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特別展「知られざるタオの世界・道教の美術」

01 2009年7月29日(水) 日本橋の三井記念美術館(三井本館7階)で開催中の「道教の美術」展を鑑賞する。道教は、日本でいえば神道にあたり、不老長寿や福(子孫繁栄)・禄(地位向上)・寿(健康長命)といった現世利益を願う中国の民俗宗教である。道教の神々には、天界の最高神とされる元始天尊、霊宝天尊(太上道君)、道徳天尊(太上老君)の三清(さんせい)と、三清を補佐する玉皇上帝、北極紫微大帝、鉤陳天皇大帝(こうちんてんこうたいてい)、后土皇地祇(こうどこうちぎ)の四御(しぎょ)、星辰日月や山川草木のような自然界の神々、十王のような冥界の神々、神仙思想による神話伝説上の人物、霊獣・怪獣のような架空の動物、歴史上の人物(関羽、鐘馗、媽祖)などがあり、およそ世俗の願いを叶えてくれそうな多種多様な神々が祀られる。老荘思想の祖である老子(=太上老君)を教祖として神格化し、経典「道蔵」を編纂し、道教像(道像)を作り、道観を建立するなど、仏教に習って組織と体裁を整え、儒教などとも習合しながら、中国独自の宗教として発展してきたものである。現代に至っても中国人(漢民族)の人生観・世界観の根幹をなしているとのこと、以上はパンフレットや解説文の要約である。組織だった宗教としては導入されなかったため日本では馴染みが薄いが、役の行者を開祖とし蔵王権現や不動明王を祀る山岳修験道、陰陽道として展開された暦法や占星術、青面金剛尊を祀る庚申信仰、北極星または北斗七星を神格化したとされる妙見菩薩信仰、七福神のひとつで南極老人星(竜骨座の主星カノーブス)の化身とされる寿老人(福禄寿)信仰、七夕祭り、恵方(えほう)など道教由来とされる信仰や習俗は数多く、現代に受け継がれているものもある。慣れないものを見てすっかり疲れたので、帰る前に1階にある千疋屋のパーラーに入り、名物のソフトクリームで一息入れる。

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