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レオポルド美術館とウィーンの森

2010年4月18日(日) 6:00起床、TVを点けると、ドイツの空港は少なくとも正午まで、イギリスの空港は午後6時まで閉鎖とのこと、今日も飛行機は飛ぶ気配なし。7:00-8:15朝食、ゆっくりそしてたっぷり食べる。 その上、昼食用のパンやバナナまで確保する。誰もが同じことを考える様子。添乗員のM氏に携帯電話を借用し、柏の自宅に電話する。義母と娘に暫らく帰れそうもない事を伝え留守番を頼む。日本でも欧州の空港閉鎖のニュースが大々的に流れており覚悟はP1130183_2していたらしい。連絡がついて一安心、こうなったらプラス思考に切り替え、ウィーンの休日を楽しむしかない。9:30ロビーに集合しM氏から最新情報を聞く。曰く「今日現在、空港閉鎖は欧州24カ国に拡大し全く見通しが立たない状態。但し、昨日、ルフトハンザが試験飛行した限りでは機体に異常なく、再開の方向には向かいつつある。 15時位から何か動きがあるかもしれないが、今日はここに連泊する。もしかすると、34名一緒に帰るのは難しいかもしれず、 三々五々分散帰国するようになるやも知れぬ」。という訳で本日も終日自由行動となり解散、明朝9時に再びロビーに集まることになる。9:45ウィーン散策に出発、地下鉄駅の自販機で5.7€の1日乗車券を購入し、U4線でカールスプラッツ駅(Karlsplatz)に出る。因みに、乗車券は路面電車、地下鉄、P1130205バスの全てに共通で乗り換えも自由、1回券が1.8€、24時間券5.7€、他に48時間券、72時間券などがあり、いずれも使い始めに入口の刻印機で日時を打刻せねばならない。無賃乗車や打刻忘れは検札で見つかると70€の罰金を取られる。改札がないので拍子抜けして地上に出ると、今日は偶々ウィーンマラソン開催日、目の前のリンクを大勢の市民ランナーが駆け抜ける。私設応援団の声援が轟き、音楽も鳴り響いて街はお祭り騒ぎ。 先ず、美術史博物館西側にあるミュージアム・クオーター(複合美術館施設)へ行き、レオポルド美術館に入る。大人11€(シニア8€)、クロークも1€かかる。地下2F、地上5Fの7階建て美術館でウィーン世紀末派の画家達、即ち、エゴン・シーレ、グスタフ・クリムト、オスカー・ココシュカ、リチャード・ゲルストルなどの作品を中心に展示してある。地下二階のアフリカ芸術、地下一階の水彩画と細密画、零階のエゴン・シーレ作品群、四階のクリムト、ココシュカ、ゲルストル、モーゼルの作品群、三階のポスター画と観賞して回り、一階のミュージアムショップでエゴン・シーレの図録を購入して見学を終える。ウィーン世紀末派の絵は退廃的であり、その毒気に当たったせいか非常に疲れる。P1130197美術館前の広場のベンチに坐り込み昼食、朝、食堂で確保したパンと果物を食べる。  午後はウィーンの森を散策することにし、U2線でカールスプラッツ駅に戻り、U4線に乗り換えてハイリゲンシュタット駅(Heiligenstadt)へ出る。駅前の38Aバス停からカーレンベルク(Kahlenberg)行きに乗る。高級住宅地を抜けると、バスはいろは坂の様な急な坂道を登りに登る。 山の斜面に広がる広葉樹の森は今が新緑の季節、木々の芽吹きが美しい。藪や下草が綺麗に刈り払われて手入れが行き届いた森は明るく、その中に遊歩道が縦横に通じている。ウォーキングにいそしむ家族やカップルの姿が数多く見られ、市民憩いの森なのであろう。13:55終点のカーレンベルク着、そこはウィーンの森の北端に位置する山上で、バス停の直ぐ先に展望台がある。少し霞んでいるもののウイーン市街やドナウ川の眺めが遠くパノラマ状に広がり素晴らしい。また、中腹に広がるブドウ畑、山麓を埋める高級住宅地の近景も味わいがある。風が冷たくなってきたのでに引き揚げる。 一旦バスでハイリゲンシュタットの駅に戻りトイレを済ませる。駅の公衆トイレは自動改札方式、1€投入すると50セントの釣銭が出てバーが開く。再度38Aのバスに乗りグリンツィンP1130200グ通りで下車、ハイリゲンシュタットの街を散策する。ハイリゲンシュタット教会、ベートーベンハウス(現在はマイヤーというホイリゲ)、ベートーベン遺書の家(1802年10月、弟に宛てて遺書を書いた家)、ベートーベンの小道の順に歩く。胸像が建つベートーベン・ルーエまで行って引き返す。一帯は高級住宅地、公園で遊ぶ子供達の身なりも上等である。スミレ、タンポポ、レンギョウなど日本と同じ春の花が洒落た屋敷に彩を添える。 帰路、マイヤー(MAYER)に入り、赤ワイン(Grinzinger Rot)と白ワイン(Nussberger Heuriger)を注文する。125ミリリットルで各々1.7€と1.5€、二杯飲んでも街中のコーヒー一杯より安い。どちらも美味しいが、白P1130201ワインは新酒ゆえに酸味が強い。空きっ腹にワインを飲み聊か酔う。17:30ホテルに戻ると部屋のカードキーが使えなくなっており、フロントで回復してもらう。部屋の中でパンや果物など手持ちの食糧を総動員し、侘しい夕食を済ませる。皆もホテル近くのマクドナルドの屋台で夕食のハンバーガーを調達するらしく列に並んでいる。19:30夜の街歩きに再び出かける。カールスプラッツから2番の市電に乗りウィーン旧市街を車窓から見物、ドナウ運河を越えて大観覧車近くのレプハングガッセ(Rebhannggasse)で下車、引き返す。2年前までは1番と2番の市電がリンクを周回していたらしいが、今は不便になり、周回するには途中で乗り換えないといけない。シュヴェーデンプラッツ(Schwedenplatz)に戻り1番に乗り換えてリンクを一回り、オペラ座前に戻る。ウィーンはビルのライトアップまでも芸術的で美しい。夜遊びを終えてホテルに戻ったのは21:00、早速風呂に入り下着の洗濯にとりかかる。(続く)

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