して直ぐにトウモロコシを蒸しあげる。完熟品のもぎたて&蒸したてなのでぷりぷりして非常に甘い。トウモロコシはどうにか苗代を回収できたようでめでたしめでたし。

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きのこ観察会 / 佐倉城址公園

Dsc07542 2009年7月18日(土) 今日は、佐倉市の国立歴史民俗博物館に隣接する佐倉城址公園で、千葉菌類談話会の総会と第55回観察会が行われる。8:00に自宅を出発し、印西市経由、9:15歴博駐車場着。総会の前に城址公園を一回りするも、殆どきのこは見当たらない。今年は梅雨明けが早過ぎる。総会終了後の11:00から観察会、辛うじてアミスギタケ、イロガワリ、オニイグチ属、ニセショウロ属の4種類を見つける。これ以上粘っても成果は覚束ないし、何より蒸し暑いのでギブアップ、1時間余で個人観察を打ち切る。歴博のレストランで昼食、古代米入りハヤシライスとアイスコーヒーを注文する。Dsc07543今日はお昼を食べに来たようなものである。 13:30から休憩所で鑑定会、50人の同好の士が100の眼で探しただけあって、悪条件と雖も、色々な種類が集まる。吹春先生が次々に同定してゆく。柏市内の公園で出逢ったことがないものはコガネヤマドリとマメザヤタケぐらい、さすがに今日は種類も量も少ない。その代わり、愛知県から参加の中條さん(西尾きのこの会主催)がわざわざ持ってきてくれたダイダイイグチ、チャタマゴタケ、ミカワクロアミアシイグチという、関東には発生しない珍種を拝見する機会に恵まれる。ありがたいものである。14:00満足して途中退席、会場を後にする。

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定点観察・増尾城址公園(柏市)

Dsc075182009年7月17日(金) 4日連続の猛暑が一服し今朝は待望の雨、幾分凌ぎやすい。9日ぶりの雨で、雨量も足りないが、増尾城址公園へきのこ観察に出る。案の定、種類も量も少なく、見つけたのは次の13種。
《観察種》 ①キタマゴタケ、②クサハツ、③コザラミノシメジ、④シロオニタケ、⑤シロテングタケ?、⑥シロハツ(モドキ)、⑦チャニガイグチ、⑧ツルタケ、⑨ドクツルタケ、⑩ニガイグチモドキ?、⑪ヒビワレシロハツ、⑫ボタンイボタケ、⑬ヤマドリタケモドキ(写真は④)

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菜園の恵み(その2) ミョウガ

Dsc07507 2009年7月12日(日) 午後、家人のお供で畑に行き、エダマメとジャガイモの跡地を耕し、石灰と肥料を漉き込む。少し馴染ませてから、二十日大根やブロッコリーを植えるつもり。その他に、二畝掘り起こし、同じく石灰と肥料を漉き込む。そちらには、秋口になったらダイコンやネギを植える積り。畑の隅に生えているミョウガの根際をふと覗いてみると、若芽が幾つも出ている。ありがたい、けれども何でだろう。植えた覚えがないものばかりが良く実る。

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ヤマドリタケモドキの炊き込みご飯

090709dsc074962009年7月11日(土) ドイツでシュタインピルツ(Steinpilz)、イギリスでセップ(cep)、フランスでセープ(cepe)、イタリアではポルチーニ(porcino)と呼ばれるヤマドリタケ、ヨーロッパでは日本のマツタケ並みに珍重されている。その近縁種がヤマドリタケモドキ、ヤマドリタケに比べ肉質が軟らかく香りも少ないとされるが、美味な食菌であることに変わりはない。今年は発生が遅れている模様で、一昨日、手賀の丘公園で漸く幼菌を1個見つける。幼菌といっても握りこぶしくらいの大きさがある。早速炊き込みご飯を作ってもらう。くせのない味で香りがよく美Dsc07506味しい。これから下旬までが1回目の盛期(2回目の発生は9月上旬)、2日に一回はシロを見回らねば。なにせ幼菌のうちに採取しないと、キノコバエの幼虫がわんさと入り込む。 

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菜園の恵み(その1) ジャガイモ

Dsc075012009年7月10日(金) ジャガイモは地上部が倒れてしまったので、本日掘り出して穫り入れ。小さなものは丸のまま塩茹でにし、大きいものはコロッケなどの料理に使うつもり。ミニトマトは3日おきに10個くらいづつ紅くなる。完熟品なのでサクランボのように甘い。

