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世界遺産「バターリャの修道院」

ナザレからバターリャまでは約30㎞、バターリャはポルトガル語で「戦い」という意味。1385年、 バDsc03558ターリャ近郊のアルジュバロータでカスティーリャ軍との戦いがあり、ジョアン1世率いるポルトガル軍が奇跡的勝利を収めている。バターリャの修道院は正式名を「勝利の聖母マリア修道院」と云い、戦勝を祈願した聖母マリアに感謝を捧げるために、ジョアン1世の命により1388年に建設開始、1533年に主要部分が完成したもの。ポルトガルのゴシック・マヌエル様式を代表する建築のひとつとされる。10:40バターリャ修道院到着、前の広場には地元の英雄アルヴァレスの騎馬像が建つ。入場料は6ユーロ、聖堂、 創設者の礼拝堂、ジョアン1世の回廊、参事会堂、博物館、 未完の礼拝堂の順に見学する。聖堂の中央扉口上部は緻密な彫刻で埋め尽くされる。奥Dsc03519行き80m、高さ32m、ポルトガルでも一、二を争う規模の聖堂の内陣はステンドグラスで華やかに彩られる。建設当初は簡素なアルコバサの修道院を手本にしたと云われるが、ポルトガルの黄金期の建造物だけに装飾の手はずっと込んでいる。創設者の礼拝堂は15世紀に造られたジョアン1世の家族の墓所、中央にはジョアン1世と王妃フィリパ・デ・ランカスターの棺が置かれ、周囲にはエンリケ航海王子をは じめ4人の王子が眠る。16世紀に完成したジョア ン1世の回廊は、14世紀のゴシック様式の簡素な回廊にマヌエル様式の装飾を施したもの、レース細工のように繊細な狭間飾りが見事である。参事会堂には、第一次世界大戦とアフ リカの植民地争いで命を落とした無Dsc03525名戦士の墓が置かれている。衛兵2名が常時墓所を警護しており、偶々11時の交代式を見物する。また、一辺19mの参事会堂には柱が1本もなく、建設当初は天井が落ちるのではないかと騒がれたそうだが、設計者のアフォンソ・ドミンゲスは安全性を証明するために三日三晩この部屋に座り続けたとのこと、彼の小像が今尚部屋の隅から天井を見守り続けているのはユーモアか。博物館は嘗ての 食堂、武器や無名戦士に捧げられた品々が展示されている。未完の礼拝堂は扉口や柱に施されたマヌエル様式の装飾が美しいが、財政上の理由からか完成を待たずに建設が中止されたもの。見学を終えてから近くのレストランTorrieで昼食をとる。野菜スープにポークソテーにプリンのメニュー、SAGRESの生ビール(1.5€)を飲む。13:30バスに戻り、ファティマへ向かう。

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