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涼ヶ岡八幡神社(相馬市)

2012年9月24日(月) 朝から雨、昨日、今日と仙台は天気がぱっとしない。親戚の法事も終わったことだし、山歩きに出かけたいのに、この天気では難しい。さりとてマンションの部屋に籠るのも、いよいよ始まった大規模修繕工事兼震災復旧工事の外Dsc00955壁タイルを剥がす音がうるさくてまた困難。思いついて相馬市の涼ヶ岡八幡神社にお参りに出る。同社で禰宜を務める大学同期の友人の知らせによると、本年7月9日に本殿等が国の重要文化財に指定されたとのこと、一度見学方々参詣したいと思っていた御社である。途中、同じ相馬市にある百尺観音に久しぶりに参詣する。昭和三十年代には相馬市最大の観光名所であったが、それも今は昔、他にお参りする人の姿もなくすっかり寂れている。時の流れはここでも容赦がない。12:00涼ヶ岡八幡神社着。朱塗りの大鳥居をくぐり、放生池にかかる神路橋を渡り、それに続く長い参道を進む。右折して随身門(国指定重文)をくぐると、なるほど歴史の重みをDsc00957十分に感じさせる神域が広がる。由緒には「始まりは吉野朝の御代(1330年代)、北畠顕家の武将結城宗廣(白河城主)が熊野堂城に拠った時、武運長久を祈りこの神社を建立したと伝わる。今の社殿は元禄八年(1695)、相馬中村藩二十一代藩主昌胤(まさたね)公が造営し一段と荘厳さを加えたものである」とあり、代々相馬中村藩の鎮守として篤い崇敬を受けてきたようである。祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと;応神天皇)、帯中彦命(たらしなかつひこのみこと;仲哀天皇)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと;神功皇后)の三柱、早速拝殿の前に進みお参りする。拝殿正面には後陽成院第十の宮、梶井常修院宮直筆の「八正宮」の扁額(国指定重文附)が掛かる。本殿・幣殿・拝殿(国指定重文)はいわDsc00973ゆる権現造りの形態を持つ重厚な造りであり、細かな文様彫刻が外の板壁にまで隙間なく施されている。総欅材を用いた壮美な宮殿は、完成当時「相馬日光」と称されたと云うが、なるほどと肯ける。そのあと境内を一回り。鬱蒼たる杉木立に囲まれる境内には、若宮八幡宮(国指定重文)、亀齢社(国指定重文)、住吉神社・粟島神社・貴布根神社(相殿;国指定重文附)、多賀神社・足尾神社(相殿;国指定重文附)、稲荷神社(国指定重文附)、體興霊神(たいこうれいしん)、富士神社など数多くの社が祀られ、この他にも樹齢八百年の御神木夫婦スギ(相馬市天然記念物)、縁結びの連理のカヤ、矢旗塚など見どころが多い。社務所が賑やかなので寄ってみると、ご本人はあいにく不在であったが、奥様に10年ぶりにお会いする。次回は連絡を取ってから来訪することを約し、八幡宮を後にする。

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