« ゆったりヒマラヤ・ネパール紀行8日間 | トップページ | ナガルコットからのヒマラヤ日の出観賞&古都カトマンドゥ »

世界文化遺産・古都バクタプル

2010年11月18日(木) 5:45 MC、早い、眠い。未だ真っ暗、先刻ラーメンを食べたばかりで胃が重いが一階の食堂へコーヒーを飲みに行く。スッポンタケ入り鶏肉スープがあったので馳走になる。 コーヒーは不味、お陰で目が覚める。7:30ホテルを出発し空港へ。バンコクのビルの建て方は東京と同じく無秩序、高層ビル群の中で最も高いのは88階建てのホテルである。 8:00空港着、タイ国際航空カウンターにチェックイン、SCを預け通路側座席を確保する。10:20搭乗、カトマンドゥ行きTG319便はBoeing777-200型、略満席の盛況である。カシオのプロトレックをカトマンドゥ時間に合わせるべく1時間15分遅らせる(10:20→9:05)。9:30離陸、隣席はペナン島からバンコク経由でポカラに帰るというネパール人、英語で少し話をする。10:25機内食、今回の旅行の食事は機内食ばかり。ラム肉定食を選び少しだけ食べP1130851る。その後、入出国カードと税関申告書を記入する。旅行会社から渡された記入例があるので助かるが、それにしてもたっぷりの記入欄がある。再び「波の塔」を読む。13:10トリブヴァン国際空港に着陸、国の玄関口とは思えない小さな空港で、草が生い茂り建物は貧弱、あちこちで突貫工事の槌音が響く。また、一種独特の臭気が立ち込める。14:00迎えのバスに乗り込む。マイクロバス位の大きさで一行21名が乗り込むと一杯、日本では絶対見られないガタガタの中古車。カトマンドゥの標高は1300mだが東京より温かく薄手の長袖シャツでちょうど良い。観光の手始めは古都バクタプル、カトマンドゥの東12㎞の所にあり、13世紀カトマンドゥ盆地に興ったマッラ王朝が三王国(カトマンドゥ、パタン、バクタプル)に分裂した時代(1484-1769)の王都のひとつ、ネワール文化が花開いた町である。スルーガイドは女性のビニータさん、名古屋に2年間留学P1130849していたとのことで日本語はペラペラ。バクタプルへ向かう国道は未舗装部分がありよく揺れる。排気ガスと土埃で空気が悪くいがらっぽい。顔や手がたちまちかさかさ、ざらざらになる。たまらず持参のマスクを着用する。 道の両側には刈り取りが終わった水田が広がる。14:40バクタプル着。ライオンゲートと呼ばれる白いアーチ型門をくぐり、ダルバール(宮廷)広場に入る。 左手には旧王宮の建物が長々と連なり、その中央にある金色眩い門、ゴールデンゲートが王宮の入口である。入口左側の棟は現在、国立美術館として公開されており、右側の棟は55窓の宮殿(17~18世紀建立)と呼ばれるネワール建築の傑作であり、木彫の窓の並びが美しい。ゴールデンゲートをくぐって中庭に入ると王の沐浴場があり、その奥には国の守護神タレジュ女P1130852神を祀るタレジュ寺院があるが、ヒンドゥー教徒以外は立入禁止。広場の中央には王宮と対面するようにブパティンドラ・マッラ王の石柱が建つ。ダルバール広場から東南に隣接するトウマディー広場に移動すると 、五層の屋根を持つニャタポラ寺院(18世紀初頭建立、ニャタポラは五層の屋根という意味)と三層の屋根を持つバイラヴナート寺院(17世紀建立、20世紀再建)が建つ。ニャタポラ寺院の高さは30m、カトマンドゥ盆地にある寺院の中で最も高い。日本の五重塔や三重塔にどことなくフォルムが似ており、又、木造建築だけに親しみを持てる。但し、建物の外観を眺めるだけであり、内部に入って御本尊を拝めないので物足りなさは残る。