« ザダル旧市街 | トップページ | クロアチアで出逢ったきのこ »

世界遺産「トロギルの歴史地区」と「スプリトの歴史地区」

2009年11月19日(木) 4:40起床、どうも早く目が覚める。最も日本は昼過ぎ、無理もない。デジカメの電池を充電し、 髯を剃り、SCの荷造りを行う。6:00朝食、パンとハム、ヨーグルトを食べコーヒを飲む。部屋は海側、霧が湧きあがり、沖合いに浮ぶ島々が消えては又現れP1110263る。海霧は外気温が下がり海水温は高い今の時期特有の現象らしいが、幻想的景色である。7:45バスに乗り込む。 今日は指定席で前から2列目、自分としては静かな最後列が望ましいのだが仕方が無い。8:15トロギルに着く。橋を渡り北門から世界文化遺産のトロギル旧市街に入る。城壁に囲まれた旧市街は東西600メートル、南北400メートルほどの広さ、小さな島の上に築かれた要塞都市であり、その起源はギリシャ時代のBC385年頃まで遡る。島内には御他聞に漏れずレストランやカフェ、衣料品や雑貨を商う土産物屋がびっしり詰まり、石畳の狭い路地が迷路のように交錯する。石畳は摩滅してつるつる、一旦チオヴォ島を望む南岸に抜け、南門から入り直して中央広場に出る。広場の正面には15世紀にルネサンス様式で建てられた市庁P1110260舎があり、右手には時計塔が、左手にはトロギルを代表する建築物の聖ロブロ大聖堂が建つ。聖ロブロ大聖堂の建設は13世紀初頭に始まり、完成まで400年余の歳月を費やしたため様々な建築様式が混在しているとのこと、門外漢には良く分らない。それでもアダムとイブの像が左右に飾られ、乳白色の石柱とアーチに精緻な彫刻が施された教会入口は素晴らしい。地元の名工ラドヴァンが13世紀に製作したものと伝わり、中世クロアチア芸術の傑作と謳われる。9:00鐘楼の鐘が鳴り響き教会の扉が開かれる。聖堂内部も荘厳な雰囲気、祭壇正面に置かれた棺や天井の浮き彫り、両側の壁に居並ぶ聖人像など見所に溢れている。9:35霧に包まれたトロギルの町を後にしスプリトへ向かう。スプリトはアドリア海沿岸最大の港町で人口は30万人、ローマ皇帝ディオクレティアヌス(AC245-316?)の宮殿跡に旧市街が形成されており、珍しい起源と特殊な成り立ちにより世界文化遺産に登録されている。 沿道にはイチジク、ブドウ、ミカンなどの果樹園が点在し、セメント工場もある。 10:10スプリト到着、ここもまた霧に包まれている。波止場に面した南側の城壁から入り、まず宮殿の地階部分を見学する。地上階は中世の建物で埋め尽くされているが、地階部分は1,700年前の姿をとどめている。とはいってもアーチ型石製天井と石壁、石柱があるだけのがらんとした空間、見るべきものは何も無い。まあ、無料の公衆トイレがあっただけでもめっけもの。地階を出て旧市街中心部のペリスティルというテラスに上がり、列柱廊の名残りのコリント式円柱や大聖堂の鐘楼を眺める。P1110273物販店やカフェの並ぶ通りを北上して北門を出ると巨大なグルグール・ニンスキ像が立つ。順番に像の左足の親指に触れる。幸運をもたらすと信じられており、親指はぴかぴかのつるつる。西側の城壁に沿って南下し南側城壁の出発地点に戻ったところで解散、12:00までフリータイムになる。その時間に洗礼堂(もとのユピテル神殿)や内部の洗礼盤を見学すべきであったが、漫然と街中や波止場を歩いてしまう。それにしても紐に吊るした下着を堂々と表に乾してあることに吃驚、幾ら住民の暮らしがあるといってもここは世界遺産、日本では考えられない。名物のネクタイの店を覗くと1本が1,750KN(35,000円)、P1110248鳩山首相の金色ネクタイよりも高い。発祥の地とはいえ驚くべき値付けである。時々霧笛が鳴り、否が応にも旅情をかきたてる。12:10バスに戻り、少し走った先の海辺に建つレストランBENEDIKTで昼食、クロアチア風ブイヤベースが出る。 ブイヤベースというので洋風海鮮鍋かと思ったら、大皿にキンメダイの煮付けとトウモロコシ粉で作ったハンペン風ケーキが盛り付けてある。キンメダイは美味、トウモロコシ粉ケーキの方は不味。バスに戻る途中の松林(樹種はヨーロッパクロマツかも)できのこを探すと、チチアワタケとシロオオハラタケに良く似た2種が見つかる。13:30ドブロヴニクへ向け出発、海際の国道8号線をバスは走る。山が急に海に落ち込む地形は陸中海岸を思わせる。P111027414:40ブレラ(BRELA)の町でトイレタイム、15:55バチナ湖(七つの湖の意味)の望湖台で写真タイム、クロアチアは美しい国である。 日が傾く頃にミカンの一大産地を通過する。日本から苗を持ってきたと云うことだが見渡す限りの広大なミカン畑、いつの間にかくも拡張したのであろう。この辺りはフルーツロードと呼ばれているらしい。16:35ボスニアヘルツェゴビナに入り、ネウム(NEUM)の町のスーパーマーケットに立ち寄る。何でもボスニアはスロヴェニアやクロアチアより消費税が安いので同じ品物が安く買えるとの添乗員嬢の話、皆が土産用のチョコレートや乾しイチジクを買い漁る(後日、ドブロヴニクやリュブリャーナのスーパーで見ると何のことはない、同じ商品がネウムのスーパーよりも安く売られている!)。18:15ホテル・ペトカ着、216号室に入る。今回の旅行で最良の部屋、ここに連泊は嬉しい。浴槽こそないが、ダブルベッドのゆったりした部屋、冷蔵庫も有り、早速ネウムのスーパーで買ってきた2本の缶ビールを冷やす。TVも衛星放送が入る。夕食まで間があるのでCNNのニュースを観ながら缶ビールを1本開ける。19:00から地階のレストランで夕食、メインディッシュはムール貝とエビとイカが入ったシーフードパスタ、甘いクレープがどっさりデザートに附く。部屋に戻りベッドで一休みのつもりが、いつの間にかぐっすり。(続く)

|

« ザダル旧市街 | トップページ | クロアチアで出逢ったきのこ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ザダル旧市街 | トップページ | クロアチアで出逢ったきのこ »