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コインブラ(COIMBRA)

2012年1月16日(月) 5:15起床。水質は気になるが背に腹は変えられず、電気ポットで水道水を沸かし紅茶を飲む。Dsc03801ポルトガル旅行は朝がゆっくり、国土面積が日本の4分の1なので都市間の移動距離が短かい。 髯を剃ってから冷蔵庫の中にあるサグレスのノンアルコールビール(2€)を試飲する。アルコール分が0.3%とあり微醗酵させているのかも、麦汁臭味はあるが爽快感が感じられる。日本の各社NABより美味しい。7時半から朝食、ベーコンと目玉焼き、ヨーグルトに干しブドウを食べエスプレッソコーヒーを飲む。9:00ホテルをチェックアウトしコインブラ市内観光に出る。コインブラは、リスボン、ポルトに次ぐポルトガル第三の都市、大学町で人口は15万人、大学関係者が多く住み、学生だけでも2万2千人に上る。コインブラDsc03803大学はヨーロッパでもフランスのパリ、イタリアのボローニャ、スペインのサラマンカと並ぶ古い大学で1290年の創設、最初はリスボンに置かれていたが、コインブ ラに移ったりリスボンに戻ったりしながら、1537年コインブラに落ち着いたとのこと。8学部を擁する総合大学である。モンテゴ川河畔のアストリアホテルの前で現地ガイドのクリスティーナさんをピックアップ、コインブラ大学(旧校舎)の見学へ。「無情の門」とも呼ばれる鉄柵の扉が付いたアーチをくぐり中庭に入る。中庭にはジョアン3世(1502-1557)の像が建ち、南側を除く三方をコの字型に古い建物が取り囲む。正Dsc03806面右角に見えるのは時計塔、18世紀に建造されたもので大学のシンボルになっている。まず、時計塔に向かって一番左端のジョアニア図書館(1724年創設)を見学する。料金は5ユーロでも内部の写真撮影 は禁止。三室に分かれた内部の壁は天井まで届く書架で隙間なく覆われ、16~18世紀の革表紙の本がびっしりと並ぶ。見える部分だけで3万冊、地下室収蔵分も合わせると蔵書は30万冊に及び、一番古い本は11世紀の聖書である。大学教授など研究者に限って貸し出しているとのこと、中世史を研究する者には宝の山であろう。天井はフレスコ画で覆われており、間仕切りや書架の上部などは王冠や紋章をDsc03830模る金泥細工の華麗な装飾が施されている。又、一番奥の部屋のジョアン3世の肖像画が架かる壁の下にピアノが置かれており、時々ミニコンサートの会場になるとのこと。防虫対策として館内にコウモリを飼っていたこともあったらしく、家具や調度品をコウモリの糞から護る カバーが展示されている。内部の撮影禁止は入口で絵葉書を売るための作戦らしく、大学人といえど商魂は逞しい。図書館を出て隣接する礼拝堂も見学。主祭壇は多段式(階段状)になっており、天井には国章等のフレスコ画が描かれる。カーペット・アズレージョと呼ばれる壁面全体を覆う装飾タイルが見事である。礼拝堂をDsc03832 出て建物奥にあるトイレを拝借した序に、地階にあるカフェ(学食?)を覗いて見る。女子学生が多く、さすがに皆賢そうである。旧大学の見学を終え坂道を下る。旧カテドラル(1162年建立)を眺めながら旧城壁入口に当たるアルメディーナ門に下り、門をくぐってメインストリートに出る。両側に店舗が建ち並ぶ通りを歩いてサンタ・クルス修道院前の小広場に至り、10:45の再集合まで自由時間になる。サンタ・クルス教会に入り祭壇とパイプオルガンを見学した後、アルメディーナ門に戻り、直ぐ上に何軒かある陶器を扱う土産物屋で雄鶏の置物を購入する。コインブラ近郊のコンディシャという町で作られるコニンブリガ焼きかと思うが定かでない。どの店も統一料金らしく、同じ型の焼き物は同じ値段が付けられ、値引きには頑として応じてくれぬ。10:45バスに戻り昼食会場のあるファティマへ向かう。

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