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世界遺産「シントラの王宮」

ロカ岬からシントラ(Sintra)までは約10㎞、バスの車内で小倉氏からポルトガル事情を伺う。所得はドイツの三Dsc03282分の一くらいで平均月収は勤務医で3,000ユーロ(30万円)、教師が1,500ユーロ、一般の人は1,200ユーロ程度。その割りに物価は高く、付加価値税を23%も取られる。但し食料品は6%でワインやレストランも13%に抑えられている。 ガソリンは1リットル1ユーロ50~60セント(150~160円)。車は全て輸入なので値段は非常に高く、ベンツの中古車が多いタクシーの走行距離は60~70万㎞にも上る。逆に一次産品は安く、米1キログラムが50セント(50円)。ブドウ、オリーブ、オレンジ、ナシなど果物も豊富に産し安い。ワイン栓に加工されるコルクの生産量は世界一、靴の生産量はイタリアに次いで欧州2位。。観光業 のGDPに占める比率は7%。治安は良く国民はのんびりしているなどなど。そDsc03248うこうしているうちに10:05シントラ市街のバスターミナルに到着、少し歩いて王宮の見学へ。シントラはリスボンから西へ28㎞、歴代のポルトガル王家が避暑地として利用した緑濃い町である。又、天正遣欧少年使節が訪れた縁で長崎県大村市と姉妹都市の関係にある。高さ33mの巨大な2本の煙突を持つ白亜の王宮はレプブリカ広場に面して建っており、広場を挟んだ対面の山上にはムーアの砦跡の城壁が望める。早速王宮内を一巡り、白鳥の間、カササギの間、肖像の間、紋章の間、イン ドの間、中国の間、礼拝堂、アラブの間、台所の順番で見学する。夏の離宮だけにこじんまりしているが、各部屋とも意匠が凝らされている。様々なポーズをとる27羽Dsc03260の白鳥が天井に描かれた白鳥の間。白鳥の間は、1584年、天正遣欧少年使節がもてなされた部屋と伝わる。天井一面にユーモラスなカササギの絵が描かれたカササギの間。船底のような天井を持つ肖像の間。ドーム天井一面に16世紀のポルトガル貴族の紋章が牡鹿とともに描かれた紋章の間。又、壁面を飾るアズレージョ(装飾タイル)は、質、量ともに国内随一といわれる。紋章の間の壁を飾る18世紀の狩猟の場面、14世紀のものと云われる礼拝堂の天井装飾と床のアズレージョ、アラブの間のアズレージョはポルトガルに現存する最も古いものらしい。まあ、豪華絢爛というほどの感じは受けないが、大航海時代の魁をなし、胡椒等の香辛料貿易で財を成した時代の片鱗を窺うことはできる。一時間ほどで王宮見学は終了、自由時間になったので、菓子店PIRIQUITAで名物のケイジャーダ(チーズタルト)を求め試食する。晴れて陽射しも出て暖かくなる。小倉さんとアンディさんは此処まで、二人と別れてバスに乗り、次の目的地オビドスへ向かう。

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