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世界遺産「ヴィリニュス歴史地区」

2012年4月5日(木) 6:05起床。外は薄明るくなり雪は止んでいる。7:15から朝食。スモークサーモンとライ麦パンの他にもベーコン、ハム、生野菜(トマトとパプリカ)、ヨーグルトを食べジュースとコーヒーを飲む。Dsc04568食後、外へ写真を撮りに行くと足元はカチンコチン、しばれる寒さ。9:00世界遺産・ヴィリニュス歴史地区の観光へ出発。ポルトガルもそうだったが小さな国は朝ゆっくりできるので楽。 今にも雪が落ちてきそうな空模様、毛糸の帽子に襟巻き、ダウンのオーバーコートで完全防寒、左右のポケットにホカロンも忍ばせる。バスは観光用大型コーチ、窓が大きく天井が高い。新しく快適である。最終日までこのバスを通し運転してくれるのは、頭を刈り上げたリトアニア人男性のネリスさん。現地ガイドは中年女性のダリアさん。旧市街へ向かう途中、ネリス川河畔に建つ杉原千畝のモニュメントに立ち寄る。杉原千畝(1900-1986)は早稲田大学在学中に外務省の留学生試験に合格してハルビン学院に学び、その後外交官となり、1940年駐リトアニア共和国領事代理の時代に亡命ユダヤ人約6,000名に対し一ヶ月に渡り査証を発給し続け、彼等の生命を救っている。碑は氏の生誕百年を記念し、2001年10月2日早稲田大学により建立されたもの、周りにサクラも100本寄贈・植樹されている。二箇所目は1668年建立の聖ペテロ&パウロ教会、バロックの街ヴィリニュスを代表する記念碑的建築である。教会内部は漆喰彫刻の氾濫、伊豆のDsc04609長八美術館など足元にも及ばない。イタリアから招かれた職人が30年余りの時間を 費やして身廊や礼拝堂に2,000以上の彫刻を施している。白一色の夥しい彫刻群に荘厳される教会は“バロックの凍れる音楽”と呼ばれると云う。門外漢にも一見の価値がある。添乗員のS氏はクリスチャンとのこと、聖書や教会史、西洋建築に造詣が深く、ヨーロッパの案内人に適任である。解説が少し詳し過ぎるにしても。三箇所目はゲディミナス城、かつての城塞の塔が建つ丘へリフトで登りヴィリニュス市街のパノラマを楽しむ。城といっても大部分は19世紀始めにロシアによって破壊されており、丘の上には展望台として利用Dsc04633されているゲディミナスの塔しかない。塔に登らずとも四囲の眺めは良く、 この頃から陽射しが出て気温も上昇する。再びリフトで考古学史料展示館の中庭に下り、旧市街の散策を開始。まずは大聖堂へ回り込む。大聖堂(アルキカテドゥラ)はヴィリニュスの中心に建ち、ヴィリニュスのシンボルともされる主教座教会である。13世紀にミンダウガス王によって建立されて以来、様々な歴史の変遷を経て今日に至る。現在のクラシック様式の建築は18世紀の大改築による。大聖堂の手前にある鐘楼は高さ53m、基礎の部分は13世紀の城壁の塔が使われている。中ではミサが厳粛にDsc04630 行われている最中で立ち入ることは躊躇われたが、せっかくなので最大の見所と云う、17世紀バロック様式の聖カジミエルの礼拝所のみ見学させてもらう。主祭壇に近く向かって右奥にあるが鉄格子の扉を介しての拝観、正面に置かれた聖カジミエルの聖画にはレースのカーテンがかけられており残念ながら拝めない。聖カジミエル礼拝所にはリトアニアの守護聖人となったカジミエラス王子(1458-1484)が安置されている。大聖堂を出てカテドゥロス広場からピリエス通りに進み、左折してアンバー・ミュージアム・ギャラリーに立ち寄る。琥珀の専門店であり本物とニセモノの見分け方を教授してくれる。次いで、聖ミカエル教会、聖アンナ教会を外から眺める。Dsc04653 それからバスで夜明けの門(曙の門)へ移動。夜明けの門を内外から見学する。夜明けの門は嘗て都城を囲む城壁に設けられた10(9つ説も)の城門のうちのひとつであり、唯一現存する。上部を飾るルネサンス様式の装飾は16世紀末につけられたもの、中央にはリトアニアの紋章である白い騎馬像が施されている。内側の上部は小さな礼拝所になっておりブラックマリアのイコンが安置されている。イコンは1363年にアルギルダス公がクリミア半島(ベラルーシ)に遠征した際持ち帰ったものといわれ、階段を上って見学したかったが信者に限られるとのこと。確かに祈りを妨げては申し訳ない。再びバスに乗り、新市街のレストランNERINGAに移動し昼食をとる。メニューはヒマワリの種をふりかけた野菜サラダ、リトアニア風ギョウザ、アイスクリームの3皿。ピアノの生演奏付きである。生ビールVOLFAS ENGELMANを飲む。

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