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拾光寺観音(じっこうじかんのん)

2012年2月5日(日) 足慣しのため茨城県の低山歩き、今日はかすみがうら市の雪入ふれあいの里公園駐車場に車を置き、雪Dsc04332入山塊を南から北へ縦走する(詳しくは姉妹編ブログ「自惚山人ノオト」の「488.雪入山(剣ヶ峰・浅間山・権現山)」を御覧ください)。中央青年の家へ向かって山道を歩き出して間もなく、「拾光寺観音」と書かれた案内板があり、右に小道が付いている。立ち寄ってみると、山中の小平地に石造十一面観音菩薩像がひっそりと佇んでいる。ほのぼのと心が和むお顔を持つ観音様である。側面の建立年や願主の文字は磨耗して読めなかったが、雪入ふれあいの里公園のホームページによると、寛保三年癸亥(1743)、願主石塚次郎左ェ門之建と刻まれているらしい。270年前のものである。志筑藩本堂氏の重臣でも奉納したものであろうか。拾光寺という寺があったという確かな記録はないようであるが、雪入山中には弘法大師伝説に彩られた閑居山中腹の磨崖仏「志筑の百体観音」等宗教痕が数多くあり、拾光寺も実在したと考えるほうが素直であろう。傍らに千代田町史会が平成16年7月15日に奉納した木札が立てかけてあり、そこには「拾光寺観世音菩薩御宝前奉祈子孫長久・家内安全・経済安定攸」と記され、川崎久寿、小池一司氏(先達)ほか参加メンバー十数名の名前が書かれている。因みに、千代田町史会とは旧千代田町(現かすみがうら市)の郷土史料の収集・保管に当たっていたグループである。

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