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アカヤマドリのお吸い物

Dsc074972009年7月10日(金) 昨日、手賀の丘公園の帰りに増尾城址公園に寄り、アカヤマドリの成菌と幼菌を1本づつ採取して持ち帰る。カットしてみたら成菌の方はキノコバエの幼虫が入りぐずぐずだったので廃棄、虫の入り込みが少ない幼菌をカットして塩水に浸けて虫出しする。イグチ科特有の匂いが強いので、茹でこぼして冷蔵庫に保管し、今日、お吸い物を作り試食する。汁がまるでカボチャスープのように黄色くなる。一度茹でこぼしたためか風味に癖がなく、歯切れが良く美味しい。今後見つけたら必ず採取するきのこに加えることにしよう。

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定点観察・手賀の丘公園(柏市)

Dsc074392009年7月9日(木) 午前、手賀の丘公園できのこ観察。猛烈に蒸し暑い。長袖シャツ、軍手、長靴、サンシェードハット、傘、手提げ籠(虫除けスプレー、拡大鏡、カッターナイフ、濡れティッシュ、紙袋、ビニル袋など在中)、デジカメ、携帯蚊取り線香等で重装備した身には辛すぎる。少し歩いただけで汗だく、アセタケ属を含む小型菌はなるべくパスして省エネルギに徹したものの、2時間ほどで次の30種に出遭う。《観察種》 1.アカハテングタケ、2.アセタケ属(クロトマヤタケモドキ?)、3.アワタケ、4.アンズタケ、5.イタチタケ、6.イッポンシメジ科?、7.オオホウライタケ、8.オキナクDsc07450サハツ、9.カレバキツネタケ、10.キタマゴタケ、11.クリイロイグチモドキ、12.クロハツ、13.コテングタケモドキ、14.コフキサルノコシカケ(幼菌)、15.シロイボカサタケ、16.スジウチワタケ(モドキ)、17.ダイダイガサ、18.タマチョレイタケ、19.ツルタケ、20.テングタケ、21.テングタケダマシ、22.ニガイグチ属、23.ニセクサハツ、24.ニッケイタケ、25.ヒビワレシロハツ、26.ヒメコナカブリツルタケ、27.フクロツルタケ、28.ヘビキノコモドキ、29.マンネンタケ(幼菌)、30.ヤマドリタケモドキ(幼菌) (写真は上がキタマゴタケ、下がシロイボカサタケ) 

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定点観察・増尾城址公園(柏市)

Dsc074142009年7月6日(月) 午後、雨の増尾城址公園で傘をさしながらのきのこ観察。ヤマドリタケモドキの幼菌を採りたかったが時期尚早のようである。但し、アカヤマドリとムラサキヤマドリタケが出始めたのでもう間もなくか。見つけたのは次の52種。

《観察種》 1.アカヤマドリ、2.アシグロタケ、3.アワタケ、4.アンズタケ、5.イタチタケ、6.イヌセンボンタケ、7.ウスキテングタケ、8.ウラグロニガイグチ、9.オオカヤタケ、10.オオツルタケ、11.オオDsc07370ホウライタケ、12.オキナクサハツ、13.カレバキツネタケ、14.カワリハツ、15.ガンタケ、16.キクバナイグチ、17.キタマゴタケ、18.キツネノタイマツ、19.クサイロハツ、20.クリイロイグチモドキ、21.ケショウハツ、22.コウモリタケ、23.コテングタケモドキ、24.コバヤシアセタケ、25.ザラエノハラタケ、26.シロハツ、27.スミゾメヤマイグチ、28.ダイダイガサ、29.タマゴテングタケモドキ、30.チャニガイグチ?、31.ツルタケ、32.ツルタケダマシ、33.テングタケ、34.テングタケダマシ、35.ニオイコベニタケ、36.ニオイワチチタケ、37.ニセクサハツ、38.ニッケイタケ、39.ハナオチバタケ、41.ヒカゲウラベニタケ、42.ヒビワレシロハツ、43.フクロツルタケ、44~46.ベニタケ類、47.ヘビキノコモドキ、48.ホウライタケ属(カブベニチャ?)、49.ホウライタケ属(サカズキホウライタケ?)、50.ミドリニガイグチ、51.ムラサキヤマドリタケ、52.ヤブレベニタケ(写真は上が1、下が9)

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ふた月後の菜園

Dsc072732009年7月3日(金) 午前、雨の合間を縫って畑仕事。最近は3日に一度は草取りに通わねばならぬ。ミニトマトの紅く色付いたものを収穫し、序に、エダマメ、シシトウ、ナス、ピーマンも穫り入れる。何れも収穫物はごく僅か、これでは趣味どころか道楽レベルである。カボチャは枯れ、葉ニンニクは全く芽を出さず、ジャガイモも元気がない。一方、オクラの実が付き始め、サツマイモの葉が茂り出し、ヤマイモの蔓が伸びる。トウモロコシとミニトマトは期待が持てそうな感じ、但し、烏避けのネットを被せる必要があり、更に追加投資をするかが悩ましい。

