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プラハ旧市街

2010年4月13日(火) 5:30起床。朝からビール、水道水で冷やしておいたGambrinusの缶を試飲する。6:45朝食、チェコは豚肉の生産が盛んな割りにハムやソーセージの味はいまいち、コーヒーも不味い。 フロントで30ユーロ(€)を両替すると678コルナ(Kc)になる。1€が22.6Kc(1Kcが6円)とは手数料が高い。部屋からの眺めは確かP1130048にパノラマではあるが平凡、旧市街から遠く離れておりプラハ城やヴルタヴァ川は見えない。9:00バスで旧市街観光へ出発。現地ガイドはプラハ在住8年目のSさん、ご主人がチェコ人である。先ずはプラハ城見学、衛兵の立つ側門から入場する。プラハ城といっても城館だけではなく、城内に大聖堂や教会、修道院なども建つ。第3の中庭に建つ聖ヴィート大聖堂の内部を見学する。身廊の幅60m、奥行き124mもある堂々たる空間に圧倒されながら、アルフォンス・ミュシャがデザインしたステンドグラス、聖ヤン・ネポムツキーの純銀製の墓、金銀宝石とフレスコ画で荘厳された聖ヴァーツラフ礼拝堂、ゴシック・リヴァイバル様式の巨大なバラ窓などを見学する。ゴシック様式の大聖堂の建築は、カレル1世の命により1344年に始まり、1929年に完成するまで実に600年の歳月を要したとのこと、高さ97mの2本の尖塔を持つ大聖堂は、プラハ城のシンボルでありプラハのランドマークでもある。 フランツ・カフカの住居が残る黄金小路、旧王宮、聖イジー教会なども見学したかったが、 それらは全て有料らしく、午後の自由行動の時間にどうぞとのつれない返事。ぎりぎりツアーは悲しい。戦う巨人像が据えられた正門から退場し、フラッチャニ広場に面する大司教宮殿やシュヴァルツェンベルク宮殿を眺めた後、P1130052新登城道を下ってカレル橋へ向かう。カレル橋はプラハ城と並ぶ2大シンボル、現在の石橋は1357年の着工、15世紀初頭の完成で、ヴルタヴァ川に架かる石橋ではプラハ最古、両端に厳めしい防衛塔が聳え立つ。橋上に並ぶ30体の聖人像は17世紀後半から20世紀初頭にかけて造られたもの、1683年に制作された聖ヤン・ネポムツキー像が最も古く、プラハ城側(左岸)から見て左の8番目(真ん中)に当る。触れると幸運が訪れるとのことで、観光客も地元の人も皆触っていく。記念写真を撮るのも順番待ち。また、プラハ城側から見て右の11番目には聖フランシスコ・ザビエル像が立つが、ガイドブックがなければ見分けることは難しい。橋を渡り旧市街広場まで歩き、広場に面する土産物店エルペット(ERPET)に入る。日本人スタッフがおり、午後の自由行動時いつでも手洗いの使用OKとは心強い。娘からお餞別を沢山貰ったので、お土産に名産の柘榴石ペンダントを購入する。棚に並ぶボヘミアングラスの高級品は眩いばかり、いつの間にかクリスタルグラス以外にも江戸切子のような色付きカットグラスが製品化されている。火薬塔の隣の市民会館2階のレストランへ行き昼食をとる。市民会館といっても日本でイメージするような実用一点張りの建物ではなく、プラハを代表するアールヌーヴォー建築である。 内部には「プラハの春」音楽祭の会場となるスメタナ・ホールがあり、ミュシャらチェコを代表する芸術家 による華麗な装飾P1130061が施されている。そう思うせいかプラハ風ロールキャベツは芸術的盛り付けで美味しい。昼食後、約4時間のフリータイム。OPは市民会館内のスメタナ・ホールや市長の間を見学した後、貸切のトラムで市内を巡る内容で一人12,000円也、今回は見送り自由行動の方を選ぶ。プラハには1988年に出張で来たことがあるが、その時は旧市街広場にちょっと立ち寄っただけなので、今日はゆっくりプラハ歴史地区を見学しようと思う。先ずは賑やかなナ・プシーコピェ大通りを歩き、途中から左折してミュシャ美術館へ行く。入館料は大人160Kc(≒800円)、小さな美術館で街角にひっそり佇む。展示は、「装飾パネル」、「パリ時代のポスター」、「装飾資料集(下絵)」、「チェコ時代のポスター」、「絵画作品」、「素描画とパステル画」、「アトリエ」の七部構成、入館者はまばらでお陰でゆっくりミュシャの世界に浸り、アールヌーヴォーを堪能する。プラハ随一の繁華街ヴァーツラフ広場を眺めてから、旧市街広場へ戻る途中の両替所で20€を両替すると498Kc(1€=24.9Kc)。ホテルより大分レートが良い。それにしても22年前(共産党支配時代)にはセピア色にくすんでいた中世そのものの街並が、今ではすっかり垢抜けてカラフルで華やかに変わっている。その上、旧市街の背後には高層ビル群が林立し、キャッチフレーズ“百塔都市”の肝心の尖塔群すら目P1130064立たなくなっている。時の流れをしみじみ感じる。旧市庁舎前で天文時計(1490年頃の製作)が3時を打つのを待ち、窓に仕掛け人形が現れるのを見物する。その後、旧市庁舎の塔に登り、展望台から旧市街を眺める。 360度の眺望、オレンジ色の甍の波が美しい。旧市街広場に戻り、周囲の建物ウオッチング。高さ80mの尖塔を2本擁するゴシック式の聖堂はティーン教会(1365年完成)、その左に石の鐘の家(14世紀建造)とゴルツ・キンスキー宮殿(1765年完成)が並ぶ。 ティーン教会と対角に当る広場の角に建つ白壁の建物は聖ミクラーシュ教会(18世紀初頭の完成)、中世の面影を色濃く残す旧市庁舎のスグラフィット装飾の壁など。ゴシック様式やルネッサンス様式、バロック様式など時代の異なる建築物が広場を取り囲み美しく彩る。そして、広場中央に立つ宗教改革の先駆者ヤン・フス像、P1130071もう二度と来ることはあるまいとしっかり心に焼き付ける。最後に、カレル橋の畔のスメタナ博物館へ行ってみたが、今日は18:00からコンサートがあるとかでクローズド、スメタナ像の前でヴルタヴァ川とカレル橋をバックに記念撮影しただけで引き揚げる。歩き疲れたので旧市街広場にあるスターバクスに入りコーヒーブレーク、17:45のエルペット前再集合を待つ。18:00から旧市街にあるレストランSTARE CASYで夕食、生ビール(VELKOPOPOVICKY KOZEL)と赤ワインを飲む。メインは名物のクネドリーキ付きポーク料理、味はううむ。生ビールは美味しい。食後、旧市街を通り抜け、国民劇場を眺めながら、カレル橋の1本上流の橋(チェコ軍団橋)を渡り、左岸で待つバスへと向かう。20:00ホテルに戻る。(続く)

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