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男みちのく五能線

2009年9月4日(金) 5:00、地区のDsc08637チャイムで目が覚める。田舎の朝は早い。今日は五能線に乗って仙台に帰るだけであるが、一度ゆっくり訪れて十二湖巡りなどやってみたいもの。朝食の膳には、 魚の照焼き、イカの塩辛、ワラビの漬物、モロヘイヤのお浸し、きのこ汁など一般のホテル泊では味わえない家庭料理が並ぶ。8:30お土産にアオサノリと昼食用のお握りをもらい、十二湖駅へ車で送ってもらう(歩いても10分ほどか)。五能線下り弘前行きが到着すると、団体旅行客がぞろぞろ下りてくる。駅前には大型観光バス2台が待ち受けており、これから十二湖観光へ向かうのであろう。9:09発、車輌左側の座席に陣取る。五能線は鯵ヶ沢駅までは海岸に沿って走るのでDsc08653日本海を常時眺めることが出来るが、逆に海際から急激に立ち上がる白神山地は近過ぎるため拝めない。沿線風景は田畑が主で特にドラマチックな眺望が得られるわけではないが、目に優しい景色が続く。 9:40深浦駅着、深浦市は西津軽の中心地、江戸時代北前船の風待ち湊で栄えた街であるが、昨今の地方都市の例に漏れず元気がない。列車は景色の良い箇所にさしかかると何となくスピードを落としてくれるような気がする。ローカル線ならではの乗客サービスかも、JRも漸く民間会社らしくなったということであろう。 艫作(へなし)、驫木(とどろき)、風合瀬(かそせ)など 読み方の難しい駅名が多い。水森かおりが歌う「五能線」(作詞木下龍太郎、作曲弦哲也)に出てくるよ うな女人Dsc08667は車内に見当たらない。「どこへ行ったらあなたから旅立つことが出来るでしょうか 残りの夢を詰め込んだ鞄を膝に列車旅 女みちのく五能線 窓いっぱいに日本海・・・」。五能線にはリゾートしらかみ号のような新型電車より、一、二輌編成の旧式電車のほうがよく似合う。途中から降雨、岩木山も雲に隠れ裾野しか見えない。鯵ヶ沢駅に到着すると日本海の景色ともお別れ、それにしても地方都市の寂れようは只事ではない。駅前といえども閑散、建物も人も皆くたびれていて全く活気がない。列車は広々とした津軽の野に出る。リンゴ畑も現れる。岩木川を渡ると間もなく五所川原駅に着く。今年の夏も五所川原名物の立佞武多(たちねぶた)が多くの観光客をDsc08687魅了したことであろう。岩木山から漸く雲が取れる。あの山頂に立ったのは去年の夏のことであるが、遠い昔のように懐かしい。周りは見渡す限りのリンゴ園が続くようになる。たわわに実るリンゴは収穫を待つばかり、陸奥板柳駅前にはリンゴ用の大型冷蔵貯蔵庫も見える。12:14弘前駅に到着、3時間の五能線の旅が終わる。さほど旅情をかき立てられる訳でもなし、最果てという感じでもしないし、どちらかといえば平凡なローカル線である。まあ、本当の良さは途中下車し、不老ふ死温泉などに寄り道しないと分らないのであろう。昨年同様、駅ビル内のドトールコーヒーでアイス・バニラ・ラテを飲みながら休憩、序にもらったお握りを食べる。12:40の秋田行きに乗り13:28大館着、名物の明けがらすを土産に買い13:49発の花輪線盛岡行列車に乗り込む。

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