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博物館網走監獄

Dsc073232009年7月1日(水) 5:00起床。夜中、雷雨があり突風が吹き荒れて外が騒がしい。朝も回復に至らず。温泉に入ってからロビーへ新聞を読みにいくと、TVが点かないの携帯電話が繋がらないのと大騒ぎ、 関連施設に落雷があったらしい。今日は観光には不向き、部屋でのんびりするしかなく、コーヒーを飲みながら司馬遼太郎の「戦雲の夢」を読む。雨が上ったので8:50ホテルをチェックアウト、とりあえず空港に近い網走へ向かう。再び本降りとなり、能取湖やサロマ湖行きを諦める。天都山にある博物館網走監獄へDsc072651。11:00着、鏡橋を渡って入館料一人1,050円を支払い、重厚な赤レンガの正門から中へ入る。見学順路に従い、庁舎、通用門、味噌・醤油蔵、裁判所法廷、休泊所、耕運庫、漬物庫、行刑資料館、二見ヶ丘農場を巡る。 二見ヶ丘農場庁舎内の食堂室では監獄食が600円で食べられる。麦飯(米7、麦3)とさんまの焼き魚定食であるが、記念にと食べている人が結構多い。網走刑務所といえば、昭和40年代の大ヒット映画シリーズ、高倉健主演の「網走番外地」(東映映画全18作)で一躍全国的に有名になった所であるが、館内には映画のポスターも貼られていないし、主題歌も流れていない。真面目な歴史博物館である。 「春に春に追われし花も散る 酒ひけ酒ひけ酒暮れて どうせ俺らの行く先は その名も網走番外地」、昭和も遠くなったものである。明治23年の開設時には網走だけでなく札幌や釧路にも監獄が置かれ、当初は主に政治犯が収容されていたらしい。道内の主要道路建設や農地開拓の労働力として酷使され、命を落とした受刑者も数多く、北海道の歴史を語る上で監獄の存在を抜きにすDsc07324ることは出来ない。更に、五翼放射状平屋舎房、浴場、煉瓦造り独居房、炭焼き小屋、懲罰房などを巡り、12:45見学を終える。オリックスレンタカーの女満別空港店へ行き車を返却すると4日間の走行距離は733㎞、SWIFTの燃費はリッター当り17㎞とまずまずである。空港売店で花畑牧場製の生キャラメルを追加購入してから、空弁を食べる。15:00 JAL1188便に搭乗、今年の北海道旅行も無事終わる。(完)

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野付半島原生花園で出逢った花

写真はエゾカンゾウ、ヒオウギアヤメ、シコタンタンポポ、センダイハギ。野付半島の原生花園にはセンダイハギが大群落をなし、エゾカンゾウやハマナスも多い。 今回は見かけなかったが、クロユリ(花期:5月末~6月中旬)、コケモモ(6月中旬~7月上旬)、ノハナショウブ(6月下旬~7月中旬)、ミツガシワ(6月下旬~7月上旬)も咲く。クロユリが平地で見られるとは、緯度の高い北海道ならではである。 Dsc07187 Dsc07209 Dsc07226   Dsc07178

