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ブダペスト市内とドナウベント沿いの古都

2010年4月11日(日) 4:10起床、早々に目が醒める。仕方が無いのでガイドブックに目通しし本日の予習。6:30から朝食、 もちもちパンとコーヒーが旨い。パプリカのピクルスもなかなか。食後、ホテル附近を散策する。日本より少し肌寒いがマロニエの芽吹きが始まり、サクラに似たバラ科の街路樹(恐らくサクランボかスモモ)の花が咲いている。ホテルに戻りフロントで20ユーP1130006ロをフォリント(Ft)に両替すると4,920Ftになる。1Ftが0.5円の勘定。9:00ブダペスト市内観光に出発、現地ガイドのスチーブン氏は日本語ぺらぺら。ブダペストはドナウ川を挟んで西側のブダ地区と東側のペスト地区に分れるが、先ずブダ地区の王宮の丘にある歴史的建造物を見に行く。バスはドナウ川に架かる最古の橋“くさり橋”(1849年完成)を渡り王宮の丘へと上る。 バス・プールから階段をひと登りして“漁夫の砦”の門をくぐり、マーチャーシュ教会前の広場に出ると、ハンガリー建国の父、初代国王のイシュトバーン1世(在位997-1038)の騎馬像が建つ。目の前に聳えるマーチャーシュ教会はブダペストのランドマーク、高さ80mの尖塔とカラフルなモザイク模様の屋根が青空に映える。歴代ハンガリー王の戴冠式が行われたため「戴冠教会」とも呼ばれる。1867年6月8日にはオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と后妃エリザベートが、この教会において、ハンガリー国王、王妃P1130008として戴冠している。所謂オーストリア=ハンガリー二重帝国の誕生である。 マーチャーシュ教会前の広場を取り囲むドナウ川に面した城壁は漁夫の砦と呼ばれ、二段回廊と7つの小尖塔よりなる。上部回廊に上るのは有料で500Ft、2002年には天皇、皇后両陛下もご登臨されている。我々ぎりぎりツアー組は教会内部(拝観料700Ft)にも入らず、砦の上部回廊にも登らない。下部回廊からドナウ川とペスト市街地を眺め、三位一体広場のペスト終焉記念像を見物する。その後、マーチャーシュ教会北隣のヒルトン・ブダペストの前を通り、土産物店“赤いハリネズミ”へ行く。トイレ休憩を兼ねたショッピングであるが、なにせ公衆トイレが少ないので有り難い。名物のヘレンドの磁器やカロチャ刺繍は1点数万円もするものが多く手が出ない。パーリンカ(アンズや洋梨から造ったスピリッツ)入りボンボンチョコやフォアグラを試食し、P1130011 世界三大貴腐ワイン(あとの二つはフランスのソーテルヌとドイツのトロッケンベーレナウスレーゼ)のひとつ、トカイ・アスーの6番を試飲する。これで何も買わないでは体裁が悪いので、値段の安いパプリカ粉末を購入する。見学の二箇所目は同じくブダ側のゲッレールトの丘、王宮の丘の南に位置する。ゲッレールトの丘にあるパノラマポイントからはドナウ川を中心に両側に広がるブタとペストの市街地を一望することが出来る。なるほどブダベスト随一の展望台と云うのも肯ける。丘上は新緑が美しくサクランボやスモモの花盛り、暑くも寒くもなく、今が観光には最適の季節ではと思われる。三箇所目はペスト側にある英雄広場。北側に西洋美術館、南側に現代美術館が建つ広場には、柱頭に大天使ガブリエルを戴く高さ35mの建国1000年記念碑(1896年建立)が建つ。記念碑両脇の柱廊に並ぶ14体の彫像は歴代国王や独立戦争の指導者などハンガリー史に名を残す偉人達らしい。 日曜日のせいか広場は空いていてハンガリー美人は見当たらない。KALTENBERGという名のレストランで昼食をとる。名物料理のグヤーシュ(牛肉のパプリカ煮込み)の味はまずまず。P1130014午後は一人12,000円のオプショナルツアー(OP)に参加し、 ドナウベント(ブダペストの北方でドナウ川が東から南にほぼ直角に流れを変える箇所)に点在する古都を訪ねる。 13:00出発、俄かに雨が降り出す。