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原阿佐緒記念館

022011年4月21日(木) 原阿佐緒(1888-1969)は宮城県黒川郡宮床村生れの歌人、アララギ派に属し、九條武子(1887-1928)、柳原白蓮(1885-1967)と共に大正の三閨秀歌人として、その美貌と才能を謳われた女性である。石神山精神社にお参りした後、帰るには尚早いので、大和町宮床にある原阿佐緒記念館を訪ねてみる。10数年ぶり二度目の訪問である。前回は開館(平成二年)後間もない時期であり来館者で賑わっていたが、今回はブームが去ってしまったのか、或いは大震災の直後のせいなのか見学者は他に誰もいない。お陰で与謝野晶子等交流のあった人々の阿佐緒宛書簡をじっくり読むことができる。大正十年(1921)の東北大学教授石原純との恋愛問題のため歌壇から追放され、その後長い間不遇な立場に置かれていたが、昭和六十三年(1988)の生誕百年祭を機に見直しと名誉回復が進み、今では郷土が誇る女流歌人として尊敬を集めている。

「児の手とり かたくりの花 今日も摘む みちのくの山は 春日かなしき」

今日登った七ツ森の山中にもカタクリの群生地があちこちにあり、この辺りの景色は阿佐緒の時代そのままに余り変わっていないのであろう。小野勝美著「涙痕ー原阿佐緒の生涯」(至芸出版社)を一冊買い求めて記念館を後にする。

 

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