そこから石畳のバザールを東へ15分ほど歩いてタチュパル広場に出る。道幅は狭く歩道など無い上に、バイクや車がひっきりなしに通り抜けるので非常に危ない。歩行者を威嚇する警笛は喧しいし、埃や排気ガスは猛烈にひどい。せめて世界遺産の区域くらい車輌乗り入れを制限したらと思うのだが・・、生活道路なのであろう。広場の正面には三層屋根のダッタトラヤ寺院(1427年建立、本尊ダッタトラヤはブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァのヒンドゥー教3主神が一体になったもの)が建ち、その右手に嘗ての僧院で今は木彫美術館のプジャリ・マート(15世紀建造)が建つ。 プジャリ・マートの左側の路地を入ると、側面上部にネワールP1130858彫刻の最高傑作とされる孔雀窓を眺めることが出来る。精緻を極める浮彫り、透かし彫りは素晴らしく、左甚五郎はネパールにもいる。町の出口へ向かう途中、露店に並ぶ野菜を見物。インゲン、カボチャ、カリフラワー、キャベツ、キュウリ、サトイモ、ジャガイモ、ショウガ、ダイコン、タマネギ、トウガラシ、トマト、ニンジン、ニンニク、ネギ、ピーマン、ヤーコン、ヤマイモ、南京豆、葉物など種類が豊富、日本と変わらない。町の出口にさしかかると、血が滴る水牛や羊の頭をお盆に乗せた楽隊付きの一団が賑やかにやって来る。ダサインという秋祭りらしく、 水牛や羊は戦いの女神ドゥルガーへの供物とか、なんともすさまじい。16:30迎えのバスに乗り、今宵の宿があるナガルコットへ向かう。ナガルコットへ上る道は狭い羊腸道路、片側は急崖の連続で転落すれば命はない。大型バスやトラックなど対向車がある度にヒヤヒヤ、そんな山道をバスの運転手は結構飛ばしていく。急斜面には棚田や段々畑が美しく造成されている。今は米の収穫が終わり麦蒔きの時期とのこと、日本なら間違P1130433いなく棚田百選に選ばれる。民家の庭には赤花、白花のポインセチア、ハイビスカスの仲間、ブーゲンビリア、ランタナなどの花木が咲き、畑には菜種が、山中にはヤマザクラも咲く。標高1000mを越えると葉身の長いヒマラヤ松が現れ、 見事な純林も見られる。マツタケが出そうな山である。17:30クラブヒマラヤ・ナガルコットリゾート着、標高は2150mくらい、さすがに涼しい。ロビーに御香の床しい匂いが漂う。割り当ては410号室、木材をふんだんに使ったコテージ風の内装の落ち着いた部屋、座卓まである。ローソクと懐中電灯が置いてあるのは停電対策か。18:15からロビー階食堂で夕食、バイキングにしては料理の種類が少ない。生野菜やカットフルーツは敬遠し、魚フライ、フライドチキン、野菜煮込みなど加熱調理してあるものだけを食べる。味付けはまずまず、エベレストビールの大瓶(650ml)を飲みコーヒーで締めくくる。ビールの値段は470ルピー(Rs)、約560円(1Rs=1.2円)であるが、ネパールの物価を考慮すると銀座のクラブ並みの値段かも。部屋に戻って風呂に入り埃だらけの髪と体を洗いさっぱりする。ナガルコットは空気が清浄で助かるが、ネパール旅行の必携品は何よりもマスク、それも防塵効果が高いものほどよい。(続く)

|

« ゆったりヒマラヤ・ネパール紀行8日間 | トップページ | ナガルコットからのヒマラヤ日の出観賞&古都カトマンドゥ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ゆったりヒマラヤ・ネパール紀行8日間 | トップページ | ナガルコットからのヒマラヤ日の出観賞&古都カトマンドゥ »