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西国六番札所 壺阪寺(真言宗)

2012年5月25日(金) 壺阪寺の正式名称は壺阪山南法華寺、大宝三年(703)元興寺の僧、弁基上人が壺阪山に庵を結んだのが始まりと伝えられる。上人はDsc09344所有する水晶の壺をこの上なく愛していたが、あるとき壺の中に観世音の御姿を感得し、その尊像を刻み、壺とともに坂の上の庵に納めた。以来人々は弁基上人を壺阪上人と呼ぶようになり、それを知った元正天皇は、養老元年(717)八角殿を建てて壺を納め、観音像を安置した。また礼堂、宝塔、鐘楼、経蔵なども建てて南法華寺の寺号を与えたと云う。その頃より眼の信仰が芽生え、眼病に悩む人を救う観音様として知られるようになり、平安時代の感霊録には、沙門長仁の悲願がかなって開眼した話など記録されているという。この観世音の霊験は現在、社会福祉事業として実践されており、境内に建つ我が国最初の養護盲老6image0001人ホーム・慈母園(1961年開設)や淡路島五色町の同・五色園(1973年開設)の運営、更にはインドにおけるハンセン病患者救済等の国際奉仕活動に生かされている。その縁によると思われるが、境内各所にはインドから寄贈された石材で建立された天竺渡来と称する大石堂(納骨堂)や大石像が安置されており、礼堂(重文)や三重塔(重文)など古来の歴史的建造物と不思議な調和を醸し出している。御詠歌は、「いわをたて みずをたたえて つぼさかの にわのいさごも じょうどなるらん」。礼堂と八角円堂に上がり、御本尊の千手千眼観音像にお参りする。納経所で御朱印をいただいた後、天竺渡来大石像(仏伝図レリーフ→大観音石像→大涅槃石像→大釈迦如来石像)を巡ると、今回の西国霊場巡拝は恙なく終了、ほっとして奈良市内へ引き返す。

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