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野付半島・納沙布岬

2009年6月30日(火) 6:00起床、九州は大雨、関東も雨、当地は幸い薄曇。6:30朝食、茹でジャガイモが絶品、前日同様納豆とシシャモでご飯を2杯食べる。それにしても、宿泊料金は決して安くないのに大食堂が満席の繁盛振り、好ましくも不思議である。Dsc07172 7:40出発、知床横断道路(R44)を走り知床峠に上る。峠は霧とガスで真っ白、何も見えない。これで三回目の訪れであるが景色が見えたためしがない。峠から下る途中、硫黄の匂いがぷんぷんする熊の湯に立ち寄る。無料の露天風呂があり、早朝から利用する人で賑わう。本州ナンバーのワンボックスカーが多く、車中に寝泊りし、露天風呂を梯子しながら北海道を巡る様子、昭和40年代の蟹族の進化形である。8:30羅臼町のヒカリゴケ洞窟(マッカウス洞窟)到着、近くに北海道八十八箇所霊場・羅臼山波切不動尊がある。国内最大のヒカリゴケ生息地とのことであるが、現在は落石事故防止のため金網フェンスに囲まれた一画しか見学できない。Dsc07314立ち位置を指定してあり、そこから薄暗い洞窟を覗いてみたが、どこをどう眺めても何も光らない(後日調べたところによると、フラッシュ撮影するとヒカリゴケの在りかが分るらしい)。勇を鼓して立入禁止の洞窟にも行ってみたが結果は同じ、雨まで降ってくる。傍らに松浦武四郎の歌碑が建つ。「仮寝する窟におふる石小菅 葦し菖蒲と見てこそはねめ」。安政五(1856)年、この洞窟に野宿して詠んだ歌である。ガスがかかり国後島は望めそうもないので望郷台をパス、野付半島へ向かう。 10:05野付半島の先端の竜神崎に着く。辺りは一面の原生花園で、今最も目立つのがセンダイハギの大群落、他にもエゾカンゾウ、エゾノシシウド、シコタンタンポポ、ハマナス、ヒオウギアヤメなどが咲き競う。野付崎燈台まで散策して最果ての花園を楽しむ。Uターンしてネイチャーセンターの駐車場に車を置き、トドワラ目指して歩く。遊歩道沿いにも原生花園が広がり、花を愛でながら40分の道程を歩く。外気温は10~12℃、関東なら真冬の気温でヤッケを持Dsc07315ってきて大正解、それでも体の心まで冷える。途中から雨も降り出す。長い木道を歩いて漸くトドワラの中心に到達するも、昔の写真に較べると林立していたトドマツ 枯木が減少し、荒涼感が大分減退している。この30年ほどの間に倒れたり腐食が進んだりした結果、根株ばかりがごろごろ横たわる。枯木の大部分は樹齢90~120年のトドマツで、樹齢150~170年のエゾマツも混在するとのこと、長い時間かかって砂嘴上に成立したトドマツ・エゾマツ混交林が、砂嘴の沈降や海面の上昇により枯木群に変化し、その枯木群も腐朽が進んで塩湿地性植物群落に置き換えられつつある。やがてこの景色も消滅してしまうのであろう。今日は天気が悪いせいか、名物の北海シマエビを獲る打瀬船は出漁していない。Dsc07320 鉛色の湖面を霧が覆う。道東は淋しい所である。夏でもこれでは冬はたまらない。それでもまばらに家が建ち、漁業を生業とする人間の暮らしがある。車に戻り納沙布岬へ向かう。途中、厚床町内のGSで給油してから厚床駅に立ち寄る。厚床駅は、41年前の北海道周遊旅行の際にホーム待合室に泊めてもらった所、昔の記憶はもはや定かでないが懐かしい。風連湖畔の道の駅スワン44根室で休憩し、14:45ようやく本土最東端の納沙布岬に着く。前回訪れたのは大学4年生の1968年8月16日、あれから随分時間が経ったものである。霧が立ち込め北方四島は全く見えない。岬も以前とは様変わり、何もなかった所に土産物屋が数軒建ち、望郷の家(1972年4月開設)や北方館(1980年8月開館)も建設されている。更に、1981年9月建立の巨大なモニュメント「四島のかけはし」も建つ。風が強く真冬のように寒い。北方館に入り北方領土返還要求書名簿に記名してから館内を見学する。2階に望遠鏡を備えた展望室と資料室があり、資料室には北方領土が歴史的に 日本固有の領土であることを証明する古文書や、1855年の日露通好条約(下田条約)のDsc07240写し等が展示されている。日魯通好条約第二ケ条には、『今より後日本国と魯西亜国との境「エトロプ」島と「ウルップ」島との間に存るへし 「エトロプ」全島は日本に属し「ウルップ」全島夫より北方「クリル」諸島は魯西亜に属す 「カラフト」島に至りては日本国と魯西亜国との間に於て界を分たす是迄往来の通たるへし』とある。元来は千島列島もカラフトも北海道も先住民族アイヌの土地、北方四島返還運動も大事であるが、それ以上にアイヌの人々の権利回復やアイヌ語を含めた伝統文化の尊重と振興に力を注ぐべきであろう。15:10遅くなったのでウトロへ引き返す。ウトロまではナビ表示で193㎞、日本最東端の学校という根室市立珸瑶瑁小学校を写真に収めてから往路を戻る。途中からとうとう本降り、帰りの知床峠も真っ白で何も見えない。18:45ようやくホテル到着、食堂へ直行する。食後、売店でお土産用に生キャラメルを5個予約、生憎花畑牧場製はなく知床産である。ブームに便乗して今では色々なブランドがある模様。それにしても12個入りで650円は高い。風呂上りに北海道限定ビールの北の職人・長熟を飲むうち、長距離ドライブの疲れが出て眠くなる。(続く)

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