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ヤンゴン市内観光

2011年3月2日(水) 夜は高原湖上だけにぐっと冷え込み戸棚にあった毛布を引き出して被る。賑やかだったディスコも10時過ぎには静かになる。時々水鳥?のキェーという鳴き声が夜の静寂を破る。 5:00起床、未だ真っ暗、ボートのエンジン音や話し声が聞える。今日は「農民の日」というミャンマーの祝日、全国の農民に感謝する日で各地で記念行事が行われる。朝一トイレ、汚水処理が気にかかりどうも落ち着かない。まさか湖に垂れ流しでは・・、便器の傍に籠や箱は置いてないし、流すなとも言われていないし。髭を剃りペットボトルのMWをシンクに溜P1150539めて顔を洗う。生れて初めて物語、山行の際に渓水で顔を洗うことはよくあるが・・。日焼け止めを塗り虫除けをスプレーする。6:00朝食、目玉焼きと焼きトマトとモヒンガー(うどん)を食べる。7:00パラダイス・インレーリゾートを出発、再び船で湖を渡る。先頭に座って風を受けるとセーターとヤッケを重ね着していても尚寒い。 ボートのエンジンは中国製ながら良く回る。ホテイアオイの塊りが流れゆく。 カモメは頭頂が黒いタイプ(ズグロカモメ?)と眼の後に黒点があるタイプの2種類、チュウサギが浮島にぽつんと佇む。幾艘ものボートが行き交う朝のラッシュ時の運河に入り、7:40ニャウンシュエの船着場に到着。迎えのバスに乗り空港へ。8:40ヘーホー空港着、手荷物検査を受けるべくヤッケとセーターを脱ぎ、カメラや時計をリュックサックにしまう。そうこうするうち、うっかりカウンターに搭乗券を置き忘れる。添乗員のKさんと現地ガイドのモウさんの助力を乞い、何とか探し出して貰い事無きを得る。冷や汗三斗、自由席もこうなると逆に不自由席である。9:45マンダレー航空6T-362便に搭乗する。即離陸、水平飛行に移るとサンドイッチとコーヒーが出る。11:03ヤンゴン国際空港着陸。外はむっとするほど蒸し暑い。空港の事務職員はランニングシャツ姿であり究極のクールビズを実践。11:35バスに乗りヤンゴン市内観光へ。 市内を走るバスやタクシーは日本の中古車であるが、エンジンを交換し液化天然ガス(LNG)を燃料にして走っている。 豊富なLNG資源の成せる技とはいえ全車エコマーク?を着けるなど環境保護意識は高い。P1150674市内観光の最初は巨大な寝仏で有名なチャウッターヂー・バコダ、全長70m・高さ17mのレンガ造り漆喰塗りの寝仏が祀られている。割合新しい1907年建立の寺院であり、バゴーにある高名なシュエターリャウン寝仏を写したものかもしれぬ。寝仏はいわゆる涅槃像とは異なり、右肘を立てた掌で頭を支え横臥する姿勢、仏にしては艶めかしくミャンマー仏独特の形かもしれぬ。足裏に描かれている のは仏教の宇宙観図(108の煩悩?)とのこと、頭部側のガラスケースには建立前の試作品2体が並んでいる。また、堂内の壁面上部には寄進者の名前と金額が記され、「L・塚田安治 土浦北ライオンズクラブ会長 茨城県かすみがうら市 日本 10000円(27.10.2006)」など日本人の名前も見られる。昼食はイギリス植民地時代の建物というモンスーン(MONSOON)レストランでミャンマー料理を食べる。ヒョウタンの天麩羅(冬瓜そっくりの風味)、ヒョウタンとキクラゲ入りスープ、豚肉とタマネギの煮込み、焼きナス、魚(バタフィッシュ?)カレー、野菜炒め、ご飯とふりかけ、フルーツ(スイカ・パパイア・メロン)、コーヒー(或いは紅茶)が出る。ミャンマービールの缶を飲む。 日本人向けの味付けなのか、脂ぎとぎとでしつこい筈のミャンマー料理が意外と食べやすい。午後の観光の手始めはオーシャン・スーパーセンターなるショッピングモールにあるスーパーマーケット、裕福な市民を相手にする店であるが商品の価格は驚くほど安い。一番関心があるビールの値段は、タイ産と思われるSINGHA(缶・330ml)が76円、同じくタイ産のCHANG CLASSIC(同)が78円、国産のミャンマービール(同)が100円、タイガービール(同)が110円、DAGON LAGER(同)が74円、DAGON EXTRA STRONG(同)が80円、輸入品のBudweiser(同)が157円、ABC BEER(同)が165円である。日本の半分ぐらいの値段なのでミャンマーの物価水準を考えるとビールは高級品。同じ酒類でも、阿片に代る換金作物として日本人が作付けを指導している蕎麦から作られる焼酎は、一級・720ml瓶が350円、二級・720ml瓶が250円と安く、ウィスキーなら更に安い。