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オビドス(Obidos)

シントラを出発したバスは高速道路を淡々と走る。時々丘の上Dsc03292に風車を目にするが殆ど現役のものはなく、代り に風力発電機が林立して幅を利かせている。どちらも自然エネルギーではあるが風車のある風景は牧歌的であり、風力発電機が並ぶ景色は猛々しく無粋である。 12:30オビドスの町に到着。「谷間の真珠」と呼ばれるオビドスは城壁に囲まれた人口800人ほどの小さな町、その歴史はローマ時代に遡ると云う。1282年から1834年の間、代々の王妃の直轄地だった所である。バスを下りて町の入口の西門ポルタ・ダ・ヴィラをくぐる。イスラム時代に造られた門は、敵の進入を防ぐ為の鍵型構造を持ち、内側が18世紀の見事なアズレージョで覆われている。両側にDsc03296みやげ物屋やレストランが並ぶディレイタ通りをぶらぶら歩き、名物のジンジーニャ(GINJA:サクランボを漬け込んだリキュール)はチョコレートで出来ている盃に一杯が1ユーロ。食堂の店先に大きなニワトリ(雄鶏)の置物が置いてあったり、小型のものが土産物屋で売られているのを見かけるが、ニワトリはポルトガルでは幸せを呼ぶマスコット、日本で言えばフクロウに当たるもののようである(バルセロスの雄鶏伝説なるものがある)。石壁に見事にツタを這わせた家も多い。突き当たりまで歩くとポザーダ・ド・カステロの前に出る。ポザーダは古城や修道院などを改装した国営ホテルDsc03330のことであり、ド・カステロは国内のポザーダ第一号、15世紀の城をリニューアルしたものである。そこのレストランで昼食をとる。評判の高いレストランというので楽しみだったが、前菜が卵サラダ、メインディッシュがイカ料理、デザートが超甘い卵ケーキと卵攻め、味もいまいち。参りました。ポルトガル人はとにかく卵が大好物らしい。昔、修道院で衣服を貼り付ける糊として卵白の需要が高く、余る黄身を活用するために卵を使う料理やお菓子が発達したものらしい。食後の腹ごなしに、ポサーダ脇の階段から城壁に登りポルタ・ダ・ヴィラまで歩いて戻る。アドリア海に突き出したドブロヴニクの城壁歩きに較べると著しく情趣に欠けるが展望は悪くない。門を出たところの露店で乾しイチジクを2袋購入しバスに戻る。14:55アルコバサへ向け出発。

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