« オビドス(Obidos) | トップページ | HOTEL MIRAMAR SUL(ミラマル・スル) »

世界遺産「アルコバサのサンタ・マリア修道院」

15:30アルコバサ着。バスターミナルで現地ガイドのマヌエラさんと合流し、サンタ・マリア修道院の左側から正面のDsc03344ある4月25日広場に回り込む。隣国カスティーリャとの和平が成立し、独立王国となったポルトガルの始祖アフォンソ1世が、キリスト教国としての地位を高めるため、アルコバサに修道院を建設し、当時のヨーロッパ諸国やローマ教皇に大きな影響力を持っていたシトー会に寄進することを宣言したのが始まり。1153年に建設が開始され、主要部分は1222年に完成、その後も歴代の王によって増改築が行われた。最盛期には約1,000人の修道士が暮らした修道院は敷地も建物も広大、バロック様式のファサードの両翼がとてつもなく長い。ヨーロッパに限らず世界遺産には教会や修道院が多いが、その見学はどうも苦手。キ リスト教徒でもなし、何をどう見たらよいのかが未だに分らない。それはさておき、聖堂の身廊・翼廊・王室パンテオン、王の広間、Dsc03354食堂、厨房、沈黙の回廊、参事会堂の順にひと通り見て回る。シトー会というのは禁欲的会派で華美な装飾を徹底的に排するらしく、聖堂も食堂も参事会堂も規模こそ大きいが簡素な造り、余りに簡潔すぎて悪く言えばガランドウの建物である。聖堂の身廊は幅23m、高さ20m、奥行き106m、南北の翼廊には悲恋物語で知られるペドロ1世とイネス・デ・カストロの石棺が向かい合うように安置されている。石棺はポルトガル・ゴシック芸術の最高傑作、美しいレリーフで全面覆われる。王の広間にはアフォンソ1世からジョゼ1世に至る歴代国王の塑像が飾られ、又、修道院創設の物語を描いたアズレージョで飾られる。他には、修道士のメタボをチェックするため食堂に設けられた狭い扉口、厨房の巨大煙突が覆う調理釜(7頭の牛を一度に丸焼きできたという)、同じく厨房の川の流れを引き込んだ水場、沈黙の回廊二階部分の柱やアーチの繊細な装飾(マヌエル様式)などが見所か。16:40見学を終えて今宵の宿があるナザレへ向かう。

|

« オビドス(Obidos) | トップページ | HOTEL MIRAMAR SUL(ミラマル・スル) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« オビドス(Obidos) | トップページ | HOTEL MIRAMAR SUL(ミラマル・スル) »