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金峯山寺(きんぷせんじ)

2012年5月24日(木) 金峯山寺は金峯山修験本宗の総本山である。奈良時代(710-784)に役行者小角(えんのぎょうじゃおずぬ)により開山された修験道の中心Dsc09166寺院であり、平安から鎌倉時代にかけて隆盛を極め、白河上皇なども参詣したと伝えられる。金峯山とは吉野山から山上ヶ岳(大峯山)に至る一帯を指し、この山で修行した役行者が金剛蔵王権現像を山桜の木に彫刻し、山上ヶ岳(1719m)と吉野山にお堂を建てて祀ったのが始まりとされる。現在も多くの僧侶、修験者が日々厳しい修行を続けており、これまで「金峯山千日回峰行」を2名の修験者が成満しているとのこと、役行者の教えが脈々と今に受け継がれているようである。因みに、千日回峰行とは、山上ヶ岳の開山期間(5月3日~9月22日)中、9年間、一千日をかけて、吉野山蔵王堂から山上ヶ岳の蔵王堂(現大峯山寺)まで片道24㎞、標高差1300mの山道を往復するという荒行である。登山地図で標準コースタイムを調べると、往路が8Dsc09168時間40分、復路が7時間30分、往復16時間と、とても常人の為せる業ではない。本堂にあたる蔵王堂は室町時代の再建であるが、高さ約28mの巨大な建造物、木造古建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさで、国宝に指定されている。その蔵王堂では、現在(3月31日~6月7日)、国宝仁王門大修理勧進と銘打ち、日本最大の秘仏であり御本尊の金剛蔵王大権現三体(重要文化財)の特別開帳が行われている。拝観料を納めて蔵王堂に上がると、衝立で仕切られた内陣の小間に招じ入れられ、三体のご本尊の迫力ある巨躯をまじかに拝むことができる。その後堂内を一回りし、梨の木の太い柱など珍しいものを見学する。境内のベンチに座り一服してから吉水神社へ。

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