果物コーナーで写真を撮っていると売り場主任が飛んできて撮影禁止を言い渡される。ドリアン1個700円、パイナップル1個75円、スイカ1個160円、P1150681_2パパイア1㎏ 37円、グレープフルーツ1㎏(3個)95円、アボガド1㎏105円、ナシは1㎏(5~6個)180~264円、リンゴは1㎏(同)240円~380円といったところ、果物はかなり安い。 柑橘類もザボン、チュエカウなど大型のものを始め色々あるが写真を撮り損ない詳細は不明に終わる。一級のそば焼酎1本と国産ビール3本を買うと支払いはたったの670円、安い!。観光の三箇所目は市内中心部に位置するスーレー・バコダ、高さ46mの仏塔内に仏陀の遺髪が納められていると伝わる。スーレーとはパーリ語で「聖髪」の意味。仏塔は修復中(化粧直し?)であり、竹の足場と筵で覆われている。仏塔を時計回りに巡るうち、一天俄かに掻き曇り雷鳴とともに豪雨に見舞われる。乾期から暑期にかかる今の時期には珍しい恵みの雨を人々は歓迎する様子。仏塔を取り巻く祠堂に祀られる黄金の仏像の光背は、パチンコ店のネオンサインの如く電飾で七色に光る。幾らなんでもやり過ぎでは・・。八曜日の仏像と動物を祀る祭壇の前では、その曜日生まれの人々が熱心にお参りしている。八曜日と云うのはミャンマーの伝統暦であり、西暦の水曜日が午前と午後に分かれている。モウさんの話では、ミャンマー人には姓しかなく生れた日の曜日が自動的に名前になるとのこと、そうであるならば同姓同名が非常に多くなるのでは?。因みに自分の生年月日を八曜日に当てはめると、「方角・呼名・支配星・象徴となる動物」は「西・木曜・木星・ネズミ」となる。P1150691 戌年の筈が子年とはどうも釈然としないが、とりあえず西側に祭られる仏像とネズミ像の祭壇に手を合わせる。四箇所目はシュエダゴォン・バコダ、ミャンマー仏教最大の聖地であり、紀元前585年建立という最古のバコダである。中央に聳える高さ99.4mの金箔張りの塔は碧空に燦然たる光を放つ。基底部の周囲433m、塔の頂部には1個76カラットのダイアモンドを始め、総数5,451個のダイアモンドと1,383個のルビー、更にはサファイア、ヒスイなどの宝石が嵌め込まれている。それら全てが善男善女の寄進というので二度吃驚、人々のとてつもない信仰心の篤さが窺える。例の如く時計回りに仏塔の周囲を巡る。仏塔の東西南北に建つ祈祷堂にはシュエダゴォン・バコダにゆかりのある過去4仏、即ち東に1番目の仏陀カクタンが、南に2番目の仏陀コーナゴォンが、西に3番目の仏陀カタパが、北に4番目の仏陀ゴータマ(釈迦)が祀られ、八曜日の守護像も各々の方位に安置されている。ミャンマー人に生れたならば一度は訪れたいと願う憧れの聖地らしく、参詣す る老若男女は陸続として引きも切らず、供物やお賽銭はうず高く積まれている。又、境内には大檀那が寄進した寺院や仏塔が数多く建ち1時間で全てを見て回るのは到底無理、マハ・ガンダの釣り鐘(1778年鋳造)、マハーボディー寺院、傘のレプリカなどの必見スポットのみ見学する。それでも素足で固いタイル床を歩き回ったせいP1150542か足首が痛み出す。17:00再びチャトリウムホテル・ヤンゴンにチェックイン、513号室に入る。早速シャワーを浴びたものの混合栓の調子が悪くお湯が出ない。いやはや、さすがはミャンマーの五ツ星、初日に宿泊した際はこんな事は無かったのだが・・。18:10ロビーに集合し夕食へ出発、会場はカンドーヂ湖畔に建つカラウェイパレス、伝説の鳥カラウェイを模した比翼造りの黄金レストランである。王族の衣装をまとった美男美女の出迎えを受け、一人1,200円というビュッフェ方式のアジア料理を食べる。舞台ではアプサラダンスそっくりの宮廷舞踏や少数民族の踊り、伝統的操り人形ショーなどが繰り広げられる。せっかくかぶりつきのテーブルに座ったというのに、料理を取りに行くのに忙しく、じっくり観賞できなかった事は残念。うどんを2杯食べ、鯛の蒸し煮、野菜の煮物、牛カレー、豚カレー、ナン、サフランライスをつまんでみたが味はいまいち。半月形の焼き菓子カウモウ(ココナツと黒蜜をクレープの真ん中に据えて焼き二つ折りにしたもの)は美味。20:00ホテルに戻る。シャワールームは相変わらず水しか出ないので、浴槽の方に湯を張りゆっくり浸かる。風呂上りにDAGON LAGER、ABC EXTRA STOUT、DAGON EXTRA STRONGと立て続けに3種類の缶ビールを試飲する。明日は早くも帰国日、SCをざっと詰め直してからベッドにもぐりこむ。(続く)

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