此の地も春先の天気は不安定のようである。郊外の早緑の山野は美しいが、路傍にゴミが目立つのが興醒め。14:15エステルゴム(Esztergom)に到着し大聖堂を見学する。エステルゴムはイシュトバーン1世が王宮と大聖堂を築いたハンガリーの古都、今でこそ小さな田舎町にすぎないが、ハンガリーカトリックの総本山である大聖堂は、高さ100m、直径53.5mの大ドームを擁し威容を誇る。祭壇に飾られた「聖母マリアの昇天」画はイタリア人グレゴッティの作で、1枚のカンヴァスに描かれた絵画としては世界最大級とのこと、床の大理石には大小様々のアンモナイトの化石が認められる。大聖堂のテラスからドナウ川の流れとマリア・ヴァレリア橋、対岸のスロヴァキアを眺める。ドナウ川の水質は一時より改善されて、ウナギやカワスズキ、コイ、ナマズなどの魚が良く獲れるようになったと云うが、それでも「美しき青きドナウ」と謳われた水色には程遠い。エステルゴム郊外には年産20万台のスズキの組立工場があるらしく、失業率11%に上るハンガリー経済を幾分なりとも支えている。ハンガリーの平均月給は10万円、年金受給は62歳からで少なくとも20年間の勤続実績を要するとの事、どこの国も厳しい。バスに戻りセンテンドレ(Szentendre)へ向かう。バスはドナウ川沿いに走る。車窓から眺める農家の庭には必ずといっていいほど果樹が植えてある。ハンガリー人が最も好むというクルミを始め、アンズ、サクランボ、プラム、リンゴなど。収穫する果実は地下室に貯蔵し冬の間の貴重なビタミン源、また、自家製パーリンカ(アルコール分40度前後)の原料になる。 農業国ハンガリーの主な作物は大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシ、ジャガイモ、ヒマワリ、タバコなど、又、豚肉の生産も盛んとのこと。センテンドレへ向かう途中の古都ヴィシュグラードにも立ち寄り、高台にある要塞からドナウの曲がり角を眺めるものと思い込んでいたのに・・、無情にも素通り、これではOPに参加した意義も半減。こんなことなら自由行動を選択しブダペスト市内でゆっくりしたほうが良かったと思ったものの後の祭り。P1130021電柱の上に大きな巣をかけたコウノトリを見るとやがてセンテンドレの町に入る。16:00中央広場まで歩いたところで1時間半のフリータイムになる。センテンドレは美術館や博物館がひしめく芸術の町であるが、中途半端な時間では美術館に入る気にもなれない。 町で最も旧いカトリック教会のプレバーニア教会が建つ丘に登り、家々の赤い甍の重なりとドナウ川を眺める。ドナウ河畔にも降りてみたが何ということもなし。中央広場の一角に建つセルビア正教のブラゴヴェシュテンスカ教会にも入ってみたが、昨年ロシア正教の大聖堂やイコノタスをたっぷり見てしまった眼には驚きもなし。疲れたので広場に面するカフェ・エリザベスに入りコーヒーブレーク。ブダペストへ戻るバス の車内に流れる音楽はリストのハンガリー狂詩曲。19:00ホテルロビーに全員が集合し、夕食にホテル・ブダペスト近くのレストランCSARDAへP1130029行く。BECK'Sの小瓶を飲み、名物のパプリカチキンとパラチンタ(チョコレートソースをかけたクレープ)を食べる。味はいまいちであったが、居合わせたJTBグループが頼んだ民族舞踏を相乗りして只見したのでお釣りは充分。食後の21:00から1時間のドナウ川イルミネーションクルーズを楽しむ。マルギット橋の上手から出発した貸切のクルーズ船は、ライトアップされた国会議事堂やマーチャーシュ教会、王宮などを左右に眺めつつゆっくりと川を下って行く。マルギット橋、くさり橋、エルジェーベト橋、自由橋、ペトゥーフィ橋、ラージュマーニョシュ橋と6本の橋をくぐり、そこから元の桟橋に引き返す。セーヌ川クルーズほどではないにしろ、くさり橋や自由橋のライトアップはなかなか美しい。22:00 イビスホテルに戻る。(続く)

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